ハッセルバックポテトとは？
ハッセルバックポテトは、切れ目の間にいろいろな具材をはさんだりして味のバリエーションを楽しみます。表面はカリッとこんがり、中はホクホク♪じゃがいも全体にしっかり味がしみ込んで、やめられないおいしさです。
簡単！ハッセルバックポテトの基本の作り方
切り方から下準備までの手順
じゃがいもは皮つきで。まずは切れ目を丁寧に入れていきますが、下まで切り離さないようにするために、じゃがいもの下に割り箸を2本入れます。切れ目の幅が細いほど、焼いたときに美しく開きますので、少なくとも5㎜幅、できれば2mm幅を目指しましょう。
でんぷんで切った断面がくっつかないように、切れ目を下にして水に5分ほどさらします。あとは、よく水気を拭き取ります。
アレンジする際のコツ
オリーブオイルやガーリックバターを刷毛などで塗り、ベーコンなどを切れ目にはさみます。ベーコンは、冷凍しておくとはさみやすいそうです。
チーズも、こんな感じではさんでみましょう。おいしさが、まんべんなく行き渡ります。のせるよりはさむほうが見た目も美しくなります♪
ローズマリーやオレガノ、タイムなどのハーブを散らすのもいいですね。じゃがいもとハーブは、相性抜群です♪
いろいろな調理器具を使ってチャレンジ！
「オーブン」を使って、カリッとこんがり♪
オーブンでカリッと焼くのが一番のオススメ！まずは30分ほど焼き、その後は様子を見ながら、さらに10～20分ほど焼き、カリッと香ばしく仕上げます。焼き時間はじゃがいものサイズによって異なるのでその都度調節しましょう。
「オーブン＋スキレット」でも◎
耐熱皿で焼くほか、写真のようなスキレットを使ってオーブンで焼くのもオススメ！そのままテーブルに出すことができ、とてもおしゃれです♪
切り込みにチーズをはさんだじゃがいもを、スキレットごとトマトやアスパラとともにオーブンで焼きます◎色鮮やかでおいしそうですね！
「レンジ＋オーブン」で時短も！
じゃがいもをまずレンジに3～4分かけてから、オーブンへ。中心まで熱の入りがよく、時短になります。切れ目の幅を細く細く、そしてできるかぎり下の方まで切れ目を入れると、アコーディオンのように開きます♪
「レンジ＋トースター」でもあっという間！
じゃがいもに切り目を入れレンジで5～6分、チェダーチーズをはさみ、トースターで焦げ目がつくまで焼きます♪時短レシピでとっても簡単◎おつまみにもオススメです！
「魚焼きグリル」でもOK！
魚焼きグリルで焼くこともできます。油をかけて焼きますので、油ハネに気をつけましょう。水切りヨーグルトをのせていただくのもいいですね。
ハッセルバックポテトの人気アレンジレシピ
新じゃがのハッセルバックポテト
新じゃがの季節には、こんなハッセルバックポテトもぜひ楽しみたいもの。皮も柔らかくて、サイズもちょうどいい新じゃがは、ハッセルバックポテトにも向いています。焼いている途中、下に落ちた油をかけながら焼くと、さらに皮がパリパリに！
ベーコン&チーズのハッセルバックポテト
ベーコン、チーズ、にんにく、バター、パセリに黒コショウ…という、じゃがいもと絶妙な組み合わせの食材ばかり！これで、おいしくないわけがありません♪
こちらもベーコンとチーズ、にんにく、バターでつくるハッセルバックジャーマンポテトです◎おつまみとしてもピッタリ♪
人参とナスをはさんだハッセルバックポテト
人参やナスをはさんで焼いたハッセルバックポテト。色合いがきれいですね。ひとつで十分なおかずになりそう。ナイフが切れ目に入りやすく食べやすいのもいいですね。
カラフル！3色ハッセルバックポテト
小粒でカラフルなじゃがいもを使って、こんな可愛いハッセルバックポテトに♪小さいじゃがいもなら、オーブンで20分程度で焼き上がります。
ハッセルバックポテト コンソメガーリック風味＆ココナッツ風味
こちらは、少し味を変えて、コンソメガーリック風味とココナッツオイル風味。じゃがいもはシンプルだからこそ、さまざまな味遊びができます。水切りヨーグルトやサワークリームをのせて爽やか風味をプラス！
