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ニットを長く使うための方法、どのくらい知っていますか?
出典: よくお手入れされた、ニットのセーターを着こなしている人を見ると、おしゃれだなあと感心する人は多いはず。でも同じようにお手入れするためには、どうしたらよいのかいまいちわからない…という人も結構いるのではないでしょうか?
出典: 特にお気に入りのニットは、きれいなままで長く愛用したいですよね。ここではニットの日頃必要なお手入れや正しい洗濯方法、衣替えの注意点をご紹介します。
ニットにつきものの毛玉。これの原因は主に摩擦です。服を着ているとき、洗濯の最中、カバンなどと擦れる時など、毛玉ができる機会は日常にあふれています。ですからどんなにお気に入りのニットでも連続して着ると繊維が摩耗してすぐに着られなくなってしまいます。
出典: そこで取り入れたいのがお気に入りのニットを何点か選んでローテーションを組むこと。それにあらかじめローテーションを組んでおけばコーディネートもしやすいですよね。
洋服ブラシは服についた汚れを払い、絡まりかけた繊維をほぐすことで毛並みをそろえ、毛玉を出来にくくします。着用後編地の地の目に沿って優しくブラッシングすることでほこりをとったり毛並みをそろえたりしましょう。ただしブラッシングの基本は「こすらずに払う」です。手首を回して払うようにブラシを動かしてください。まず繊維をほぐしてから、ほこりを払い飛ばすように使いましょう。
出典: 【使いやすい洋服ブラシの条件】
1.ブラシが馬毛(天然毛)でできている
2.手のサイズに合っている。持ちやすい。
2.植毛の密度が高い
出典: 着終わったニットは、硬く絞ったタオルで襟元や汗の付きやすい脇の部分をたたき拭きすると汚れが取れます。もちろんブラッシングしてほこりを払うことも大切です。次に体温や湿気をとるためにハンガーに吊るしておきましょう。しかし掛けっぱなしは厳禁です。伸びたり型崩れしたりしてしまいます。あとはたたんで収納しましょう。
シミが付いたら、すぐ取りましょう。変色やカビ、虫食いの原因になります。
出典: 【染み抜きの順序】
1.服についてしまった食べ物、花粉や泥などの固形物は、まず乾いたティッシュペーパーなどでつまみ取るようにふき取る
2.ウールは自分で染み抜きできるが、カシミヤアンゴラなどは染み抜きできないのでクリーニング店に相談する
3.シミを落とすときは衣類の内側にティッシュペーパーをあてる。(ついてすぐのシミほど色素が裏に移りやすいので注意すること)
4.染み抜きはつまみ洗い。もみ洗いは厳禁
5.染み抜きをしたら必ず丸洗いする。染み抜き用の洗剤を放置したり染み抜き部分をアイロンやドライヤーで乾かすとかえってシミの原因になったりするのでやめる
出典: 毛玉が目立ち始めてしまったら、繊維の絡まっている部分から毛玉を切り離しましょう。そのとき間違えて毛玉周辺の糸や生地を切らないようにすることが大切です。ハサミなら眉毛バサミや糸切ばさみのような小さなはさみがおすすめです。手でむやみに毛玉を引っ張ったりぜず、ガムテープなどを使って、やさしく毛玉を引っ張って、切る部分を見やすくしましょう。
DARUMA|シェットランドウール(カセ糸)
(税込)sold out
※価格等が異なる可能性がございます。最新の情報はアイテム詳細をご確認ください。
アイテム詳細を見る出典: 慎重に繊維と毛玉を切り離しましょう。なお、毛玉のとりすぎもいけません。ニットの生地が傷んでしまいます。
ハサミの代わりに毛玉取り機を使うときは、平たいところで利用するなど、取扱説明書をきちんと読んでから使いましょう。間違えると穴をあけたりしますので注意しましょう。
出典: 洗濯のスタートはニットの洗濯絵表示と素材をみて、自宅で洗えるかをチェックします。自宅で洗えなければクリーニングに出しましょう。あと自宅で洗えるお気に入りのおしゃれ着も最初の2回くらいはクリーニングに出たほうがいいです。ただしクリーニングに出すとニット(特にカシミヤ、アンゴラ)の風合いが損なわれる可能性があります。
ウールが洗える洗濯洗剤はたくさんありますが、「カシミアも洗える」「オーガニック成分」など、特徴もさまざま。その中からいくつかご紹介します。
出典: 「THE LAUNDRESS(ランドレス)」の「ウール&カシミアシャンプー」。なんと今まで自宅で洗えなかったウールやカシミアを簡単に洗濯できてしまいます。
ドイツのオーガニック洗剤「sonett(ソネット)ナチュラルウォッシュリキッド ウールシルク用(おしゃれ着用液体洗剤)」。有機オリーブ油を使っています。有機ラベンダーの香り。
SONETT ナチュラル ウォッシュリキッドウール・シルク用 1L
2,035円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
出典: 色落ちが気になる場合は中性洗剤を目立たないところにつけてみましょう。5分くらい経ったら白い布やタオルで軽く押さえ、もし色がついたら色落ちする恐れがあるので、単独で洗うかクリーニング店に相談するかしましょう。
