職場や学校ではチームを組んで作業したりグループを作る機会が多いですよね。さらに、友達は多いほど良いという考え方も広く浸透しているのではないでしょうか。
誰かと一緒ってそんなにいいのかな。
誰かと一緒だと、楽しみが増えたり共有することができて嬉しいですね。でも、友達を持つべきだという意識に縛られて、実は息苦しさを感じている方もいるのではないでしょうか。
また、誰かと一緒に行動することや「つながる」ことは楽しい反面、煩わしさや面倒を生むことも確かです。あまりに簡単に「つながる」ことができる今だからこそ、「1人時間」を大切にしてみませんか?
実はメリットの大きい「1人時間」
1人でいることにどんなイメージを持ちますか?寂しい、恥ずかしい、孤独、仲間はずれ、などでしょうか。友達はたくさん作ろうと子どもの頃から教えられる私たちは、1人でいることに「メリット」を感じにくいですよね。
でも、1人が好きな人もそうでない人も、積極的に取りたいほど「1人時間」にはメリットがあるんです。
心と体を充電できる
どんなに家にこもるより外の方が好きであっても、外から入ってくる音や情報が多ければ多いほど心も体も疲れを感じるものです。
1人でいることにより得られる静けさや平穏さは、ストレスを減らし心と体をリセットしてくれます。さらには、充電をもさせる効果があります。
自分を信じる力が強くなる
誰かと一緒だと頼ったりお任せする部分が出てきます。1人であれば、自分の力で切り開いていくしかありません。そのため、自分の内面とよく向き合い、自分を信じる力が強くなります。
やりたいことがやれる
誰かと一緒だと楽しさがある反面、気を遣って譲る部分も出てきます。気兼ねなく100%自分の好きなことを全うするためには、1人の方が向いていると言えるでしょう。
多くのことがこなせるようになる
チームを組んでいると、ある部分は自分はノータッチでも事が進んでいきます。反対に、誰かがやるだろうと互いが思っていて、実は誰もやっていないというトラブルに発展することもあるかもしれません。
人手のいる作業なら話は別ですが、ものを作り上げたり考えるような仕事の場合、1人の方がより多くのひらめきが生まれると言われています。1人だと集中もしやすいですね。
他の人のありがたみがわかる
いつも誰かと一緒だとその楽しさや素晴らしさはなかなか分かり得ないものです。1人の時間を持つからこそ、誰かと一緒だと楽しいという想いをより感じることができるでしょう。
また、みんなで何か1つのことに向かって協力し合った時、そのパワーは驚くほど強いものになりますね。でもその強さを実感できるのは、1人で悩んだことがあるからこそ、ですよね。
おわりに
つながりやすい今、1人の時間を持つこと自体がなかなか難しく、もしかしたら勇気のいることなのかもしれません。でも、つながることに少しでも違和感を覚えているなら、1人時間を持ってゆっくり自分と向き合ってみてはいかがでしょうか。
電車の中や歩いている時でさえスマートフォンを手にしている人の姿、少し前まではそれほど多くありませんでしたが、今ではよく見る風景ですね。また、外出するとどこかしらで何かを知らせる音が聞こえてきます。