たまにはお米の食べ方を変えてみませんか?
お米を買うときは、どのように選んでいますか?スーパーで同じ銘柄を気にせず買っている方も多いでしょう。しかし、いつも買っているそのお米、実はいつも同じではないのです。
お米は、時期によって味わいや品質も変化しています。また、買ってきたお米を保管するときにも、ちょっとした工夫をするだけで新鮮度は変わるのです。
そこで、ここからは以下の観点から、お米をおいしく味わうポイントを20個ご紹介します。
☑選び方
☑おいしい炊き方
☑保管する方法
☑おいしく味わい尽くす方法
☑玄米をおいしく食べる方法
どれもすぐにできることばかりですので、ぜひご家庭で取り入れてお米をおいしく味わってくださいね。
お米は、時期によって味わいや品質も変化しています。また、買ってきたお米を保管するときにも、ちょっとした工夫をするだけで新鮮度は変わるのです。
そこで、ここからは以下の観点から、お米をおいしく味わうポイントを20個ご紹介します。
☑選び方
☑おいしい炊き方
☑保管する方法
☑おいしく味わい尽くす方法
☑玄米をおいしく食べる方法
どれもすぐにできることばかりですので、ぜひご家庭で取り入れてお米をおいしく味わってくださいね。
1.お米の選び方〈4つ〉
1-1.精米日を見て新しいものにする
まずは選び方から。
お米を購入するときに「精米日」の印字を確認していますか?
お米は、季節や天気に品質を左右されるデリケートな食材です。精米から時間がたてばたつほど、お米は弱って劣化していきます。
そのため、未開封だからと精米日が古いものを選んで買ってしまうのは損。なるべく日付が新しいものを選びましょう。
お米を購入するときに「精米日」の印字を確認していますか?
お米は、季節や天気に品質を左右されるデリケートな食材です。精米から時間がたてばたつほど、お米は弱って劣化していきます。
そのため、未開封だからと精米日が古いものを選んで買ってしまうのは損。なるべく日付が新しいものを選びましょう。
1-2.価格を気にするなら、個別品種よりブレンド米
毎日のことなので、家計にも負担をかけないものを選びたい。そんな方は、「個別品種」ではなく「ブレンド米」を買ってみるのはいかがでしょうか?
ブレンド米は、プロが厳選した複数の銘柄がバランスよくミックスされているお米です。単一の品種では味わえない風味と、価格の安さが売り。
コスパよくおいしいお米を食べたいなら、ブレンド米もアリですね。
ブレンド米は、プロが厳選した複数の銘柄がバランスよくミックスされているお米です。単一の品種では味わえない風味と、価格の安さが売り。
コスパよくおいしいお米を食べたいなら、ブレンド米もアリですね。
1-3.等級の表記を確認する
お米には「等級」があります。水分量や見た目の美しさ、異物がないかなどの検査項目があり、既定値をクリアしたかどうかで等級が振り分けられるしくみです。
そのため、「2等」より「1等」と表記されたお米のほうが高品質だと言えます。ぜひ等級もチェックしてみてくださいね。
そのため、「2等」より「1等」と表記されたお米のほうが高品質だと言えます。ぜひ等級もチェックしてみてくださいね。
1-4.地元の人が作ったお米を買ってみる
また、お米は時間とともに劣化していくため、地元のお米を食べるのがもっとも新鮮でおいしいのです。
いつもは違う地域のお米を食べている方も、たまには地産地消を意識してみませんか?
生産者の顔が見えるお米は、やっぱりおいしく感じるものです。個人経営のお米屋さんに聞いてみると、きっとすぐに教えてくれますよ。
いつもは違う地域のお米を食べている方も、たまには地産地消を意識してみませんか?
