美味しい淹れ方をマスターしてティータイムを充実させよう♪
美味しいコーヒーも良いですが、お茶を茶葉からゆっくり淹れて頂く時間も素敵だと思いませんか?
そこで今回は、お茶の中でも、中国茶、紅茶、日本茶に注目し、それぞれの茶葉の種類や美味しい淹れ方、そしてお茶を美味しく淹れるための美しい道具たちをご紹介したいと思います。
中国茶の種類と美味しい淹れ方
全てのお茶のルーツと言われているのが中国茶。中国茶といってもその種類は数100以上もあると言われています。烏龍茶をはじめ、プーアル茶、ジャスミン茶、菊の花を干した菊花茶など、最近の中国茶ブームも手伝い市場にも出回っているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
中国茶の種類とその分類
主に、どのくらい発酵(正しくは酸化酵素の活性による酸化発酵)させるかで、6種類に分類します。これを「6大分類」と言い、緑茶(lvcha)、白茶(baicha)、黄茶(huangcha)、青茶(qingcha/烏龍茶/ウーロン茶)、紅茶(hongcha)、黒茶(heicha/プーアール茶)に分類されます。
中国茶を美味しく淹れる道具について
茶器
味だけではなく、香りや茶葉の美しさを楽しめる茶器選びが重要です。
青茶・黒茶は素焼きの茶器が向いています。本来は茶葉ごとに専用茶器を用意します。
白茶・黄茶・紅茶などの香り高い茶は、素焼きより香りを吸収しにくい磁器の茶壷や蓋碗で。
青茶でも発酵度合いが低く、清らかな香り立ちの茶葉は磁器も向いています。
白茶や黄茶、花茶などで形や動きを楽しむ茶葉はガラス茶器がおすすめ。
中国茶を美味しく淹れるポイント
お湯の温度はどのくらいが良いかというと、セレクトする茶葉によってお湯の温度も変わります。比較的発酵が早い白茶などは温度は低めのお湯を使い、ゆっくり旨味を出す淹れ方に。発酵の度合いが深いものは高温のお湯で淹れ、香りやコクをグッと引き出す淹れ方になります。発酵の度合いが高くなるほど温度が高くなると覚えておくと良いでしょう。
紅茶の種類と美味しい淹れ方
紅茶の本拠地といえば、優雅なアフタヌーンティーでお馴染みのイギリスですが、その茶葉は主に、インド、インドネシア、スリランカで栽培されています。
紅茶は、20数ヵ国で生産されており、お茶の全生産量の約70%を占めています。
紅茶は、産地の気候風土によって、品質や香味にそれぞれの個性があります。そのため、産地名がそのまま銘柄として使われます。 品種で大別すると、熱帯性の喬木(キョウボク)大葉種であるアッサム種、温帯性の潅木(カンボク)小中葉種である中国種に分けられますが、タンニン量が多く香味濃厚なアッサム種と、耐寒性とデリケートな香味の中国種を交配させ、それぞれの特徴を活かした品種も多くみられます。 インドの「ダージリン」、スリランカの「ウバ」、中国の「祁門(キーモン)」は世界三大紅茶といわれる銘茶です。
紅茶を美味しく淹れる道具について
使う茶器は、陶磁器や銀製のもの、内側が白いものやガラスのものを使うようにします。NGなのは鉄製のもの。これは、鉄と化合し茶葉の色が変色したり味が変化してしまうからだそうです。気をつけてセレクトしましょう。
また、紅茶は色や味、そして香りを楽しむもの。お湯と一緒に茶葉を踊らせるように動かすこともポイントになります。ティーポットは、丸みを帯びていて、保温性の高いものをチョイスするようにしましょう。
紅茶の美味しい淹れ方
紅茶を美味しく淹れる方法として、イギリスの正当な淹れ方である「ゴールデンルール」というものが定められています。
ポットを使う
日本茶を急須でいれるのと同様に、紅茶も蓋つきのポットを温めて使います。
茶葉を正確に量る
カップ1杯あたりティースプーン1杯の茶葉が必要です。ブロークンタイプで2.5~3g、リーフタイプで3gが目安となります。
汲みたて、沸かしたての湯を使う
紅茶は、空気を多く含む新鮮で汲みたての水を沸かした熱湯を使用します。
しっかり蒸らす
ポットの蓋をして蒸らし、おいしさの成分を十分出しきる時間が必要です。
緑茶の種類と美味しい淹れ方
日本が誇る緑茶は、海外でもgreen teaとして知れ渡っています。中国茶や紅茶と違うところは、茶葉を発酵させず、摘みたてを蒸す製法で作られています。(不発酵茶に分類されます)
茶摘後、最初に蒸気による熱処理をして茶葉の発酵を止めた後(酸化酵素の不活性化)加工されるお茶。 緑茶がこれに相当し茶摘後すぐ発酵を止めるので茶葉が緑色を保つのが特徴です。
日本茶の種類について
日本茶の美味しい淹れ方
日本茶の基本である、煎茶の美味しい淹れ方をご紹介します。
沸騰したお湯を湯呑みに注ぎ、あらかじめ温めておいた急須に茶葉を入れます。(茶葉の量の目安は、湯呑み1杯分でティースプーン1杯。)
湯呑みのお湯を急須に入れます。最初に湯呑みにお湯を入れておくことで湯呑みを温め、お茶を入れる際に丁度いい温度に下がっています。(煎茶は80度くらいの温度がベスト)。
1分弱そのまま蒸したら美味しいお茶の完成です。
お茶を美味しくしてくれるオススメのお茶道具をご紹介します
美味しいお茶の淹れ方を学んだ後は、見た目も美しく、お茶を美味しく淹れることができる道具をご紹介したいと思います。
LEAVES TO TEA 急須(リーブストゥーティー)
注ぎ口の90度の位置に持ち手がある、通称横手急須は、陶工の町である長崎県波佐見町で作られています。注ぎ口の内側に細かい穴が空いており、一つずつ職人さんの手によって作られています。
計算された美しいフォルムと陶磁器の滑らかさは最高です。また蓋のくぼみが私たちの手に馴染み、より注ぎやすさを増してくれています。
Brown Betty(ブラウンベティ)
ONE TOUCH TEAPOT(ワンタッチティーポット)
ガラス製にシルバーの蓋。とても現代的で無駄のないデザインが印象的なONE TOUCH TEAPOT。このティーポット、なんとシルバーの蓋の内側に茶こしが内蔵されているんです。シンプルなだけでなく機能性も抜群!
紅茶だけでなく、見た目も楽しめる中国の菊花茶にもオススメです。ガラス製品でホットの飲み物を頂くってなんだか少し贅沢な気分になれますよね。素敵なティータイムをおくることができる一品です。
土瓶
東屋の平急須
素敵なティーライフを送ってくださいね♪
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せっかくのティータイム。茶葉の種類や淹れ方を知ることで、いつもの何倍も美味しいお茶を頂くことができます。お茶の種類に合わせて、おやつをチョイス。今日はどのお茶を飲もうかと頭を巡らせる。とっても素敵ですよね。毎日のティータイム、是非充実させてくださいね♪
お茶の時間は、ほっと一息、心と体に安らぎと癒しを与えてくれる時間でもあり、この後何をしようかなと先を想像する大切な時間でもありますよね。