とくに贅沢な食材は使わなくても、一般的なお肉や魚、野菜、卵があれば、おいしいおかずができます。主役の素材と、それを引き立てる脇役食材、そして味つけ、そのバランスが取れていれば料理は自然とおいしくなります。さて、今夜はどんなおかずでおいしいご飯を楽しみますか？

定番のおかず、肉豆腐。味がしみたコクのある肉豆腐は、白いご飯が進みますね。牛肉や野菜から出汁が出るので、とくに出汁を加える必要はありません。基本の調味料で簡単にできます。

牛肉の煮物が、山椒の佃煮を入れることで風味豊かな味わいに。ピリッとしびれる感じもいいアクセントになります。あと味もさっぱりとしていて、いつもとはちょっと違う煮物が楽しめます。

さっぱりした鶏むね肉を炒め、レモン風味に仕上げてさらに爽やかさをアップさせたメインおかず。健康が気になる方にもおすすめのヘルシーなメニューです。

ホイル焼きは、簡単で、しかも素材のおいしさを逃がさず閉じ込める調理法。ふっくらとした旬の秋鮭の味を堪能しましょう。ホイルを開いたときの香りのよさはたまりません。フライパンでできますよ。

旬の秋なすをたっぷり使った煮びたしは、季節が感じられる人気の料理。こちらは、多めの油で炒めることで揚げずに煮る手間いらずの方法です。切り込みを入れることで味がしみやすくなり、見た目もきれいに。野菜とは言っても、主役になれるひと皿です。

こちらも秋の香り、きのこをたっぷり炒めて、生姜をきかせたきんぴらにします。きのこは3種以上使うと、香りや食感に変化があって楽しいですね。調味料もシンプルにして、きのこ本来のおいしさを実感しましょう。

カニ玉は、大人にも子供にも大人気のおかずですね。カニ缶など使うのもいいですが、リーズナブルなカニカマでも十分。きくらげを入れると食感がよくなるとか。卵が主役になれる料理ですね。

お味噌汁によく使う油揚げと卵を使った巾着煮。にんじんを使っていますが、余り野菜などを刻んで入れて彩りよく仕上げてもOK。甘辛味の出汁が染みてごはんによく合います。

いつものオムレツも、納豆を入れるとふんわり違うおいしさに。こちらは、さらにチーズとニンニクを加えて、本格的な風味のオムレツにしています。朝だけでなく、夜も食べたくなるおいしさですよ。

赤味噌で味つけした、少し濃い色のおからの炊いたん（炒り煮）。水分を飛ばすと日持ちしますが、飛ばしすぎるとパサパサになりますので、しっとり感が残る程度まで炒めます。成形できるくらいのかたさが目安だとか。栄誉豊富でダイエット中の方にもおすすめです。（冷蔵5日程度）

鶏肉のうまみが油揚げやれんこんにじゅわっとしみ込んだおいしい煮物。冷めてもおいしく、作り置きしておけば時間のないときの夕食や、忙しい朝のお弁当作りに重宝します。調味料2つだけの簡単おかずです。（冷蔵5日程度）

こんにゃくを下ゆでし、食べやすい大きさに手でちぎります。ちぎることで表面積が大きくなり、味がしみやすくなります。そして、そのこんにゃくを炒め、調味料を加えて水分が少なくなるまで火を通します。シンプルですが、あとを引くおいしさ。

肉・魚・野菜・卵、それぞれが主役のおかずをいくつかマスターしていれば、それを組み合わせて順に食卓に出すことで、メニューに困ることもありませんね。栄養バランスも取れて、食卓に変化も生まれます。旬の味も取り入れながら、おいしいおかずを作りましょう。