読書と香りは、静かな想像の時間
読書と香りを合わせる3つのルール
1. 本の分類によって、アロマを決める
2. 正解はない。自分だけの時間を楽しむ
3. 本には直接香り付けをしない
週末に試したい♪読書とアロマのおすすめ
①スイーツから零れ落ちる、甘美な香り
パリ在住の人気料理人が贈る、見るだけで美味しいレシピ
バニラのようなベンゾイン精油
和名が「安息香」のベンゾインは、バニラのような香りがします。樹脂から採れるとは思えないほどの甘さです。そのためデザートの読書にぴったり。ベースノートといって遅く長く香る分類のため、最初に強くは香りません。あとからじわじわとと甘く昇ってきます。他にもレシピに出てくるオレンジやレモンなど柑橘系の精油とブレンドして、ディフューザーで拡散させるといつもとは違う甘みの強いシトラスを楽しむことができます。
②遠く離れた美しい景色の中へ
ヨーロッパの可愛らしい風景を味わう
■『暮らしてみたい世界のかわいい街』MdN編集部(エムディエヌコーポレーション)
ヨーロッパの可愛い街並みは、「ここに立って深呼吸をしたい」と思わせてくれるものばかりです。少し疲れている時や、穏やかな気持ちになりたい時、ちょっとした隙間時間にパラパラめくると、短時間でも活力が湧いてきます。日本にはない景色を楽しみながら、植物や人、生活を感じることができるでしょう。
ヨーロッパの街並みから感じる果実の香り
ヨーロッパを散歩していると、市場から香ってくるのは、マンダリン。甘さが強く、海風と太陽で元気に育った果実が、日本では感じにくいパワフルさをもたらします。観光に行った気分、異国にいる気分を一瞬で味わうことができるため、海外の風景を見るときは是非合わせてほしい種類です。スプレーにして、空間へひと吹きしてから、本を開いてみましょう。
③女性らしさを楽しむ世界へ
モザイクなしでは話せない、大人のガールズトーク
■『目もと隠して、オトナのはなし』LiLy (宝島社)
何でも共用するガールズトーク時代は幕を閉じ、目元にモザイクを入れないと話せないことも増えてきた。そんな世代へ贈る、ダーティなガールズトークのエッセイ集です。女性ならではの恋愛感、年齢、肩書に頭を抱えながらも、女性らしさを存分に味わえて、楽しむことができる本です。モヤモヤもひっくるめて「女って楽しい!」と思うことができます。
官能的な南国を香る
「花の中の花」という意味をもつイランイラン精油は、官能的で南国らしい甘さと湿度を感じます。女性らしさというとローズやジャスミンも合いますが、重くなりすぎないためにはイランイランが合うでしょう。ワクワクするような活力も増す精油です。ベッドルームで横になりながらページを開く時、ベッドサイドに小皿を置き数敵垂らすと良いでしょう。
④愛を感じる温かい時間へ
偉人が残した、愛の言葉たち
■『LOVE LETTERS 偉人たちのラブレター』ウルスラ・ドイル 著、 田内志文訳(青山出版社)
世界の偉人たちが愛する人へ向けて残したラブレター集です。有名な海外ドラマ「Sex and the City」の映画版にも出てきたことで有名です。ナポレオン、ベートーヴェン、モーツァルトが残した言葉たちは、愛であふれています。温かい気分になりたい午後、クッキーと共に楽しむといいでしょう。
愛から生まれたネロリとハーブ園を思わせる香り
カモミールやネロリ、ラベンダーがブレンドされたハーブガーデンを思わせるロールオンタイプのアロマ。手首や首元にくるくると塗ることで、ふわりとした香りを楽しむことができます。ネロリの始まりは、遠く離れた故郷を思い、寂しがっている妻の気持ちを元気づけようと、城の主人がビターオレンジの花を咲かせて蒸留を始めたことがきっかけです。城の周りにたくさん咲かせた花からは、とてつもなく良い香りが立ち上りました。古くから存在したハーブたちと共に、時代の愛を感じるのにぴったりです。
⑤自分と人生について考えるひと時
試しやすいシンプルな人生のヒントを得る
■『さあ、本当の自分に戻り幸せになろう 人生をシンプルに正しい軌道に戻す9つの習慣』マーク・チャーノフ 著、 ジェル・チャーノフ著 、 矢島 麻里子訳 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
ニューヨークタイムズのベストセラー作家が贈る、毎日少しずつ行う自分らしいライフスタイルを送るための本。フォーブス誌にも評価されています。自分と向き合いたい時、今日はゆっくりと労わりたいなという時におすすめです。毎日の思考や行動を変えていく様々なヒントが散りばめられており、丁寧な毎日を自分のために送っていこうと思う事ができます。
読書瞑想をアロマピロースプレーで
瞑想に向いているサンダルウッドと、古くから寺院で使われてきたフランキンセンスの精油が使われた枕用スプレー。使用エタノールも、有機栽培サトウキビを使ったオーガニックアルコールを使っています。枕だけでなく、シーツや空間へ使うことも可能。読書前に周辺にスプレーし、心を落ち着けて瞑想状態にしてからページをめくりましょう。
■『パリ在住の料理人が教える一生ものの定番スイーツレシピ』えもじょわ(KADOKAWA)
見ているだけで美しいスイーツたち。写真で癒され、初心者でもわかりやすく、作っても美味しいスイーツレシピ本です。著者のえもじょわさんは、フランス在住の料理人。ケーキ作りの動画投稿が有名で、現在YouTubeの登録者数は180万人を超えています。まさに魅せるプロとして活躍している美しいデザートたちを楽しんでみてください。