Roulade(ルーラード)とは?
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「Roulade(ルーラード)」とは、フランス語で“巻いたもの”を意味します。チーズや野菜などの具を、薄くのばしたお肉やお魚などで包み、ロールケーキのようにくるくる巻いて仕上げるフランス料理の手法です。
ドイツでは、牛肉の薄切りをピクルスやベーコンに巻いて煮込む家庭料理として親しまれていて、Rouladen(ルラーデン)と呼ばれています。
ドイツでは、牛肉の薄切りをピクルスやベーコンに巻いて煮込む家庭料理として親しまれていて、Rouladen(ルラーデン)と呼ばれています。
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包む、巻き込むなどの意味を持つ料理は、世界にたくさんあり呼び方もさまざま。イタリアでは「インヴォルティー二」や「ロトリー二」と呼ばれていて、「ガランティーヌ」や「バロティーヌ」など温製か冷製によっても呼び名に違いがあったり、同じイタリアの中でも地方によっても呼び方が変わったりするそうです。
イギリスでは 『ルーラード』はロールケーキのこと
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ルーラードのもう一つの呼び名としておなじみなのが「Swissroll(スイスロール)」。ルーラードと聞いてあまりピンとこないという方も、スイスロールと聞くとスポンジにクリームやジャムを巻いた渦巻き状のロールケーキが思い浮ぶのではないでしょうか。イギリスでは、ロールケーキのことを「ルーラード」や「スイスロール」と呼んでいます。
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ロールケーキは、イギリスが発祥とも言われていますが、イギリスでは「スイスロール」と呼んでいるというのも不思議ですよね。一説によると、ヴィクトリア女王がスイスに訪問した際にお土産として持ち帰ったのが始まりとされているようですが、由来や発祥については、詳しいことは明確になっていないようです。
“ルーラード”はクリスマスレシピにぴったり◎
バリエーションが豊富でメニューの幅が広がる
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薄くスライスしてロール状にできるものであれば、包むものはお肉でも、お魚でも、野菜でもOK。牛肉はもちろん、鶏肉や、ちょっと大人向けにするならラム肉なども◎お魚ならサーモンや平目、マグロなどが調理もしやすくておすすめです。メインとしても、前菜としても応用できそうですね。
華やかで高級感がある
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お子さんと一緒に巻き巻き♪ 簡単に作れるところも魅力
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ルーラードと聞くと、なんだか面倒で時間がかかりそうと思うかもしれませんが、包み込む内側の食材は最初に火を通しておくなど下準備をきちんとしておけば大丈夫!くるくると巻いたり包んだりする作業は、お子さんと一緒にやってみるのも楽しそうですね。
クリスマスにおすすめのルーラードレシピ
【前菜編】
スモークサーモンのレモンチーズクリーム
巻くだけ簡単!ぱりぱり春巻き
トルティーヤで作る、くるっと巻くだけシンガポール風春巻き
スモークサーモンのクレープ・サレ
【メインディッシュ編】
ひと鍋ドイツ料理 * 牛肉ロールの煮込み リンダールラーデン
クリスマスロールミートパイ
リゾットアレンジ*ロールチキン
ロールキャベツ
【デザート編】
キャンドルロールケーキ
切り株ロールケーキ
クリスマスにどうぞ♪ブッシュドノエル
苺のロールクレープ
『Roulade』で素敵なホリデーシーズンを!
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今年のクリスマスは、お家でゆっくりと…と考えている方も多いかもしれません。ルーラードは蒸したり焼いたり煮込んだりとアレンジも自在。今回紹介したレシピをぜひ食卓に並べて、クリスマスディナーを華やかに演出してみてはいかがでしょうか。
素敵な画像のご協力ありがとうございました
くるくると渦巻き状に仕立てるルーラードは、切った時の断面が何層にも重なって見た目もとても華やか。切って並べるだけの簡単な盛り付けで、高級感のあるおしゃれな一皿が完成します。一つずつ食べやすいようにピンチョスタイプにすれば、おもてなしやパーティーにぴったりのフィンガーフードに!