材料さえあれば和菓子は簡単!
和菓子は、あまり常備していない材料を使うため、作るとなると敷居が高いと感じてしまうかもしれません。でも実は、材料はスーパーなどで手に入りやすいものばかりなんです。それに材料さえ手に入れてしまえば、あとはレンジやタッパーなど身近なものがあればOK!職人さんのようにいろいろな道具を用意しなくても、手でまるめて作れるものが多いんですよ。
この記事では、はじめての方にも作りやすい和菓子を季節ごとに分けてご紹介します。食べてみたいと思うお菓子があったらぜひ気軽にトライしてみてくださいね。
この記事では、はじめての方にも作りやすい和菓子を季節ごとに分けてご紹介します。食べてみたいと思うお菓子があったらぜひ気軽にトライしてみてくださいね。
はじめて家で和菓子を作るときの3つのポイント
1.作り方をひととおり頭に入れてからはじめよう
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作業をスムーズにするために、まずはいったん最後まで作り方を確認し、でき上がりまでの工程をかんたんに頭に入れておきましょう。次に何をするかが分かっていれば、例えば、生地で包むためのあんこをあらかじめ分けて丸めておいたり、ゆでるためのお湯を沸かしておいたりといった準備ができ、落ち着いて和菓子作りに集中できますね。
2.着色は、ごく少量で様子をみながら
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四季折々の彩りを楽しむ和菓子では、お菓子に色をつけることがよくあります。一般的に使われるのは食用色素や抹茶ですが、思ったよりも色が濃く出てしまうケースが多いため、ほんの少しずつ入れていくようにしましょう。
3.自分の手で作っていることを楽しんで
プロが作ったお菓子は見た目も美しく、買えば簡単に手に入ります。でも、あえて自分の手で作るのは、作る過程にも楽しさがあるからではないでしょうか。和菓子は洋菓子と比べると、分量が多少前後しても大きな失敗はしないのが良いところ。でき上がりの姿を思い浮かべながら、ぜひおおらかな気持ちでのびのびと作ってみてくださいね。
おうちでつくれる四季の和菓子
春 | 優しい色で花咲く季節をあらわして
花が咲き、日差しがあたたかくなる春の和菓子は、色と形で季節を表現します。ごく淡いパステル調のピンクやグリーンで、春のやわらかい雰囲気を出しましょう。
春色のおだんご
こちらは上新粉という粉を使ったおだんごです。ピンク、白、グリーンのおだんごは春のお茶のおともにぴったりですね。上新粉は、もち米ではなくうるち米からできています。おだんごのコシのある歯ごたえは上新粉ならではのもの。とっても手軽に作れるレシピですので、できたてをぜひ味わってくださいね。
桜餅(道明寺)
こちらは道明寺粉を使った桜餅のレシピです。このレシピを見ながら作ったら、あまりの簡単さにきっとびっくりするはず♪道明寺粉は材料としてはあまりなじみがないかもしれませんが、とても扱いやすいので、おうちの和菓子づくりにぴったりですよ。
練り切り
「練り切り」は、粘土細工のように様々なものを表現したお菓子です。こちらは春らしいお花をイメージした作品ですが、春に限らず、四季折々の風物を自由自在にうつしとれるのが魅力。このレシピでは、レンジを使った練り切り生地のやさしい作り方から、身近な道具でさまざまなデザインを楽しむところまで丁寧に紹介されています。ぜひご覧くださいね。
夏 | 目や舌ざわりで清涼感を楽しんで
暑い夏には、水や氷を連想させるお菓子が定番です。お店にも、寒天やくず粉、わらび粉などを使ったお菓子が並びますね。目や舌ざわりで涼しさを味わう和菓子をぜひ作ってみてください。
鮎焼き
「鮎焼き」は、鮎が旬を迎える初夏のお菓子です。目やヒレなどの模様は熱した金串で焼き印にすることが多いのですが、おうちでは大変ですよね。こちらのレシピはチョコペンで模様を描くのでとっても楽しく作れますよ!
水無月
こちらは、ういろうなどのもっちりとした生地に甘納豆をのせて作る水無月。ういろうを本格的に作ろうとすると型に入れて蒸すので少し手間がかかりますが、このレシピではレンジでおいしく作れるのでおすすめです。抹茶味も紹介されているので、2種類作って食べ比べるのも素敵ですね。
抹茶かん
ひんやりつるんとした食感が気持ち良い寒天のお菓子は、鍋で煮溶かして冷やし固めるだけで簡単に作れます。寒天にはもともとほんのり海藻の風味がありますが、こちらのレシピのように抹茶を入れるとぐっと引き締まった味に。あんみつにすると色とりどりで食欲を誘われますね!
秋 | 落ち着いた色合いで実りの季節を意識して
秋の和菓子は、黄色や茶色、小豆色といった落ち着いた色合いが季節感を演出します。栗などの旬の素材が手に入ったら、新鮮なうちに手作りのお菓子にして味わいたいですね。
おはぎ
おはぎというとお米でつくるものが多いのですが、下ごしらえが少々大変。こちらのレシピは、道明寺粉を使ってレンジであっという間においしいおはぎを作れます!自分で作るなら好きな大きさにできるのも嬉しいですね。
栗きんとん
こちらは茶巾しぼりの栗きんとんです。おせちでおなじみのさつまいもを使ったきんとんとはまた違って、栗の奥深い味わいを楽しめますよ!熱いほうじ茶などと一緒に、静かにゆっくりいただきたいですね。
生八つ橋
京都のお土産としても有名な「生八つ橋」が、おうちのレンジで気軽に作れるなんてびっくりしますよね。こちらは中のあんこにラムレーズンを混ぜた大人風味のレシピです。アイディアは自由自在。ぜひ試してみてください!
冬 | 定番のもち菓子や旬の素材で季節を感じて
冬には、もち菓子や、旬のいちごを使ったものが季節を感じさせます。また、2月くらいになると梅が咲くため、梅をイメージできるお菓子も良いですね。
いちご大福
こちらは、おもちとあんこの甘さにいちごの甘酸っぱさがよく合ういちご大福。大福のおもちもおうちで簡単に作れるんです!手につきやすいので扱いには少しだけコツがいりますが、こちらのレシピではあんこの位置を工夫してあって、作りやすいですよ♪
梅が枝餅
こちらはなんと梅が枝餅のレシピです!あんこの入ったおもちを平たく焼きつけた本格的な梅が枝餅が、本当に簡単に作れます。香ばしい焼きたてをおうちでいただけるなんて嬉しいですね。
くるみゆべし
こちらは、コクのある甘さの中にほんのりお醤油の味がきいていて、ついつい後をひくくるみゆべし。「お店で買うもの」と思うようなこんなお菓子も、おうちで作れるんです。ぜひ試してみてくださいね。
普段の生活に、おいしく楽しみながら季節感を取り入れて
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今回は、四季ごとに分けておうちで楽しめる和菓子をご紹介しました。和菓子は季節感が大切といっても、もちろんその季節以外に食べてはいけないというものではありません。でも、季節の定番お菓子を知っていると、そのお菓子を食べることで季節を感じるということにもつながるんです。その時々の季節を思い浮かべながら、自分の手で作る和菓子はきっととびきりおいしく感じるはず。心休まる素敵な和の時間を過ごしてくださいね。
筆者撮影