ポテトとアボカドのハッセルバック
じゃがいもとアボカドを交互に並べて、バターや粉チーズをのせて焼いたハッセルバック風。じゃがいもは予め少しレンジにかけているそう。グリーンがアクセントになっていてとってもきれい。
ポテトとアボカドのグリルローズ
じゃがいもとアボカドを薔薇仕立てにした美しいグリル。じゃがいもは、半分に切ってから薄くスライスし、レンジに2分ほどかけます。そして、少しずつずらしながら薔薇の形に♪アボカドは生のまま、同じように薔薇に。あとは、オイル、ハーブソルト、チーズなどかけて焼くだけ。
ハッセルバックポテトのサラダ
ハッセルバックポテトを中心に、紅芯大根やアスパラなど色鮮やかな野菜や半熟卵などを組み合わせた華やかなサラダ。アートな美しさは、パーティーのテーブルでも目をひきそう。
ハッセルバックポテトの焼きカレー
カレーといっしょに焼いた変わり種ハッセルバックポテト。カレーは焦げやすいので、様子を見ながら焼きましょう。
ハッセルバックポテトのアヒージョ仕立て
多めのオリーブオイルで焼いて、途中で海老やマッシュルームなどを入れてさらに焼きます。他の具材が入ることで、一気にアヒージョらしい雰囲気が。うまみが溶け込んだオイルにバゲットを浸して食べるのもオススメ！
ハッセルバック風ポテトグラタン
ポテトグラタンが、一気に新しいイメージに！いつものポテトグラタンが、ハッセルバックポテトを使うことで、おしゃれで洗練されたグラタンへとアップグレード！
ハッセルバックポテトの和風甘辛タレ
ハッセルバックポテトに、あえて和風の甘辛タレをからめた意外な一品。切れ目にタレがしみて、しっかりとしたおかずになります。
トマトとアボカドでヘルシーハッセルバックポテト
トマトと森のバターアボカドもじゃがいもをおいしくする食材。大きめのじゃがいもがあれば作りたいヘルシーレシピです。
超簡単！切り目を入れて揚げるだけのアコーディオンポテトフライ
なんと、洗って切り目を入れ、丸揚げして塩と乾燥パセリを振るだけというシンプルなハッセルバックポテト。シンプルな味でホクホクおいしくいただけます♪
さつまいもでハッセルバックスイートポテト
南米産ヤムでハッセルバックスイートポテト
アメリカでは、南米産のヤムイモなどを使って焼き芋を作るとか。ナッツやブラウンシュガーで甘くするのが、アメリカ南部のスタイルだそうです。日本では、さつまいもや紫芋を使って、ハッセルバックスイートポテトがおいしくできます♪アイスなど添えて。
醤油メープルでキャラメリゼしたくるみをのせて
甘いさつまいもをハッセルバックポテトに。醤油とメープルシロップでキャラメリゼしたくるみをのせて、甘じょっぱさや香ばしさなどとともに味わいます。食後のデザートやおやつなどに。切り分けやすいのもいいですね。
ハッセルバックポテトをキャンプやアウトドアでも♪
バーベキューで「ダッチオーブン」を使って
アウトドアの楽しみ、ダッチオーブン料理。ローストビーフなどといっしょにハッセルバックポテトを焼くのもぜひオススメ！野外ならではの豪快な味を満喫できます♪
「フライパン」だけで作るハッセルバック風ポテト
切り込みでなく、薄い輪切りにしたじゃがいもを、フライパンに並べて敷き詰め蒸し焼きにしてつくるハッセルバック風ポテト。デンプンによりポテトをくっつけるため、水にさらさないのがポイントです◎
ハッセルバックポテトでじゃがいも本来のおいしさを◎
見た目が華やかでおしゃれなだけでなく、カリッと香ばしく、じゃがいも本来のおいしさが楽しめるハッセルバックポテト。じゃがいも料理の中でもちょっと特別な存在かもしれませんね。スウェーデンの味が、おうちでも簡単に楽しめるなんて素敵！ぜひ、トライしてみませんか？
ハッセルバックポテトの名前の由来は、スウェーデンのストックホルムにある“Hasselbacken Hotel and Restaurant”からきているとか。じゃがいもに細かく入れた切れ目が、焼いていくうちに開いて、とてもきれい！付け合わせではもったいない、主役級の存在感があります♪