蜂蜜とメープルシロップ、甘さの違いは？
蜂蜜
一匹のミツバチが一生かかって作る蜂蜜の量は、なんとわずかティースプーン一杯分。蜂蜜の中には150種類以上の栄養素が含まれ、古来よりお薬としても重宝されてきました。ミツバチたちの努力の賜物を少しお裾分けしていただいているのです。
無色でほのかに黄色がかった、ねっとりと粘りけの強い、甘い液体で、昔から食用や薬用に用いられてきました。
メープルシロップ
メープルシロップは、サトウカエデなどの樹液を採取してそれを煮詰めて作った琥珀色の甘味料で、カリウムやカルシウムなどが多く含まれており、蜂蜜よりカロリーが低く、独特の風味が特徴です。
また、樹液の採取時期により、メープルシロップの色や味が異なるので、カナダ産のメープルシロップはCanada Grade Aというカテゴリーに属していて、グレードがあります。
例えば採取時期の初めの頃のメープルシロップは、ゴールデン（デリケートテイスト）というグレードで色が薄く味が繊細なことが特徴です。そして時期が進むにつれ、アンバー（リッチテイスト）、ダーク（ロバストテイスト：画像）、ベリーダーク（ストロングテイスト）と色が濃くなり、メープルシロップの風味も増していきます。
蜂蜜・メープルシロップのおすすめアイテム
信州産アカシア蜂蜜
ミツバチと共に生活しながら、季節ごとにミツバチの飼育に適した環境を求めて、伊豆を拠点に長野県や北海道に移動しながら、蜂蜜を採取している村上養蜂のブランド「るBeehive（ビーハイブ）」のアカシア蜂蜜。
蜂蜜は純粋な蜂蜜であるほど透き通った透明感があると言われており、こちらの長野県の東御市で採取された貴重なアカシア蜂蜜は、抜群の透明感と、クセのないさらっとした口当たりと、さわやかな甘みが特徴で、つい食べ過ぎてしまいそう。さらに果糖の割合が多いので、冬でも固まりにくいことも特徴で、冬場に固まってしまった蜂蜜を温めて使う手間も省けて◎。
そして非加熱であることも大切なこだわり。採れたてのはちみつにはたくさんの栄養素と酵素が含まれています。これを壊さないよう、採ったそのままをろ過し瓶詰を行います。その為、栄養素や酵素、本来の風味が残る蜂蜜になります。
アレガニ 有機メープルシロップ ミトク
夏は気温が35℃以上、冬は-25℃以下という、メープルシロップの原料のサトウカエデの生育地として最高の環境である、アレガニ農園で採取された樹液のみを使用したメープルシロップ。
1gのシロップを作るのに約40ｇの樹液を煮詰めた100%ピュアなメープルシロップは、香りも抜群でフレンチトーストやパンケーキにかけたり、お砂糖の代わりとして料理にも◎。グレートもダークロバストテイストなので、メープルシロップの芳醇な香りやコクが楽しめます。
砂糖や蜂蜜よりも低カロリーでカルシウムや鉄分、ビタミンB1が豊富。お菓子作りはもちろん、醤油や味噌との相性もよいので、砂糖の代わりにお料理にもぜひお使いください。
蜂蜜活用レシピ
チキンステーキのハニーマスタードソース
鳥もも肉をフライパンで焼き、 焼き汁に、ハチミツ、白ワイン、粒マスタード、しょうゆの甘めのソースを加えて煮詰めた、チキンステーキのハニーマスタードソース。皮はパリッと香ばしく中はジューシーな仕上がりと、ハニーマスタードソースとの相性もバッチリでご飯にもパンにも合う絶品おかずです♪
ハニーマスタードローストポテト
同じくハニーマスタードソースで作るロースとポテト。オーブンで簡単に作れるうえに作り置きも◎。また、オーブンがなくても電子レンジでの調理法も載っているので、いつもオーブン料理を諦めていた方はぜひ電子レンジでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ハニージンジャーぶり照り
肉や野菜だけでなく、魚ともハチミツはバッチリ合います。和食で人気のぶりの照り焼きを、ハチミツとしょうがのすりおろしでアレンジしたハニージンジャーぶり照りは、ハチミツを使用することで仕上がりがマイルドになり、見た目の照り感もアップして見るからに美味しそう。
ハンペンのハチミツ照り焼き
フライパンでハンペンを焼き、ハチミツと醤油のタレで味付けをし、器に盛ったら白ごまをかけるだけの、簡単時短レシピ。なにに見た目もこんがり美味しそうで、味ももちろん◎。手早く作れるのであと一品欲しい時に覚えておくと便利です。
カボチャのハチミツレモン煮
ハチミツと相性の良いレモン。こちらのカボチャのハチミツレモン煮は、ハチミツ、薄口醤油、みりん、塩、そして輪切りのレモンでカボチャとレーズンを煮たほっこりやさしい甘さに、レモンの酸味がさわやかな、つい食べ過ぎてしまいそうなレシピです。
プチトマトのハニーマリネ
ハチミツ、 おろしにんにく、レモンの絞り汁、エキストラバージンオリーブオイルで作ったマリネ液で作るプチトマトのハニーマリネ。プチトマトをカラフルにすればそれだけで食卓が華やかに。お弁当の彩りにも使えそう。
はちみつピクルス
