「抗酸化物質」を知ってスローエイジング
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老化防止やスローエイジングという言葉と一緒に見ることが多い抗酸化物質。なんとなくは知っているけど、よくは分からないという人も多いはず。抗酸化物質は細胞レベルでの老化に関わり、暮らしにうまく取り入れることで、スローエイジングも期待できます。抗酸化物質を摂るとどうなるのか、抗酸化物質をどう摂ったらいいのかについて解説します。
「抗酸化物質」とは何か?
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抗酸化物質のことを知るにはまず、活性酸素について知る必要があります。活性酸素とは呼吸で外から取り入れた酸素が、体内でさまざまな刺激を受けて反応性が高くなった状態。免疫機能をもち、感染予防に役立ちます。
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ただ活性酸素が多くなり過ぎると細胞を傷つけ老化を進め、肌のクスミやシミの原因になります。この活性酸素の産生を抑えたり、受けたダメージを修復・再生したりするのが抗酸化物質です。体内でも合成されますが、食べ物から摂ることもできます。
詳しくはコチラをご覧ください。
「抗酸化物質」で日常のダメージに強くなる
活性酸素を増やす原因は紫外線、大気汚染、たばこ、酸化された食べ物を摂ることなど。また、過度な運動やストレスも活性酸素を増やします。現代に生きる私たちは常に活性酸素のリスクにさらされているということです。活性酸素を減らすことも必要ですが、抗酸化物質を摂ってダメージに強くなることも大切。毎日の食卓に抗酸化物質を取り入れ、ダメージから体を守り元気に過ごす習慣をつけましょう。
「抗酸化物質」を多く含む食品とレシピ
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抗酸化物質は大きくわけて3つあります。1つ目はポリフェノール。ブルーベリーや黒豆に含まれるアントシアニンや、大豆に含まれるイソフラボン、お茶に含まれるタンニンなどです。
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2つ目はカロテンです。緑黄色野菜や果物に含まれるβ-カロテンやリコピンなど。
3つ目はビタミンA、ビタミンC、ビタミンE。抗酸化ビタミンとも呼ばれ、抗酸化作用が期待できます。
「抗酸化物質」を効率的に摂る方法
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抗酸化物質を摂ろうとしても食材の選び方や調理法によっては、思うような結果が得られないなど残念なことになりかねません。そこで効率的に抗酸化物質を摂るためのポイントを2つお伝えします。
1.鮮度のいいものを選ぶ
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食材の鮮度が落ちると抗酸化力も落ちてしまいます。食材を選ぶときはなるべく鮮度のいいものを選ぶ、鮮度のいいうちに調理をすることが大切です。
2.加熱する
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特に野菜は生で食べた方が、栄養価が高いように感じるかもしれません。しかし抗酸化力に注目した場合加熱した方が、効果がアップするといわれています。野菜は加熱するとカサが減り、たっぷりいただくことができるので一石二鳥ですね。
おすすめ抗酸化スープレシピ
新鮮な食材をお鍋に入れてコトコト煮れば抗酸化スープのできあがり! 具だくさんの汁物を食卓に添えるだけで、抗酸化物質をしっかり摂ることができます。おすすめのスープレシピを紹介するので試してみてくださいね。
小松菜と油揚げのおみそ汁
たけのこと絹さやの味噌汁
けの汁
ブロッコリーのみそ汁
雑穀入りミネストローネ
丸ごと新玉ねぎとブロッコリーの和風ポトフ
たっぷり野菜の和風ミネストローネ
春キャベツとチーズのスープ
エビの生姜かきたま汁
大豆とキムチのチゲスープ
レタスの鶏ガラ卵スープ
スープカレー風
「抗酸化物質」を知ると楽しみが広がる
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抗酸化物質をよく知ることで、元気でキレイに過ごすことができます。加齢や老化は誰にでも起きることですが、そのスピードは人それぞれです。抗酸化スープを献立に取り入れて、日々の暮らしを楽しんでくださいね。