子供用のごはんに季節感を取り入れるのはイイコトだらけ
四季の移ろいを楽しむことは、保育園や幼稚園、小学校など教育課程でも重要視されていますね。子供用ごはんに季節感をプラスすることで手軽に取り入れることができます。子育て中はどうしても毎日が慌ただしく過ぎていきますが、季節感や旬の食材を意識的に取り入れることでふと立ち止まり"今現在の自分・家族"に気づくきっかけにもなります。大人用のごはんのついでに作れたり、取り分けしやすい簡単な四季ごとのレシピをご紹介。季節のスウィーツのレシピも♪
情操教育とは心を豊かにする教育のこと。動植物への愛情を育んだり、身の回りのものへ知的な興味や疑問を持ったり、芸術や文化・音楽に触れることでさまざまな表現方法を知り、自分で感じ考える力を養っていきます。情操教育には季節がかかせません。季節の移り変わりの中で植物が育つことやお祭りなどの文化を実際に体験することが◎。子供用ごはんに季節感や旬の食材を取り入れることにより、家庭でも気軽に四季を感じられます。
スーパーへ行くと年中同じ野菜・フルーツが並んでおり、旬の食材がわかりにくくなっていますね。しかし、旬の食材にはその季節に身体が欲する作用や栄養があり、しかも安価で手に入るので◎。暖かくなる季節に生えてくる山菜は、苦みが胃腸をやさしく刺激し活動的な春向けに変えてくれます。夏にはほてりを冷やし夏バテ防止になる食材が実り、翻って秋・冬には身体をあたためてくれる根菜が食べごろを迎えます。子供にも積極的に食べてもらいたいですね。ぜひ、旬の食材を意識してみましょう。
家庭の定番料理に旬の食材をプラスしたりと、気軽に取り入れるのが◎。例えばカレーは季節を問わず比較的どの食材でもおいしく食べられ子供にも人気なのでおすすめです。季節のイベント料理もアイディア次第で手軽に季節を感じられる楽しい食卓になりますよ。
<春のこどもごはん>春野菜をたっぷり食べよう♪ひな祭り・端午の節句も
出典: 「春の皿には苦味を盛れ」という食のことわざを知っていますか。言い換えると「春には苦いものを食べよう」。栄養を溜め込む季節だった冬が終わり、活動的な春の到来。苦みのある食材を食べることにより、胃腸が刺激されいらなくなった老廃物の排出を促進してくれます。菜の花はそんな苦みのある春の旬の食材。一見筋っぽく固そうに見えますが、火を通すと柔らかく食べやすくて◎。子供が食べやすい鮭のムニエルに入れると、食卓を春っぽく彩ってくれますよ。準備からできあがりまで10分の簡単メニュー。身体を入学や新学期など新しい生活がスタートする「活動的な春モード」にチェンジしましょう♪
出典: 春と秋が旬のかぶ。特に春物は柔らかいので子供におすすめです。新しい生活が始まる春には、入学やクラス替えなどで子供もストレスを感じがち。かぶには消化を助けてくれたり、イライラなど頭にのぼった気を下してくれる作用があります。鶏ひき肉と合わせることにより身体をつくるもとになる動物性たんぱく質も同時に摂れますよ。調理も最初にそぼろを作ったらかぶを入れて煮るだけのスピードメニュー。大人もおいしく食べられるので晩ごはんにもう一品というときにも◎。
【楊枝じゃなくパスタ】新玉ねぎのシャキとろステーキバター醤油
出典: たまねぎというと歯ごたえがあってよく火を通さないと辛いイメージですが、新たまねぎは水分量が多く柔らかいので子供にぴったり。辛味もマイルドで玉ねぎ本来の甘さも味わえます。バーベキューの時など具材を竹串に刺していると、小さい子供には危ないと感じることも。でも、このレシピのようにパスタで止めれば安全♪しかもそのまま食べられるのでゴミも減って◎。甘くてトロッとした食感に香ばしい醤油とバターできっとご飯をおかわりしたくなるおかずです。切って焼くだけなので簡単。
くるっと巻くだけ簡単&お手軽デコで♪こいのぼりいなり寿司
出典: 春といえば子供のイベントが多い季節でもありますね。端午の節句にくるっと巻くだけ簡単なこいのぼりいなり寿司はいかがでしょう。飾り付けもいちょう切りにしたきゅうりやにんじんなどの野菜を乗せていくだけなので、子供と一緒に作るのも◎。油揚げはめんつゆと砂糖で煮たもの、ご飯も酢飯ではなく混ぜご飯なので、手軽に用意することができます。いなり寿司は甘いので、普段白米を食べるのが苦手な子供もパクパク食べてくれるかも。
ミキサーで一発♪超クリーミー♪【いちごのニューヨークチーズケーキ】