ピクルスは見た目もカラフルで野菜をしっかりとれるけど、酸っぱさが苦手という方は、ハチミツを加えたピクルス液を試してみてはいかがでしょうか。ハチミツで作るピクルス液はやさしくマイルドな仕上がりになり、子どもも喜んで食べてくれそう。
ハチミツ風味のコールスロー
キャベツ、ニンジン、ツナで作るハチミツ風味のコールスロー。コールスローのタレはフレンチドレッシングにハチミツを加えるだけなので、手早くできて付け合わせやお弁当の彩りにもバッチリ。
オレンジのハチミツマリネ
柑橘類をより美味しくしてくれるハチミツ。こちらのオレンジのハチミツマリネは、オレンジ、レモン、ハチミツだけで作れるシンプルなのに味も見た目もさわやかなデザートレシピです。お弁当に入れたり、ヨーグルトなどに入れたりしても美味しくいただけそう。
ワンボウルで簡単！はちみつレモンマフィン
バターではなくサラダ油を使ったはちみつレモンマフィンは、シンプルでさわやかな味がクセになりそう。型に入れて焼く際に、レモンのはちみつ漬けを飾ればより見た目も味もアップし、おもてなしや持ち寄りのスイーツとしても活躍してくれそう。
ヨーグルトハチミツムース
ヨーグルトとハチミツはそのままでも美味しくいただけますが、ハチミツ、プレーンヨーグルト、 サワークリーム、レモン、板ゼラチン、生クリームで作るヨーグルトハチミツムースは、やさしくさわやかな味わいで見た目も◎。ブルーベリージャムとミントの葉のデコレーションも味を引き立てるだけでなく見た目の上品さもよりアップして素敵。
もちもちハニードーナツ
ハチミツとホットケーキミックスと白玉粉で作る、もちもちハニードーナツ。その名の通り、もちもち感とハチミツのやさしい甘さがたまらなく、手がとまらなくなりそう。仕上げに粉糖やきな粉をまぶして味に変化をつけても◎。
メープルシロップ活用レシピ
サーモンのメープルグリル丼
メープルシロップ、醤油、レモンの絞り汁、すりおろしたニンニクで味付けをするサーモンのメープルグリル丼は、メープルシロップを使うことでカナダ風の味付けに。盛りつけを工夫すればより海外旅行気分が増し、優雅なディナーになりそう。
メープルシロップの卵焼き
メープルシロップで作る卵焼き。メープルシロップならではの風味とやさしい甘みで、まるでお菓子のような卵焼きに。少し甘めの卵焼きをいただきたいときや、子どもの集まりにも良さそう。
柿と和梨のメープルくるみ白和え
秋のフルーツの和梨と柿、くるみで作る白和えは、なめらかな食感と果物のさわやかな奄み、メープルシロップの風味が絶妙で、見た目も◎。秋らしさを感じられるリピしたくなるレシピです。
大根のメープル酢漬け
大根とニンジンで作る彩りの良い酢漬けは、メープルシロップを使うことで、マイルドで香り良い仕上がりに。和洋どちらの料理にも合い、つい食べ過ぎてしまいそう。
パインのメープルソテー
缶詰のパイナップル、メープルシロップ、バターだけで作れるパインのメープルソテー。おかずの付け合わせやお弁当にも使えるので、お家に缶詰のパイナップルとメープルシロップを常備しておくと、いざというときに手早く作れて便利です。
メープルシロップとヨーグルトの生ハム巻
プレーンヨーグルトを生ハムで巻き、メープルシロップをかけただけの簡単レシピなのに、見た目も華やかで、おもてなしのオードブルに最適な、メープルシロップとヨーグルトの生ハム巻。注意するポイントは、時間をおいていただく場合は、プレーンヨーグルトではなく、水切りヨーグルトを使うと◎。
メープル味噌のいそべ餅
お味噌とメープルシロップを混ぜると、あまじょっぱくどこか懐かしい素朴な味の味噌ダレに。お正月にいつものお餅に飽きたときだけでなく、ふだんのおやつにも喜ばれそう。
メープルシロップで！すっきりした甘さの大学芋
メープルシロップで作る大学芋は、甘過ぎずスッキリした後味が◎。メープルシロップ自体ににとろみがあるため、揚げたサツマイモとタレが絡みやすく、手軽に作ることができるのも嬉しいポイントです。
ピーカンナッツ&メープルシロップマフィン
空焼したピーカンナッツを、メープルシロップがたっぷり入った生地で焼く、ナッツとメープルシロップの風味がたまらない、ピーカンナッツ&メープルシロップマフィンは、ふんわりと焼き上がり、食感もバッチリ。
メープルジンジャークッキー
メープルシロップとジンジャーパウダーで作るメープルジンジャークッキーは、メープルの風味豊かな味わいに、サクッと軽い食感が◎。おやつに出したら、あっという間になくなってしまうかも。
おわりに
いかがでしたか？ハチミツとメープルシロップのおかずやスイーツのレシピの数々。以外と両方ともおかずに使うことができ、それぞれの特徴や風味をいかしたやさしく風味豊かな仕上がりになるので、気になるレシピを見つけたらリンク先をおとずれてみてください。ハチミツ、メープルシロップともに常備しておきたくなっちゃうかも。
ところで、蜂蜜とメープルシロップの違いが気になる方もいるのでは。まず蜂蜜はその名の通り、ミツバチが花から蜜をとって巣にたくわえた蜜をいいます。