ドライフラワーの魅力
基本的なドライフラワーの作り方
基本は「吊るす」ハンギング法
どうせ乾かすならおしゃれに♪
並べて吊るすだけで素敵なディスプレイに。
吊るさずさらに簡単!ドライインウォーター法
水を少しだけ入れて、そのまま花瓶などに挿しておくと勝手にドライフラワーになるという超簡単な方法も!
吊るさないことで花が閉じずに丸い形を保ったまま作れます♪かすみ草のドライフラワー化に最適です。
※筆者撮影
応用的な作り方
シリカゲル(乾燥材)を使ったレシピ
使い終わったシリカゲルは、以下引用のような要領でもう一度乾燥させれば再使用できます。
シリカゲルが吸着した水分を迫い出してやれば、再び乾燥剤として使用できます。
ご家庭で行える再生方法としては、電子レンジ(700W程度)で1分30秒~2分程度の加熱を数回繰り返すか、フライパンなどを使ってガスの弱火で加熱する方法があります。
再生のコツとして、
(1)ゆっくり行う
(2)水分がしっかり蒸発するまで行う
(3)温度を上げすぎない
に注意してください。
早く作りたい場合は電子レンジで
ドライフラワー向きの花
ハンギング法に適したラベンダー
茎ごとドライフラワーにするなら2〜3分咲きのものを。吊るして乾燥させるシンプルな方法がベストです♪
仕上げに密閉袋に入れてお菓子などに封入されている乾燥材と一緒に乾燥させると完璧です◎
かすみ草やあじさいはドライイン法で
かすみ草はドライフラワー入門に最適な花なんです♪吊るしてももちろんできるんですが、ふんわり丸い形を維持したいならドライインウォーター法がおすすめ。水がなくなっても花瓶に挿し続けておくだけでOKです◎
染めカスミという色のついたかすみ草もドライフラワーに人気。市販もされていますが、自分で白いかすみ草を染料インクに挿して染めることもできるんです♪
※筆者撮影
小さな花がたくさんついている花に最適なドライインウォーター法。あじさいにもこの方法が最適です。花瓶に1~1.5cmなど少しだけ水を入れて室内の風通しの良い場所に放置でOKです♪
バラはシリカゲルで色鮮やかに
バラはドライフラワーとしても一番人気!乾いてくすんだ色味になっても美しく、インテリアの素敵なアクセントになります。
花びらの多い大輪のものは乾きにくく、満開のものは花びらが落ちやすいのでドライフラワーには不向き。咲き切る前にドライフラワーにしましょう。蕾やスプレーバラならキレイなドライフラワーになります♪
花びらの中のシリカゲルは小さな絵筆や化粧筆などで取り除きます。自然乾燥より鮮やかな色に♪
葉や実にはグリセリン法が最適
葉や実をドライフラワーにするならグリセリン溶液に浸す方法が最適です。薬局に売っているグリセリン1に対し、熱湯3の割合で合わせた溶液に浸します。ほこりが入らないようにラップなどで蓋をした状態で1週間ほど浸しておき、好みの色に変わったら取り出して液をよく拭き取ります。
グリセリン法には、浸透させる方法のほかに吸い上げさせる方法があり、吸い上げの場合は同様に作った溶液に挿し、1カ月程置いてグリセリン液が葉の表面に染み出して来たら完成です。茎に切り込みを入れるなどして、吸い上げやすくしてあげるのがコツ♪
ひまわりも意外にドライフラワー向き
ひまわりは形を残すのが難しいので、シリカゲルを使うのもいい方法ですが、自然乾燥でもできます。花びらの黄色も乾燥した時キレイに色が出るのでドライフラワーにいい素材です。大輪のものより小ぶりのものが向いています。
ドライフラワーに不向きの花
ドライフラワーに不向きなのは、花びらや水分の多い花。チューリップやカラーなどは水分が多くドライフラワーにするのは難易度が高いです。
ドライフラワー、様々なアレンジと飾り方
瓶に詰めても可愛らしくお部屋を飾れます。
プロのレッスンや本を参考にしても◎
どうしてもカントリーテイストになってしまいがちなドライフラワーですが、スタイリッシュにインテリアに取り入れるには一度プロの技術を学んでみるのもおススメです♪
レッスンに行くのが難しければ、本で学んでみるのもいいですね。ワンランク上の洗練されたアレンジフラワーが部屋の一角にあれば、インテリアも格段に素敵になりそうです♪
※筆者撮影
ドライハーブにも挑戦
ハーブでだって楽しめます。インテリアとして活躍するのはもちろん、お料理にもなる優れもの!
細かく砕いて保存しておけば、自分でつくったドライハーブをお料理にもたっぷり使えます。
作り方はお花と一緒!10日間ほど吊るして乾かし、ぱりぱりしたら完成です。
おわりに
独特の風合いが素敵なドライフラワーは、誰もが簡単に作ることができます。
素敵なお花を長い間楽しむことができる知恵を活用して、おしゃれなインテリアに役立ててくださいね。
アンティークのような風合いが素敵なドライフラワー。
フレッシュで生き生きとした生花とは違うドライフラワーの上品な雰囲気は、奥深い美しさを感じさせてくれる魅力を持ちます。