フレッシュな香りが魅力の「レモングラス」
レモングラスは、どんなハーブ?
東南アジア料理やハーブティーでおなじみ
カレーやトムヤムクンなどの東南アジア料理や、ハーブティーで多く使われます。
レモングラスの効能
レモングラスには、カリウム・カルシウム・鉄分など女性にうれしいミネラルが含まれています。また、消化を促したり、リラックス効果が期待できるのもメリット。さらには、その香りを虫が嫌うため虫除けになったり、抗菌・殺菌効果の高さから、風邪対策などにも役立つとか。
レモングラスのアロマも使い道いっぱい
食用以外でレモングラスの効能を生かすなら、アロマオイルも効果的。虫除けスプレーやルームフレグランスを作ったり、暮らしの中でいろいろな用途に使えます。
※虫除けスプレーなどの作り方などについては、のちほどご紹介します。
禁忌・注意点
レモングラスには、子宮収縮作用があるため、妊娠中の方は避けてください。また、授乳中の方や、イネ科の植物にアレルギーのある方なども注意しましょう。
レモングラスの使い方
レモングラス(生・乾燥)はどこで売ってる?どう使う?
【生・根元(茎):料理用】
生のレモングラスの根元部分(写真)は料理に使うことが多いです。この部分は市販されていないことも多いので、通販で入手するのが便利。写真のような冷凍物もあります。外皮をむいて、叩いてつぶしたり、刻んで使ったりします。
【生・葉:ハーブティー用】
葉の部分は、ハーブティーをはじめ、料理にも使います。この部分は、大手スーパーなどでも入手できるようです。また、フレッシュなものをたくさん使いたい方には、自宅で育てるのもおすすめ。
※育て方などについては、のちほどご紹介します。
【一番手に入りやすい乾燥】
レモングラスは食べる?
料理やお茶に使われるレモングラスは、香りをつけるものなので通常はあまり食べません。ただ、根元(茎)の外側は硬いですが、内側は柔らかいところもあり、刻んで料理に使う場合はそのまま食べたりします。
保存の仕方
〈生のレモングラスの保存方法〉
生のレモングラスの葉は、保存袋に入れて野菜室で保存し、なるべく早く使いましょう。長期保存は、乾燥させるか、冷凍室へ。また、根元(茎)部分も、葉と同じく保存袋に入れて野菜室で保存。長期保存は、1本ずつラップにくるみ冷凍保存してください。
〈レモングラスの天日干し〉
残ったレモングラスは、天日干しにして乾燥させて保存するのもいいでしょう。適当な長さに切って、新聞紙に広げて乾燥させますが、乾かないときには電子レンジを利用するのもいいようです。
レモングラスの人気料理レシピ
東南アジア料理の代表格・トムヤムクン
爽やかな香りの本格グリーンカレー
タイ料理のサラダ 牛肉とレモングラスのヤム
ちょっとユニークなベトナム風のエスニック鍋
屋台で人気!タイの鶏のから揚げ・ガイトート
寒い夜に!骨付きチキンと野菜のレモングラス煮
レモングラスを串にしたネムルイ(レモングラスつくね串)
ワンプレートがおしゃれ!レモングラス風味の鶏の炊き込みご飯
レモングラス香る♪爽やかなアヒージョ
レモングラスのおすすめドリンク・スイーツレシピ
酸味と辛みとほのかな甘み レモンジンジャーエール
意外ですが抜群の相性!レモングラスのグリーンティー
レモングラスのビネガーウォーター
レモングラスティーのゼリーが華やか!オレンジのレアチーズケーキ
レモングラスの食べる&料理以外の活用法
化学物質なしで安心!ルームフレグランスにもなる「虫除けスプレー」の作り方
【フレッシュなレモングラスで作る虫除けスプレー】
虫除けスプレーを作るには、ハーブティーを濃い目に煮出す方法もあるようですが、ウォッカなどにレモングラスを浸け込むチンキ方式が使い勝手がよくておすすめだとか。チンキ10mlに、精製水40mlを加えるだけで防虫スプレーのできあがり。
スプレーボトルに入れて使用しましょう。1週間ほどで使い切れる量を作るのがおすすめです。虫が嫌うニオイですが、私たちにとっては爽やかなルームフレグランスにもなります。
【使い勝手のいい“アロマ(精油)”で作る虫除けスプレー】※猫などペットは注意!
生のレモングラスはもちろん、アロマ(精油)も使い勝手がよくおすすめです。虫除けスプレーやルームフレグランスなどに幅広く利用できます。こちらは、オーガニックですのでより安心です。
※レモングラスの精油は、猫やペットのいるご家庭での使用は避けましょう。
インテリアにもなる香りアイテム レモングラスの「ポプリ」
レモングラスで、ポプリを作るのもいいですね。ポプリは、乾燥させたレモングラスなどのハーブや花・実などを器に入れて、さらにアロマオイルを加え、熟成させる室内芳香。レモングラスと相性のいいハーブは、レモンバーベナ・カモミール・ローズマリーなどです。
レモングラスが育ったら作りたい「リース」
【レモングラスの葉を編むしめ縄風リースの作り方】
レモングラスのぬくもりクラフト「かご」
細長いレモングラスは、かごを編むのにも適しているようです。こちらの本には、レモングラスを使ったかごの編み方も紹介されているようですので、レモングラスを育てている方はトライしてみてはいかが?
レモングラスの育て方
苗の販売はホームセンター・通販などで
レモングラスは、寒さが苦手なので、苗が出回るのは一般的には5月くらいからだとか。ホームセンターや通販などで入手できます。種の販売もあります。
レモングラスの育て方
レモングラスは、鉢植えでも育てることができます。ハーブの土に植え、土の表面が乾いたらたっぷり水をあげます。夏の成長期にはハーブ用の肥料を与えるといいようです。
収穫時期&増えすぎた場合
収穫は、6~10月頃に1株の葉が15枚以上になったあたりが適切。夏になるとどんどん茂って蒸れやすくなるので、葉を適当に剪定してあげるといいですね。選定した葉は、お茶や料理・クラフトなどで楽しみましょう。
レモングラスは、おもに東南アジアに多いイネ科の植物で、レモンのような爽やかな香りが特徴です。高さは1.5m程度になり、細長い1mほどの葉をつけます。