生パスタってなにが違うの？
その名のとおり生パスタは乾燥させません。作り立ての麺をすぐ調理するため、小麦がもつ本来の香りや風味、モチモチとしたコシのある歯ごたえを楽しむことができます。
市販もされている生パスタですが、実は手作りもできるんです。本格的なパスタマシーンなどがなくても大丈夫。いつもの食材とキッチン用品だけで美味しい生パスタが作れますよ♪
生パスタの作り方
まずは材料から。1〜2人分なら強力粉は200gに卵2個、オリーブオイルを小さじ1、塩少々。特別なものはいりません。
ヘラで生地を切り混ぜます。まとまりにくければ加減しながら水をいれましょう。
打ち粉をして手のひらでこねます。なめらかに、そして全体が均一の弾力になるまで頑張ります。こね終わったらラップでくるんで15分ほど休ませます。冷凍保存するならこのタイミング。保存の目安は3ヶ月程度です。
打ち粉をして綿棒で十字にのばしていきます。
1〜2ミリの厚さになったら打ち粉をしながら何回か巻き込んでお好みの太さに切ります。茹でるとふくらむので気持ち細めがよいかもしれません。
かたちを整え、打ち粉をしたら早速茹でましょう！ 乾燥パスタと違って1〜3分ほどで茹で上がります。麺がふわっと浮いてきたら引き上げの合図です。
アレンジを楽しもう♪
いろいろな素材を混ぜ込んだり、ちょっと形を変えてみたり。変幻自在な生パスタを美味しくアレンジしてみましょう！
ジェノベーゼ風味
ジェノベーゼソースを混ぜ込んだパスタ。バジルの香りはお肉にも魚にも合いますよね。
イカ墨の生パスタ
新鮮なイカ墨が手に入ったら、ぜひ試してみたいスパゲッティ・ネーロ。赤いトマトソースと合わせると見た目もおしゃれです。
ほうれん草のフェットチーネ
茹でたほうれん草を混ぜ込んだフェットチーネは色鮮やか。ちなみにフェットチーネとは平たいかたちのパスタのこと。ソースによくからみます。
ショートパスタ
生パスタは色々な形にもチャレンジできます。手でまるめてフォークで溝をつけたフジッリ風ショートパスタ。これなら簡単にできますね。
ファルファッレ
ファルファッレも簡単！カットしてつまむだけでこんなに可愛く。
ラビオリ
詰め物をしたパスタもできちゃいます。こちらはラビオリスタンプを使っていますが、クッキーの型などでも応用できますよ♪
できたてパスタを美味しく食べよう
ミートソースの生パスタ
手作り生パスタは平たく幅広なかたちがやっぱり簡単。そんな幅広のパスタにはお肉たっぷりのミートソースが抜群にからみます。
ボンゴレクリームフェットチーネ
ほうれん草の生パスタをボンゴレクリームと和えて。彩りも綺麗ですね。
イワシのトマトソース
ショートパスタをいわしのトマトソースで。ワインと一緒に楽しむおつまみにも。
ラビオリ・トマトソース
中に詰め物をしたパスタは茹でてシンプルなトマトソースをかけるだけでご馳走に早変わり。
Tajine-パスタ鍋
もちもち感が魅力の生パスタならではの使い方！ トマトベースのお鍋に生パスタ、目からウロコのレシピです。
ラザニア
パスタの生地を正方形にのばしてソースとチーズを重ねればラザニアに！ 生パスタを作れるようになると、お料理の幅がグンと広がります。
手作り生パスタは意外と簡単♪
「生パスタ」と聞くと最初は少し敷居の高さを感じるかもしれません。でも、レシピやアレンジ、調理法を見れば案外簡単にできそうな気がしませんか？もちもち食感と風味が魅力の「生パスタ」。ぜひ手作りにチャレンジしてみてくださいね。
パスタといえば普通の家庭では乾燥パスタが一般的。もちろんいつものパスタも美味しいけれど、生パスタには乾麺にはない魅力がたくさん！