出典: いちごをたくさん使った可愛いニューヨークチーズケーキ。材料には、クリームチーズだけでなくヨーグルトも入っていてとってもクリーミーな口当たり。ビスケットを綿棒で砕いてサクサクの土台を作ったら、生地の材料をミキサーで一気に混ぜて、型に流みます。後はオーブンでじっくり湯煎焼きするだけ。とても気軽に作ることができますよ。ポイントは、いちごも材料と一緒に混ぜているので、生地が淡いピンク色に染まるところ。華やかでひな祭りにぴったりです。
<夏のこどもごはん>ゴロゴロ夏野菜とひんやりメニュー・七夕も
出典: 子供が野菜をたくさん食べてくれる定番メニューといえばやっぱりカレー!夏野菜のなすやズッキーニをゴロゴロッと入れた煮込まずに作れるドライカレーです。トマト缶を入れるので、後味さっぱり爽やかで暑い季節にぴったり。フレッシュトマトを湯剥きして使っても◎。味付けも市販のカレールーとコンソメのみとシンプルで手軽。他の夏野菜、ピーマン、とうもろこし、オクラ、パプリカなども合いそうです。作り置きしたりドリアにアレンジしたりと夏休みにもってこい♪
出典: なんと3分で出来上がる簡単冷奴。しらすや豆腐と一緒に食べるのはとても理にかなっていて夏バテの改善に◎。夏に大活躍しそうなメニューですね。松の実の食感も楽しめます。なければアーモンドや柿ピーのピーナッツでも可。大人はみょうがなど薬味もたっぷり乗せて。
出典: スタミナ満点のギョーザは夏にぴったり。けれど作るとなると手間がかかりますよね。そこで、一つ一つ包むより簡単なのに華やかに見える花ギョーザはいかが。具材を乗せたらくるくる巻くだけなのであっという間に完成!子供と一緒に作れそうなのもいいですね。皮を2,3枚使って薔薇にしても◎。青しそを葉っぱに見立てて盛り付けるのがおすすめ。にんじんやニラを使ったあんが見えるので彩りも鮮やか。子供の目も惹きつけてくれるでしょう♪野菜もたっぷり摂れます。
出典: そうめんに盛り付けをして七夕を盛り上げるアレンジレシピ。七夕飾りを彷彿させるキラキラの星形にくり抜いたパプリカ。スライスしてクルクルっと丸めたきゅうりは風でたなびく短冊のよう。えびでたんぱく質も摂ることができ栄養バランスも◎。めんつゆにもオクラの輪切り(星形♪)を入れてあるのがポイント。きっと子供もいつものそうめんよりワクワクした気持ちで食べることができそう。
出典: つぶつぶのみかんの果肉が入った缶ジュースを飲んだことありますか。あのジュースからヒントを得て誕生したゼリーです。材料も少なくシンプルで時短。とても気軽に作れますよ。なんと用意するのは、オレンジジュース・みかんの缶詰・ゼラチンの3つのみ!混ぜたら1~2時間冷蔵庫で冷やすだけでできあがり。簡単なので子供にもお手伝いをしてもらいやすいですね。食欲が出にくい暑い夏にひんやりスウィーツを楽しんで。
<秋のこどもごはん>実り豊かなメニューとハロウィン・運動会のお弁当用に♪
炊飯器で簡単!さつまいもとベーコンの塩麹ごはん☆秋の炊き込みごはん
出典: 炊き込みご飯で秋の味覚を堪能しませんか。旬の食材・さつまいもに塩麹やベーコンも入っているため、出汁、醤油、酒の味付けのシンプルな炊き込みご飯よりもあまじょっぱいのがポイント。子供のおはしもスイスイ進んでしまうことでしょう。炊飯器で炊いたさつまいもはしっとりほくほくで◎。食物繊維が豊富なのでお通じによいのは有名ですね。実は補気というこころを元気にする効果もあります。さつまいもで体調を整え、秋のイベントに備えましょう。
出典: 運動会のお弁当応援レシピ。下ごしらえとして、鶏もも肉をフォークでまんべんなく刺してたれに漬け込んでおくとあとは簡単。レンジのみできあがる照り焼きチキンです。焼かないため、皮はパリパリではないですが、お肉が柔らかくジューシーに♪もし子供が苦手だったら皮は取っても大丈夫。ポイントはレンジで加熱する時に蓋を90度ずらして置くこと。ちょうどよい加熱具合になります。スピードメニューでお弁当のおかずを一品増やしちゃいましょう。
出典: 秋といえばさんま。塩焼きにするのが定番ですが、甘辛いかば焼きにしてはどうでしょう。刺身用のさんまを使えば処理も楽ですし、骨が入っている心配がないので子供に食べさせても安心。丼にして、たれが染み込んだご飯と一緒に食べてみてください♪運動会シーズンということもあり、お弁当のおかずにも向いています。さんまでなくてもあじやいわしなどの青魚で作ってもおいしいですよ。特にあじはお刺身用が手に入りやすいのでおすすめ。
炊飯器で簡単!丸ごとかぼちゃのカレーチーズフォンデュ