生産者の顔が見えるお米は、やっぱりおいしく感じるものです。個人経営のお米屋さんに聞いてみると、きっとすぐに教えてくれますよ。
2.お米のおいしい炊き方〈6つ〉
2-1.洗うとき、最初の水はきれいなものに。そして、洗いすぎないこと
次に炊き方のポイントです。
まずは、お米の洗い方について。
昔はお米はよく洗うのが基本でした。しかし、今はお米の生産技術や精米の品質も上がったため、やさしく研ぐだけで終わります。ただし、洗うときの水には、少しだけこだわってもよいかも。
乾燥したお米は、最初につけた水の多くを吸い取ってしまいます。そのため、煮沸した水道水や、軟水のミネラルウォーターなど、きれいな水にするとよりおいしく炊きあがりますよ。
まずは、お米の洗い方について。
昔はお米はよく洗うのが基本でした。しかし、今はお米の生産技術や精米の品質も上がったため、やさしく研ぐだけで終わります。ただし、洗うときの水には、少しだけこだわってもよいかも。
乾燥したお米は、最初につけた水の多くを吸い取ってしまいます。そのため、煮沸した水道水や、軟水のミネラルウォーターなど、きれいな水にするとよりおいしく炊きあがりますよ。
2-2.「冷たい水」、もしくは「氷」を入れて炊く
お米はじっくりと時間をかけて温度を上げ、80度に到達させることで糖度が増します。
そのため、季節や時間帯によっては、温度が上がるまでの時間が短くなり、本来の甘みが出ないご飯になってしまうことも。
そこで、炊くときに、冷水もしくは氷を2、3個炊飯器に入れると、温度上昇の時間を調整できます。
そのため、季節や時間帯によっては、温度が上がるまでの時間が短くなり、本来の甘みが出ないご飯になってしまうことも。
そこで、炊くときに、冷水もしくは氷を2、3個炊飯器に入れると、温度上昇の時間を調整できます。
2-3.「日本酒」を入れて炊く
また、日本酒を使うのもアリ。お米の量に応じて、日本酒を小さじ1〜3杯程度を加えると、お米がふっくらして甘みが増します。
アルコールでお米の古いにおいも取ってくれるので、古くなったお米には特におすすめです。
アルコールでお米の古いにおいも取ってくれるので、古くなったお米には特におすすめです。
2-4.「竹炭」、もしくは「竹炭水」を入れて炊く
竹炭には、水道水に含まれる塩素などを分解してくれる効果があります。そのため、水道水でお米を炊くなら、竹炭や竹炭水(※)を使って炊く方法もよいでしょう。
また、竹炭がお米に残った不純物を分解し、代わりに竹炭が持つミネラル成分をお米にわけてくれるため一石二鳥です。
また、竹炭がお米に残った不純物を分解し、代わりに竹炭が持つミネラル成分をお米にわけてくれるため一石二鳥です。
※竹炭水は、水道水に竹炭を入れておくだけでかんたんに作れます。
2-5.古米を炊くときは、水を多めに
「古米」とは、一般的に収穫から1年以上が経過したものを言います。
お米は時間がたって古くなるほど水分量が減り乾燥していくため、炊くときには失った量の水分を補給しなくてはなりません。そのため、古米を炊くときは炊飯器の目盛りよりも気持ち多めに水を入れて炊いてみるのもよいでしょう。
ただし、炊飯器側で水の量を自動調節する機能があったり、スチーム機能があったりする場合は、炊飯器を使って水分量を調整します。
お米は時間がたって古くなるほど水分量が減り乾燥していくため、炊くときには失った量の水分を補給しなくてはなりません。そのため、古米を炊くときは炊飯器の目盛りよりも気持ち多めに水を入れて炊いてみるのもよいでしょう。
ただし、炊飯器側で水の量を自動調節する機能があったり、スチーム機能があったりする場合は、炊飯器を使って水分量を調整します。
2-6.新米を炊くときは、水少なめがいいというわけではない
反対に、新米は水を少なめにするのかと言うと、そうではありません。同じ新米でも、お米の銘柄や保管方法によって、お米が持つ水分量は変化します。
いつもと同じ炊き方だとやわらかいな感じるなら、少しだけ水を減らしてみるなど調整して、新米に合う水の量を見つけてみてくださいね。
いつもと同じ炊き方だとやわらかいな感じるなら、少しだけ水を減らしてみるなど調整して、新米に合う水の量を見つけてみてくださいね。
3.お米をやさしく保管する方法〈4つ〉
3-1.冷蔵庫の野菜室で保管する
ここからは、お米の保管方法です。
お米は乾燥しているため、生鮮品のように扱わなくても大丈夫と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、お米はれっきとした「生もの」です。空気に触れると酸化して、お肉や野菜と同様に味が悪くなってしまいます。
そのため、お米は温度の低い冷蔵庫の野菜室でしまうと、におい移りも少なく、鮮度を保てるのでおすすめです。
お米は乾燥しているため、生鮮品のように扱わなくても大丈夫と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、お米はれっきとした「生もの」です。空気に触れると酸化して、お肉や野菜と同様に味が悪くなってしまいます。
そのため、お米は温度の低い冷蔵庫の野菜室でしまうと、におい移りも少なく、鮮度を保てるのでおすすめです。
3-2.ペットボトルに入れて保管する
お米は、なるべく空気に触れる面積を減らして保管することが大切。「ペットボトル」なら、キャップを開け閉めするときしか空気に触れません。また、持ち運びも便利で冷蔵庫に立てて保管できるのも嬉しいポイント。
ペットボトルに一合ずつの目盛りを書いておけば、カップで測る必要もなく、時短にもなります。
ペットボトルに一合ずつの目盛りを書いておけば、カップで測る必要もなく、時短にもなります。
3-3.空気を漏らさず密閉できる袋に入れて保管する
同じく酸化を防ぐ方法として、密閉できる袋に入れて保管する方法もおすすめです。食品保存袋や、お米専用の袋も販売されていますので、保管場所に合わせた形状のものを取り入れてみるのもよいですね。
袋なら場所を取らず重ね置きできたりと、収納にも困りません。
袋なら場所を取らず重ね置きできたりと、収納にも困りません。
3-4.冷蔵庫に入るサイズの米びつを利用する
「米びつ」といえば、キッチンの棚下などに置いて保管するイメージがあるかもしれませんが、冷蔵庫用の商品もあります。
冷蔵庫用には、コンパクトで1合ごとに分けられている設計になっているものも。また、密閉度が高く保てるように設計されているものもありますよ◎
大きな米びつではなく、小さめな米びつでお米の鮮度を保ってあげるのも、お米に優しい保管の仕方です。
冷蔵庫用には、コンパクトで1合ごとに分けられている設計になっているものも。また、密閉度が高く保てるように設計されているものもありますよ◎
大きな米びつではなく、小さめな米びつでお米の鮮度を保ってあげるのも、お米に優しい保管の仕方です。
4.「お米のおいしさ」を味わい尽くす方法〈3つ〉
おいしいお米が炊けたら、いよいよ食べるとき。さらにおいしくお米を味わう方法があります。
4-1.複数の品種を自分でブレンドしてみる
家で時間と手間をかけてお米を炊くのですから、より自分好みの味を追求してみてはいかがでしょうか?
