おいしい作り置きおかずの基本
作り置きの際に気を付けてほしいことはこの2つです。
2週間で使い切る。
冷凍保存でも、1週間以内に使い切りたいものです。
長くても2週間以内には消費するようにしましょう。
電子レンジOKの容器に。
シリコンカップの保存容器が一番使いやすくておすすめ。
温めてそのままポンッ。
使いまわしもできますし、形やデザインもたくさんあるので、お弁当に詰めるのも楽しくなっちゃいます。
作り置きのコツ・ポイント~準備篇
調理前に、手を洗う・除菌する
まず、作り置きの準備からはじめましょう。手を洗う際、手首や親指の付け根、爪の間など細かいところまできれいにしておきましょう。また、市販のアルコール消毒スプレーを使って、流し台、調理器具、まな板などの調理道具や調理場はあらかじめアルコール除菌しておくとさらに安心です。
さらに、調理前や調理時にいくら気をつけていても、保存容器に細菌が付いていたら本末転倒。保存用の容器は乾燥させてから食器用のアルコールを吹きかけておきましょう。
作り置きのコツ・ポイント~調理篇
素材にしっかり火を通す・よく水を切る・よく冷ます
食材に中途半端に火を入れるだけでは雑菌が繁殖するきっかけになることも。食材はすべてしっかりと火を通して、そして水切りをショートカットしないことが大切。水気が多いまま保存してしまうと、時間が経つにつれて味がぼやけ、まずくなってしまいます。また、熱いままで保存容器に入れて蓋をしてしまうと、蒸気が容器内に溜まって水滴となり、おかずを傷める原因に。作ったおかずは保存容器に入れる前にバッドなどに広げてよく冷まし、余分な水分が飛ばすことで美味しく仕上がるんです。
作り置きのコツ・ポイント~仕上げ篇
お酢・スパイス・オイルで濃い味付けをする
香辛料は殺菌効果が高いので、作り置きおかずにひとふりすると安心だし、栄養価もアップします。また風味豊かなので、塩分が少なくても味が決まり、ヘルシーで美味しい作り置きに。また、同じく殺菌効果や栄養効果の高いお酢や、ピクルスの場合はオイルでしっかりカバーすることで、食材が空気に触れることなく新鮮さを保つことができます。
ラベルやラベル付きジッパーを使って冷凍保存!
できあがったおかずは、分かりやすいように「作った日付」「おかず名」などをラベルに書いて保存容器やジッパーに貼り付けておきしょう。こうすることで1週間以上経った保存食を間違えて自分や家族の誰かが食べるキケンを回避できます。
お弁当作り置きレシピ
朝の忙しい時間を助けてくれる、うれしいレシピがたくさんです。
副菜~野菜を使った作り置き
一品はほしい緑の副菜。
栄養満点のピーマンは、一工夫でもっとおいしくなります。
小松菜のおひたしに、さらにひと手間を。
じゃこがはいるだけで食べ応えのある一品になります。
和食の定番、きんぴらごぼう。
お弁当用はすこし濃い目の味付けが◎。
こちらも定番のひじきの煮つけ。
最終日は、卵でとじてもおいしいですよ。
オーブンでつくるオムレツ。
お弁当用に、ちいさく切って置くとラクチンですよ♪
ちょっとあまいサツマイモの蜂蜜レモン煮。
秋にピッタリのうれしいメニューです。
日にちが経つほど美味しくなる簡単マリネは作り置きにぴったり!シャキシャキ玉ねぎがアクセントになります。
主菜~お肉を使った作り置き
つまようじや、お気に入りのキャラクターのピックをさしてもかわいい鶏つくね。
甘辛いタレが食欲をそそります。
家族みんなが大好きなハンバーグも冷凍ストック。
食べ応えのある1品です。
お弁当に入っているとうれしい鶏のからあげ。
いくつでもたべられます。
ひそかにブームの鶏ハム。
塩と砂糖をもみ込んで、しっとりおいしく仕上がります。
子供が大好きなコロッケは、時間がある朝に揚げたてをお弁当につめてあげたいですね。
お弁当を開けた時の笑顔と、おいしい！が目に浮かぶとっておきのレシピです。
味噌味が、ジュワーッと甘くてご飯がすすみます！冷凍での保存もOKなのでたくさん作っておきたいですね。
副菜~ふりかけ＆ソース篇
昆布や鰹節のだしがらを捨てるのはもったいない！とは言え、だしを取るたびにふりかけ作りをしていては非効率。だしを取ったらその都度よく水気をきって冷凍保存しておき、数回分たまったらまとめてふりかけ作りに取りかかるのがおすすめです。
スモークサーモンの塩気をそのまま利用するので味付けいらず。海苔とすりごまの香ばしさと爽やかショウガ入りで体もあったまります。あっさりコクうまなふりかけがあれば、ご飯もモリモリすすみますね!
簡単に作れるミートソースは組み合わせ次第で、パスタ、オムライス、タコス、グラタン、ドリアへと大変身するお役立ちおかずのひとつですね。お弁当や時短料理の強い味方になってくれるから、作り置きしなきゃもったいない！
作り方はとっても簡単!パセリやオリーブオイルなどをミキサーにかけるだけ。瓶やジッパーに入れて冷凍しておけば、野菜が足りないな～という時などに大活躍しますよ。いつもの炒め物に加えれば、見た目も鮮やかで香りのよい一品に大変身。ご飯にかけてリゾット風に仕上げることもできます。
もっといろんなレシピやコツが知りたい！という方に
とっても便利な素敵サイト「つくおき」
一週間分の「作り置きレポート」から「料理の基本」までこまかくサポートしてくれるコンテンツが目白押し。
料理ってちょっと苦手、という人も楽しく作り置きを始めることができる心配りがサイトの中にぎゅっと詰まっています。
手元に置いておきたい1冊「つくおき 週末まとめて作り置きレシピ」
SEという忙しい職につきながら、ほぼ毎日の自炊とお弁当生活をこなす著者、nozomiさんの簡単&おいしいレシピで話題のレシピブログ「つくおき」が、ついに書籍化。特別な道具は全く使わず、ふたくちコンロ、大小のなべとフライパン、ときどきレンジとオーブンだけ。簡単にできるまとめ作りはもちろん、1品ずつのおかずレシピの参考にもなる、とっても有能な1冊です。
充実したお弁当って、うれしい。
おいしいお弁当つくりのキーワードは、"彩り"と"手間ひま"
ネットや雑誌で見るおいしそうなお弁当の共通点は"彩り"と"手間ひま"。
緑、赤、黄色。たくさんの色が詰まったお弁当は、こんなにおいしそう。
飾り切りや、ちょっとした工夫をする、そんな手間をかけた愛情弁当こそ、おいしいお弁当。
上手に利用して、毎日のランチタイムをもっともっとおいしくしましょう。
1週間分と決めて作り置きするのが一番ベストです。
休日に作っておいて、1週間を乗り切る。
メリハリをつけて、お弁当上手をめざしましょう。