「行ったつもり」でお家でご当地グルメを楽しもう
日本にはまだまだ知られていない、またはいつも食べていたけど知らなかった!というようなご当地グルメがたくさんあります。そんな各地の名産を使ったおいしい名物や郷土料理をお家で作って味わってみませんか。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
煮物
加賀料理の治部煮
治部煮は石川県金沢市の代表的な郷土料理です。小麦粉をまぶした鶏肉(鴨肉)と野菜や麩を煮てとろみをつけます。味の決め手はわさび。体の中から温まる料理ですね。
大阪名物どて焼き
鉄鍋に味噌を土手のように積み上げ、火を通して溶けていく味噌で食材を煮込んでいく料理です。長時間煮込んで柔らかくなった牛のすじ肉は絶品。ちょっと濃いめの味噌の味付けがご飯のお供にもお酒のおつまみにもぴったりです。
スープ
山形の芋煮
山形といえば芋煮というほど地元で愛されているメニューです。9~10月にかけて仲間同士で芋煮の鍋を囲む光景が見られます。また6.5mもある大鍋を使った「日本一の芋煮会フェスティバル」は地元で人気のイベントとして親しまれています。
札幌スープカレー
札幌が発祥のスープカレーの特徴は、スパイスの効いたさらさらのスープと大きな具材です。漢方やスパイスを調合した薬膳スープが元になっており、現在では具材の種類も魚介類や豚の角煮、ラムなどバラエティに富んでいます。
鎌倉のけんちん汁
現在は全国どの家庭でも親しまれているけんちん汁ですが、実は神奈川県の郷土料理です。北鎌倉にある建長寺のお坊さんが作った建長寺汁がなまってけんちん汁になったといわれています。
鍋もの
横浜の牛鍋
横浜で最初に食された牛鍋。牛肉と野菜を鍋に入れてグツグツと煮込んで作ります。牛鍋とすき焼き、見た目はとても似ていますが違いはその作り方に。
すき焼きは砂糖やざらめを使ってまずお肉を焼いて食べます。その後、野菜を加えるという作り方なので、煮込んでつくる牛鍋とは違う料理ですね。
すき焼きは砂糖やざらめを使ってまずお肉を焼いて食べます。その後、野菜を加えるという作り方なので、煮込んでつくる牛鍋とは違う料理ですね。
秋田のきりたんぽ鍋
つぶしたうるち米のご飯を棒に巻き付けて焼いたものをたんぽ餅といいます。鶏ガラのだし汁でとったスープに野菜とともにたんぽ餅を入れて煮込みます。寒い秋田で好まれる体の中からぽかぽかになる料理です。
ご飯・麺
帯広名物豚丼
北海道十勝地方の郷土料理である豚丼は、甘辛いタレを付けて焼いた豚肉を丼ぶりのご飯の上に載せた料理です。甘辛いタレの味付けが食欲を刺激してくれます。
名古屋めし味噌煮込みうどん
愛知県を中心とした地域で食されている味噌煮込みうどんには、豆味噌(八丁味噌)が使われています。この豆味噌は煮込んでも風味が落ちにくいのが特徴。そのため白味噌とブレンドすると風味もそのままに、まろやかな味つけになります。
奄美の鶏飯
奄美地方の鶏飯は、他の地方で食べられている炊き込みご飯とは少し違います。ご飯の上に鶏肉、錦糸卵・シイタケなどをのせて、鶏ガラスープをかけていただきます。特徴はその薬味。生姜やごまなどポピュラーなものに加えて奄美地方独特のタンカンの皮をのせるとグッと本場の味に近づきます。
沖縄のソーキそば
カツオベースのスープに豚の三枚肉と沖縄かまぼこ、紅ショウガがトッピングされている沖縄のソーキそば。さらにコーレーグス(島唐辛子の泡盛漬け)を入れるとより本場の味に近づきますよ。
おやつ
北海道のあげいも
茹でたじゃがいもの皮をむき、衣をつけて油で揚げたご当地料理です。アメリカンドッグに似ているのでジャガイモドッグとも呼ばれています。子どものおやつにおすすめですよ。
信州のおやき
昔、山が多く雪が続く信州では米のかわりにそばや小麦粉が栽培されていました。そこから生まれたおやきは、中の餡にも信州ならではの野沢菜などが使われていて、おやつにも夜食にもぴったりです。
沖縄のサーターアンダギー
サーターアンダギーは沖縄の言葉でサーター=砂糖、アンダ=油、アギ=揚げを意味します。砂糖がまぶしてある揚げドーナツのことで、食べたことがある方も多いのでは。お家でも簡単に作ることができるのでぜひ今日のおやつに。
郷土料理で家族団らんを
体の中から温まったり、子どもと一緒に作る郷土料理はどこか懐かしい気持ちになりますよね。時間がたっぷりあるときこそ、一緒に準備することで達成感も生まれます。ぜひ来週のメニューにセレクトしてみませんか。
鶏肉と大根をコトコト煮込んで作る治部煮。白だしベースなので、子どもでも食べられる優しい味に仕上がっています。予め鶏肉に片栗粉をまぶしておくので、とろみもついて冷めにくく身体の中からぽかぽか温まりますよ。