食べ過ぎにはご用心
うっかり太りを緩和する5つの“ちょこっと”ケア
私たちの体は、食べてすぐ太る訳ではありません。翌日に体重が増えていたり、顔が腫れぼったく感じるのは、塩分の摂り過ぎによる「むくみ」が原因であることがほとんどです。余分な糖質と脂質は、消化後肝臓にストックされています。そして、48時間が経過してもそれらが消化されなかったとき、「脂肪」として体に蓄積されてしまうのです。
つまり、スムーズな消化と燃焼をサポートする5つの“ちょこっと”ケアは、食事をしてから【48時間以内】に行うのが効果的。劇的に変化……とまでは難しいですが、少なからず体は応えてくれるはず♪本格的なダイエットは気が引ける、でも体のケアはしたい!そんな方におすすめです。
1.緑茶を飲む
カテキンが最も多い緑茶は?
カテキンの量は、新茶 <二番茶 <三番茶(番茶)の順で多くなります。カテキンは緑茶のいわゆる「苦味・渋味」の部分ですので、市販のペットボトルのお茶ですと、濃いめのものの方がカテキン量が多い傾向にあります。
茶葉の場合は、熱いお湯で淹れると良いでしょう。カテキンは高温でより溶け出す性質を持っているので、80℃~90℃以上のお湯が◎ ただしカテキンは増えれば増えるほど、苦渋味が増しますのでご注意を。
2.消化&燃焼を助けてくれるツボを押す
東洋医学から生まれた「ツボ=反射療法」には2000年以上の歴史があり、世界中で利用されています。皮膚が受けた刺激が脳へと渡り、脳がまた体へと信号を伝えることで不調な部分を改善してくれるのです。
刺激するツボによって、働きかける脳の場所も変わり、脳が信号を送る部位も変わってきますので「きちんとツボをとらえる」ことが最も重要です。とはいえ、一度覚えてしまえばとっても簡単♪とくに道具も要らないので、一番簡単な方法かもしれないですね。
中脘(ちゅうかん)/ 消化の促進、脂肪燃焼の促進、基礎代謝の向上
足三里(あしさんり)/ むくみ解消、胃腸の働きをサポート
湧泉(ゆうせん)/ 老廃物の排出促進、デトックス効果
3.胃を空っぽにしない
食べ過ぎてしまったからといえ、次の日に何も食べない……というのはNG。食事を抜くと代謝が下がってしまい、エネルギーの消費量も少なくなってしまいます。炭水化物や脂質を控えめにして、消化と燃焼を促してくれる食材を口にしましょう。
《キムチ麻婆豆腐》カプサイシンで燃焼UP
《キャベツとミニトマトのスープ》胃腸をいたわるヘルシーな燃焼系
《ハニージンジャーシロップ》体ポカポカ♪代謝UP
4.高温反復浴で燃焼促進
「高温反復浴」とは、名前の通り“熱いお湯に繰り返し入る”入浴法のことです。40~43℃の少し熱めのお湯に短時間で出たり入ったりします。
通常1時間ほどのジョギングで消費するカロリーを、1回の入浴で燃焼できると言われており、汗を効率良くかくことで、デットクス効果・むくみ解消も期待できます。
「高温反復浴」のやり方
①まず「かけ湯」。足からゆっくり、全身にかけます。
②お湯に入り、しっかり肩まで浸かります(5分程度)
③湯船から出て5分間程休憩。この間に髪や体を洗っておきましょう。
※このとき、温まった体が冷えないよう注意。シャワーや足湯をしながらが◎
④再び湯船に肩まで浸かります(3分程度)
⑤湯船から出て5分間程休憩。マッサージやストレッチの時間に使いましょう。
⑥最後にもう一度、肩まで湯に浸かります(3分程度)
二度目の入浴のときには交感神経が活発になり、汗が吹き出してきますよ。
入浴前から後まで、水分補給は忘れずに行ってください。湯船につかる際は体調に考慮し、リラックスできる程度に留めましょう。
5.有酸素運動ヨガ
ヨガは、ゆったりとした動きのイメージがありますが、酸素を必要とるす有酸素運動です。比較的軽い負荷を体にかけ、取り込んだ酸素によって脂肪を燃焼させ、筋肉を動かすエネルギーを得ます。
ゆったりストレッチ系ヨガ
たっぷり呼吸をしながら、消化&燃焼に効果的なポーズをとっていきます。ねじりやうつ伏せなど、お腹周りに心地良い刺激を与えると、胃腸の働きが活発になり消化しやすい状態になります。じんわり汗をかくくらいが理想です。
筋トレトレーニング系ヨガ
糖質をエネルギーとして消費するには、筋トレなどの無酸素運動も必要です。自信がある人は、トレーニング要素のあるヨガポーズを取り入れましょう◎体が熱を作り出し、代謝が上がることで燃焼しやすくなります。
緑茶に含まれる成分には、さまざまな効果があると知られています。まず「カリウム」には、塩分の摂り過ぎで増えてしまったナトリウム(むくみの原因)を排出してくれる働きがあります。それが「カフェイン」の利尿作用により、より体外へ出やすくなるのです。
そして、緑茶といえば「カテキン」が有名ですね。カテキンは脂肪燃焼をサポートする“褐色脂肪細胞”を活性化させるというデータがあり、カロリー消費量を向上させます。さらにコレステロールの吸収抑制も期待できる成分なのだそう。