古くから「お伊勢さん」として親しまれてきた伊勢神宮。その歴史はなんと約2000年!古事記や日本書記にも登場し、神話とのつながりもある神社なのです。そんな伊勢神宮について、参拝のルールや見どころなど、参拝前に知っておきたいことをご紹介します。伊勢ならではのグルメ情報も合わせてご覧ください。2019年01月09日作成
約2000年の歴史を持つ伊勢神宮。平清盛や織田信長などといった武将も参拝したと言われ、江戸時代に入ってからは「お伊勢まいり」として庶民の間でも伊勢神宮参拝が一大ブームとなりました。
そんな由緒ある伊勢神宮は、建物だけでなく敷地内の木々や川までどこか神聖な雰囲気が漂います。自然と厳かな心持ちになるような伊勢神宮への旅へ出かけてみましょう。
伊勢神宮は「外宮(げくう)」と「内宮(ないくう)」に分かれていますが、参拝の順番が決まっています。人気の内宮だけを参拝するという人もいますが、時間に余裕があるのであれば正規の順番である外宮から参拝するようにしましょう。
外宮にはお宮が5つあり、メインとなるのが正宮の「豊受大神宮(とようけだいじんぐう)」。祀られているのは豊受大御神(とようけのおおみかみ)で、内宮に祀られている天照大御神(あまてらすおおみかみ)の食事を司る神様です。そのため、外宮から先にお参りするのが正式とされているのです。
4つある別宮の1つの「多賀宮(たかのみや)」。石段を登った高いところに祀られているため、高宮と呼ばれたのが由来です。
別宮の「土宮(つちのみや)」。実は正宮では個人的なお願いごとはしてはならず、神様に日頃の感謝を伝えたり、公のお願いごとである国家安寧や世界平和をお願いしたりするものとされています。そのため、個人的なお願いごとは、これら別宮で行うようにしましょう。
境内にはパワースポットも点在。その一つが「三ツ石」で、気を集中させると、伊勢神宮のエネルギーを受け取ることができると言われています。※手をかざす人が多いですが、祭典に用いる場所なので伊勢神宮としてはそのような行為は禁止しています。
三ツ石の近くにある「亀石」。亀は長寿のシンボルであるため、健康促進の効果があるパワースポットとされています。
境内の御厩(みうまや)には、神様の乗り物とされる神馬(しんめ)がいることも。内宮では会える時間は決まっていませんが、外宮の場合は13~15時であれば会うことができますよ。また、毎月1・11・21日の8時頃に正宮にお参りしています。
内宮の門前町「おはらい町」。ここに伊勢名物の赤福餅で有名な「赤福」の社長が作ったのが「おかげ横丁」です。「約300年商いを続られたのはお伊勢さんのおかげ」という感謝を込めて作られました。伊勢名物の飲食店やお土産屋さんが立ち並び、活気に溢れています。
伊勢名物の伊勢うどんのお店もたくさん。コシがなく柔らかい太麺に濃厚なつゆがかかっています。お店によってそれぞれ異なる出汁が使われています。
伊勢うどんと並ぶもう一つの伊勢名物が手こね寿司。カツオやマグロなどの赤身の魚のヅケが酢飯の上に乗せられています。
松坂牛やあわびの串焼き、松坂牛コロッケ、焼き伊勢うどんなど伊勢らしいメニューを食べ歩きすることもできますよ。
おかげ横丁を作った赤福の本店もあります。創業宝永4年、と300年以上も続く老舗です。
できたての赤福餅の柔らかさは格別!また、冬限定のぜんざいや夏限定のかき氷(赤福氷)なども人気です。
お土産屋さんでは、伊勢神宮や伊勢にちなんだかわいい商品が。中でも人気なのが「おかげ犬」のグッズ。伊勢参りが流行した江戸時代に、主人に代わって伊勢神宮に参拝した犬である「おかげ犬」がモチーフになっています。
内宮に行くまでに渡るのが宇治橋。日常の世界と神聖な世界を結んでいるとされています。
宇治橋がかかっているのが五十鈴川(いすずがわ)。手水舎と同様に参拝前のお清めができます。
石段の先にある、内宮の正宮、皇大神宮(こうたいじんぐう)。約2000年前から、三種の神器の一つである八咫鏡(やたのかがみ)をご神体として、天照大御神を祀っています。
別宮の一つの荒祭宮(あらまつりのみや)。個人的なお願いごとは、外宮同様にこの別宮で行います。
パワーツリーとされている杉の木。木の持つ力にあやかろうと参拝客が触るため、幹の下の方はツルツルになっています。
内宮まで徒歩15分の「いにしえの宿 伊久」。近鉄・五十鈴川駅からは無料の送迎バスが出ています。
露天風呂となっている檜風呂と岩風呂はどちらも伊勢の森を眺めながら入浴することができます。また、貸し切り風呂も4つ(うち1つは温泉ではありません)あり、滞在中は何度でも利用できます。
さらに温泉ではないものの、全室に客室露天風呂も。2室だけしかない特別室には、天然温泉の客室露天風呂が設置されています。
内宮まで徒歩5分と好立地の「神宮会館」。伊勢神宮に参拝する人のために、伊勢神宮の一般財団法人である伊勢神宮崇敬会が運営する宿です。
人気なのが、職員の人がガイドしてくれる早朝参拝。宿泊者限定のため、この早朝参拝目的で宿泊する人もいるほど。
館内には伊勢神宮に関する知識を深められる展示コーナーも設けられています。参拝の前後にぜひ立ち寄ってみてくださいね。
「一度はお伊勢参りをしてみたいけど、なかなか連休が取れない」という人にぴったりなのが日帰りバスツアー。近場の関西・東海地方だけでなく、関東や中国地方でも日帰りバスツアーがあります。夜に出発するので、1日お休みがあれば行けちゃうんですよ。
外宮の最寄駅はJRまたは近鉄の伊勢市駅です。どちらの駅からも徒歩5分です。外宮からおかげ横丁へは、「外宮前」からバスに乗車し約16分ほどで着く「神宮会館前」で下車、徒歩1分です。おかげ横丁から内宮へは徒歩5分ほどです。
パワースポットやパワーツリーとされている場所だけでなく、境内全体に凛とした空気が流れている伊勢神宮。約2000年もの間、人々から信仰されてきた伊勢神宮のパワーをぜひ肌で感じてみてくださいね。
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約2000年の歴史を持つ伊勢神宮。平清盛や織田信長などといった武将も参拝したと言われ、江戸時代に入ってからは「お伊勢まいり」として庶民の間でも伊勢神宮参拝が一大ブームとなりました。