洗濯用ネットに入れる場合はたたんだニットより少し小さい洗濯ネットに入れましょう。そうすると型崩れを防ぎ、繊維の傷み、縮み、毛羽立ちなども抑えられます。襟や袖など汚れが多い場所を表に出すようにたたむと汚れが落ちやすくなります。たたみ方の例を一つ上げると和服などに代表される袖たたみがあります。
ダイヤ (Daiya) 洗濯ネット サボるん おしゃれ着ネットスクエア 横約34㎝×縦約25㎝×厚1.5cm
644円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
押し洗いをするための準備です。たたみ方を覚えましょう。
出典:www.instagram.com(@zutto_store) ■手洗いの順序■
<準備する>
・洗面器や桶などに30℃以下の温水をいれ、中性洗剤を溶かす。
・よごれの気になる首回りや袖口は、あらかじめ汚れを落とすこと。絶対揉まずに叩き洗いする。
<洗う>
・洗剤水に洗濯物入れて、30秒ほどで洗剤が浸透するので、ゆっくり30~40回ほど優しく押し洗いする。
・洗剤水を捨てたらニットを軽く押し絞る。
<すすぐ>
・新しいぬるま湯でニットを沈めたら下から上に持ち上げて上下にゆすりながらすすぐ。
・すすいだら水を減らして、髪の毛用のトリートメントを入れる。(量の目安はセーター1枚につき2プッシュ)衣類用の柔軟剤でもよい。
・トリートメントを使った場合、洗い流さない。(繊維に「ぬめり感」が必要なため)
出典: <脱水>
・軽く手で絞ってから洗濯ネットに入れて洗濯機で脱水する。目安は洗濯機が回り始めてから30秒~1分くらい。(脱水しすぎるとシワができてしまい、とれなくなる。)
<干す>
・脱水が終わったら、形を整えてバスタオルやネットの上に平らに干すこと。陰干しが基本。
押し洗いの詳しい動画です。参考にしてくださいね。
こちらもニットの洗濯の動画です。こちらも参考にしてくださいね♡
以前からドライコース(弱水流洗い)は洗濯機に搭載されていました。でも最近は洗濯機で洗えるニットも増えてきていますし、洗剤が洗濯機に対応してきています。ですから、ニットの生地によっては洗濯機を利用することも考えてみましょう。
出典: 【洗濯の順序】
1.ニットを中表に裏返しにしてたたみます。その際汚れの気になる首回りや袖口は表に出るようにしてください。汚れが落ちやすくなります。
2.用意した洗濯ネットへ折りたたんだニットをいれ、さらにそれを洗濯槽に入れます。
3.30℃くらいのぬるま湯と中性洗剤を洗濯槽に入れます。
4.洗濯機のコースは、ドライ用・ウールおしゃれ着用などの弱流洗いを選び、脱水を一番短い時間に設定します。(詳細は洗濯機によって違いますので取扱説明書をご覧ください。)
5.スタートボタンを押して脱水が終わったらニット製品を洗濯ネットから出します。
洗濯後は素早く干しましょう。平たいところを使って形を整えてから干すと型崩れしたリ伸びたりしません。また直射日光に当たると焼けたり変色したりするので必ず陰干ししましょう。なお乾燥機を使う場合は注意がいります。コインランドリーなどで見かけるタンブラー乾燥は、型崩れや縮み、ボタンなどの付属物が壊れる、風合いが損なわれるといった傾向があるので、使用を避けましょう。
出典: 平干しができるセーター・ニット干しにも使える物干しアイテムが便利。長所は最も伸びや型崩れを防げることで、弱点は干している間、かなり大きくて場所をとってしまうことです。(使用しないときはたためるものもあります)
出典: 干しあがった後、アイロンを生地から2cmくらい離した状態でスチームを当ててから、温かいうちに余分な蒸気を抜いて、縦糸横糸を引っ張るように手アイロンして整えると、ふっくら仕上がります。また、ニットが伸びたり縮んだりした場合は、当て布をしてアイロンのスチームを浮かして形を戻してきましょう。なおアイロンで押さえつけると、アイロンの後が残ったりテカったりと風合いを損なうので注意して下さい。
冬物は気温の高い夏を越さなくてはなりません。繊維を好む虫や、湿気、汚れから衣類を守るためには次の5つの項目をクリアしましょう。
出典:www.instagram.com(@zutto_store) 1.汚れを取るために洗濯絵表示に従ってきちんと洗濯する。
2.虫が好むだけでなくカビの原因ともなる湿気を取り除くために虫干しをする。
3.クリーニングから帰ってきたら蒸れないように必ずビニールを外す。
4.頑固なしわや型崩れの原因になるので、衣装ケースに無理やり押し込まない。
5.防虫剤を衣類の上のほうに入れる。湿気対策として乾燥剤を合わせて使うと効果的。
出典: ニットのお手入れ、どのくらい実践されていましたか?案外知らないことも多かったのではないでしょうか。面倒に思う方もいるかもしれませんが、日々のお手入れはニットを長持ちさせる秘訣なのです。ニットとうまく付き合いながら冬のおしゃれを楽しんでくださいね♪
よくお手入れされた、ニットのセーターを着こなしている人を見ると、おしゃれだなあと感心する人は多いはず。でも同じようにお手入れするためには、どうしたらよいのかいまいちわからない…という人も結構いるのではないでしょうか?