ドライフラワーに最適なのは「秋色あじさい」系
「秋色あじさい」は、咲いてから枯れるまでのあいだにさまざまな色合いに変化する、西洋あじさいの品種全般を指します。
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秋色あじさいの代表的な品種は
代表的な品種『カシワバアジサイ』『ピラミッド(水無月)』『アナベル』『西安』をご紹介しましょう。
アナベル|Hydrangea arborescens 'Annabelle'
出典:www.flickr.com(@Yoko Nekonomania)
春のうす緑から純白へと変化し、秋が近づくとペールグリーンに。
西安|Hydrangea Xi'an
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ボリューム感があり、ドライフラワーにすると豪奢な印象に。
3~4カ月かけて、ピンク(ブルー系もあります)からベージュ⇒ペールグリーン⇒ペールレッドへと
変化してゆきます。
変化してゆきます。
ピラミッド(水無月)|Hydrangea paniculata f. grandiflora
生育環境によって、ライムグリーンになった後、ピンクに変化することも。
秋に入り、茎の水分量が少なくなると、簡単にドライフラワーが出来上がります(後出)。
秋に入り、茎の水分量が少なくなると、簡単にドライフラワーが出来上がります(後出)。
カシワバアジサイ|Hydrangea quercifolia
出典:www.flickr.com(@Tatsuo Yamashita)
北アメリカ東部原産。花は後出の『ピラミッド』とよく似ていますが、葉の形状が柏と似ていることからこの名称に。白→ライムグリーン→ピンク→秋色に変化します。
初夏、ピンクに色づき、じょじょに秋色に…。
ドライフラワーを作成するタイミングは
★カットは、乾燥が続く日に
ドライフラワー作成に最適な時期は、高温が続く真夏か、花の盛りを過ぎつつある秋のはじめ頃。
アジサイの茎に水分が少なくなっているため、乾燥に手間と時間がかかりません。
お住いの地域によって気候は異なりますが、このタイミングを逃さないようにしましょう。
アジサイの茎に水分が少なくなっているため、乾燥に手間と時間がかかりません。
お住いの地域によって気候は異なりますが、このタイミングを逃さないようにしましょう。
出典:pixabay.com
方法は3種類
その1. 真夏の高温時にそのまま乾燥させる
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秋のはじめに、チリチリ乾いた感触をたしかめて吊るせば、短時間で乾燥できます。
秋に入り、花が枯れかける頃を見計らって室内に吊るし、大成功した例(^-^)
ご参考に。 ↓↓↓
ご参考に。 ↓↓↓
その2. 夏の終わりの枯れかけた花を使う(最もお手軽な方法)
コツは…。↓↓↓
梅雨も空けて、お天気の日が続く7月終わりから8月初旬にかけて、
私はいつも刈りとってドライフラワーにします。
といっても、余分な葉を取り、
ただ、水のはいっていないブリキバケツに投げ入れておいたり、
おおざるにふんわり広げて乾かしたり、車の中で一挙に乾燥させたり、
いろいろですが、手軽に失敗なく、いいドライフラワーにできます。
その3. 梅雨時など、いち早くドライにしたい場合は
『ドライ・イン・ウォーター法』
『ドライ・イン・ウォーター法』
※ご注意:水分が豊富な梅雨期のあじさいは、吊るすだけでは、がく片(花)が縮むなどして
きれいに仕上がりません。いち早くドライにしたい場合は、下記の方法をお試しください。
↓↓↓
きれいに仕上がりません。いち早くドライにしたい場合は、下記の方法をお試しください。
↓↓↓
昔ながらの方法で乾燥してみることに。やはりこの方法が一番かな♪♪♪
切る→ 取る→ 焼く→ つける→ 飾る の工程です。
茎の先に切れ目を入れます。半分か、太いものでは十字に。
そして、茎の中心にあるスポンジ状の白い部分にも切れ目を入れます。
茎の先を、ガスレンジなどで焦げ目がつくくらいに焼きます。
焼いた部分と内側に、みょうばん(薬局で売っています)をこすりつけます。
これを、少量の水(ドライ・イン・ウォーター法)で花瓶に入れて花を楽しみ、
このままドライになるの待ちます。
『ドライ・イン・ウォーター法』が画像つきで丁寧に説明されているサイトです。
アレンジは素朴な質感のものと相性◎
かごやブリキ缶、瓶などにさりげなく
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ユーカリやあじさい。ペールカラーの微妙な陰影が同じような色調の木箱とよく調和していますね。
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ガラスのボウルにふんわり置いて、控えめなゴージャス感を演出。
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シンプルなキャンドルが、一気にはなやいで。
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バスケットに入れただけで、幻想的な雰囲気に。
どっしり安定感のあるボトルに。わずか数片でも絵になる。
リースやスワッグに
シャビーな色合いは、主役にも、他の花を引き立てる脇役にも。
シンプルなリースの作り方
ドライにしたあじさいだけを使う素朴なリースです。
準備するものは、あじさい、リース、麻紐、細い針金、作業の際に下に敷く新聞紙、はさみ・・。
作り方はこちら。↓↓↓
準備するものは、あじさい、リース、麻紐、細い針金、作業の際に下に敷く新聞紙、はさみ・・。
作り方はこちら。↓↓↓
アクセサリーにも
チュールと組み合わせて、はなやぐ席に♪
レジンコーティングして
おしまいに
あじさいのドライフラワーは、別の呼び方では“枯れあじさい”。俳句の冬の季語ですし、「侘・寂」(わび・さび)に通じる渋みのまさった色合いと質感は、現代を生きる私たちの心も魅きつけられます。
タイミングがあえば、それほど難しくありません。庭に植えたり、鉢に育てて色彩の移ろいを楽しみ、頃あいを見てドライフワラーにトライされ、お部屋に飾ったり、素敵なリースやブーケをDIYされてはいかが?
タイミングがあえば、それほど難しくありません。庭に植えたり、鉢に育てて色彩の移ろいを楽しみ、頃あいを見てドライフワラーにトライされ、お部屋に飾ったり、素敵なリースやブーケをDIYされてはいかが?
出典:www.flickr.com(@Centophobia)
北アメリカ原産で、大きな手まりのようなフォルム。水分の含有量が少なく、ドライフラワーに最適な品種です。