出典: カレー風味のチーズフォンデュなので食べやすく子供受けも抜群。ハロウィンパーティーにぴったり。具材も色んな種類を用意できるので、好き嫌いがあっても安心ですね。かぼちゃを丸ごと炊飯器で炊いた豪快なレシピ!かぼちゃは固くて包丁を入れづらいですが、この方法ならその心配は要りません。柔らかくなってからワタをくり抜きます。炊飯器に収まる15cmくらいのものを用意しましょう。一緒にじゃがいもやにんじんも加熱する時短技が効いてます♪ほくほくのかぼちゃを崩しながら食べられますよ。
りんごとヨーグルトのパフェ風【レンジで簡単りんごジャム】
出典: 秋の果物の代表といえばりんご。旬はちょうど10月頃からです。レンジで作るとっても手軽なりんごジャムとヨーグルトで作るパフェ風デザートレシピをご紹介。ザクザクしたビスケットがアクセント。ジャムを自宅で作るとお鍋でコトコト煮込むので長い時間がかかります。でもレンジを使えば簡単。なので、子供と一緒に楽しく作れますね。実はりんごは100度で加熱することで天然の整腸剤とも言われるペクチンという成分が倍増。毎日の朝食のパンやヨーグルトに乗せておなかの調子を整えて。
<冬のこどもごはん>ぽかぽかメニューとクリスマス・バレンタインも♪
出典: 冬といえばクリスマスやお正月などイベントが続きがちで胃腸が弱る時期でもあります。そこでお腹にやさしく身体がポカポカになるあんかけうどんはいかがでしょう。甘辛くしたこまぎれ豚肉とかき卵が入っているので栄養もたっぷり。ボリュームがあるので食欲旺盛な男子も満足できるメニュー。お財布にもやさしいので節約したい時にもぴったり。
ホワイトソースなし!子どもも喜ぶ卵とパンの濃厚チーズグラタン
出典: 寒い季節にふーふーしながら食べる熱いグラタン、おいしいですよね。しかし、自宅でホワイトソースを小麦粉から作るとなると焦げてしまったりダマになりやすかったりと失敗しがちで面倒なもの。牛乳とピザ用チーズ、片栗粉で作るチーズソースならむずかしいコツいらずで簡単にグラタンが作れます。具材にかけて焼くだけなのにボリューム満点。こんがりした焼き目が食欲をそそります♪子供の好きな食材でアレンジするのも◎
出典: 茶碗蒸しは小さな子供でも食べやすいですが、ぎんなんや百合根など具材が大人向き。このレシピだと、小さな子供が好きなコーンやカニカマが入っているので子供受け抜群です。蒸し器で作ると「す」ができてしまったりとコツが必要。レンジで作るので失敗しにくいレシピですが、6分頃からちゃんと火が通っているか確かめて。味付けもめんつゆで簡単。底にうどんを入れて小田巻き蒸しにするのも◎
クリスマスリースサラダ★豆乳入り和風バーニャカウダ風ソース
出典: 野菜を茹でたら、後は混ぜるだけで完成のクリスマスにぴったりなヘルシーサラダ。ソースの入れ物の周りにブロッコリーを置いてリースに見立てる簡単アイディア盛り付けが◎。クリスマス気分を盛り上げてくれます。バーニャカウダ風ソースには、アンチョビは入れず味噌を入れ和風の味付けにしているので子供も食べやすそう。チーズフォンデュのようにディップにして召し上がれ。
簡単失敗なしの配れるバレンタイン♪サクサクチョコレートクランチ
出典: テーマパークのお土産でお馴染みのチョコレートクランチ。お菓子作りに慣れてなくても失敗なしで作れる安心レシピです。たこ焼き器の鉄板を型代わりに作るアイディア。ころんと可愛く友チョコにもちょうどいいですね。アーモンドやくるみなどナッツを入れることで栄養・ミネラルも摂れます。ドライフルーツがたくさん入ったコーンフレークを使っても◎チョコをホワイトやストロベリーにしたり、ドライストロベリーを入れたりと好みにアレンジもしやすいです。
子育て中は、端午の節句やひなまつりなど子供の行事で季節を感じることも多いですね。大きなイベントがなくても、旬の食材やおいしいごはんを食べることでエピソードが生まれ、"去年の今頃はああだったこうだったのに大きくなったな"と、子供の成長も感じられる機会や思い出がより多く鮮明に。なにより、四季が豊かな日本に生まれ育ったのだから、生活の中でももっと季節の移ろいを子供と一緒に楽しめたら素敵ですね。
情操教育とは心を豊かにする教育のこと。動植物への愛情を育んだり、身の回りのものへ知的な興味や疑問を持ったり、芸術や文化・音楽に触れることでさまざまな表現方法を知り、自分で感じ考える力を養っていきます。情操教育には季節がかかせません。季節の移り変わりの中で植物が育つことやお祭りなどの文化を実際に体験することが◎。子供用ごはんに季節感や旬の食材を取り入れることにより、家庭でも気軽に四季を感じられます。