複数の品種を自分でミックスさせて、オリジナルのブレンド米にするのも楽しいですよ。
複数の品種を自分でミックスさせて、オリジナルのブレンド米にするのも楽しいですよ。
4-2.新米はおにぎりで
新米が出る時期は心がワクワクします。できたてのお米はやっぱりおいしい。
そこで、お米本来の甘みを感じるには「シンプルなおにぎり」にするのが、お米農家もおすすめの食べ方です。具を変えると、まったく別の顔になってそれも楽しいですよ。
ミョウガなど、季節の食材をあわせておにぎりにすると、より新米の旨みを感じられそうです。
そこで、お米本来の甘みを感じるには「シンプルなおにぎり」にするのが、お米農家もおすすめの食べ方です。具を変えると、まったく別の顔になってそれも楽しいですよ。
ミョウガなど、季節の食材をあわせておにぎりにすると、より新米の旨みを感じられそうです。
4-3.古米はチャーハンにするのもアリ
水分が減ってしまった「古米」は、パラパラ炒飯を作るのにぴったりです。新米だと水分を吸いすぎて、べちゃべちゃになるチャーハンも、古米ならちょうどいいパラパラ加減に仕上がります。
また、味をつけて炒めることで、古米に付いた臭みも薄れておいしくいただけますよ。
また、味をつけて炒めることで、古米に付いた臭みも薄れておいしくいただけますよ。
5.「玄米」をおいしく食べる方法〈3つ〉
5-1.玄米から、食べる分だけ精米して食べる
最後に、精米されたものではなく、玄米を購入して食べている方に向けておすすめのポイントを紹介します。
お米農家としても、好きなときに精米して新鮮なお米を味わえるのがちょっと嬉しいところです。
お米は精米すると、酸化が早く進んでどんどん劣化していきます。そのため、精米から保管までの期間をなるべく短くしたほうがよいでしょう。
大量に精米するのではなく、短い期間で食べきることを目標にこまめに精米するのがおすすめです。
お米農家としても、好きなときに精米して新鮮なお米を味わえるのがちょっと嬉しいところです。
お米は精米すると、酸化が早く進んでどんどん劣化していきます。そのため、精米から保管までの期間をなるべく短くしたほうがよいでしょう。
大量に精米するのではなく、短い期間で食べきることを目標にこまめに精米するのがおすすめです。
5-2.玄米の良さも活かすなら分ぶづき米にしてみる
せっかくの玄米を全部白米にして食べるのは、少しだけもったいないかも。「玄米」を食べると、白米には含まれていないミネラル成分や美容成分も摂取できます。
健康を意識するなら、分ぶづきのお米にして玄米の要素を残したお米にしてみるのもよいでしょう。
健康を意識するなら、分ぶづきのお米にして玄米の要素を残したお米にしてみるのもよいでしょう。
・3分づき:ほぼ玄米に近い状態
・5分づき:玄米と白米の間
・7分づき:玄米の成分が少しだけ残った白米
・5分づき:玄米と白米の間
・7分づき:玄米の成分が少しだけ残った白米
5-3.「家庭用精米機」があると運ぶ手間がなくなる
▼『家庭用精米機』のメリットや、おすすめ商品を紹介しています。あわせて参考にしてみてください。
まとめ
お米は地域や時期で変わるもの。好みの味わい方・品種を探してみよう
お米の好みや味わい方は、人それぞれ。日々のちょっとした工夫で何倍もおいしくいただけます。
ぜひ、いつものお米も時期や炊き方を変えて、新しい発見をしてみてくださいね。お気に入りの品種を見つけて、とっておきの味わい方を研究してみるのも楽しいものですよ。
ぜひ、いつものお米も時期や炊き方を変えて、新しい発見をしてみてくださいね。お気に入りの品種を見つけて、とっておきの味わい方を研究してみるのも楽しいものですよ。
画像のご協力ありがとうございました
精米するのが面倒なときは、家庭用の少量ずつできる精米機も便利です。
重たいお米を運ぶ必要もなく、精米後のお米を保管する期間も短くできます。
また、自分好みの状態で精米できるのも嬉しいですね。