「いとしのマイルーム」を作る下準備
あなたが部屋を片付けたい理由は何でしょうか?仕事から帰った時にくつろげるようにしたい。オシャレな部屋に友人を招きたい。いろいろな理由があるでしょう。その気持ちを忘れずにいれば、「いとしのマイルーム」はきっと叶います。まずは下準備を始めましょう。下準備のポイントは「減らす」ことです。
部屋が片付かない原因は?
部屋が片付かないのは、部屋が狭い、収納が小さいというのも原因の一つかもしれません。部屋の広さや収納の大きさは変えられませんが、モノの量はどうでしょうか? パンパンに詰め込んだバッグと、ゆったりと余裕のあるバッグ、同じサイズならどちらを持ちたいでしょうか?
部屋もバッグも同じで、入れられるモノの量は決まっていて、モノの量を変えることで余裕をもたせることができます。つまり、モノが多すぎることも部屋が片付かない原因の一つなのです。
なくてもいいモノは思い切ってなくしてみる
モノを減らす一つの方法は、なくてもいいものを思い切ってなくしてみることです。「また使うかもしれない」と言ってモノを残しておいた結果が、落ち着かない今の部屋だとしたら? 実際になくしてみると、意外と不便を感じなかったり、生活に困らなかったりするものです。
どうしても必要だと感じたのなら、前よりも上質なモノを選んで迎え入れましょう。きっと前よりも心が満たされ、愛着が感じられるはずです。
モノの量を減らすと暮らしに余白が生まれる
モノの量を減らすと、生活に変化が出てきます。足の踏み場がなかった場所も、積み重なっていて取り出すのに一苦労だった収納も、モノが少ない状態を想像してみてください。動線を邪魔するものがなくなり、生活のなかに潜んでいたプチストレスがすーっと消えていきます。これが、暮らしに余白が生まれるということなのです。
収納センスの磨きかた
「いとしのマイルーム」を作る下準備が整ったら、収納センスを磨くステップに入ります。難しいことはありません。限られたスペースを有効に使うこと、見た目が煩雑にならないようにすること、余白を残すことを意識すればいいだけなのです。収納が整うだけでも、お部屋の空気感が見違えるように変わります。
使い勝手のよい収納方法
縦方向のスペースを有効活用
収納ケースの形や色味をそろえる
2割の余白を残す
自分らしいエッセンスをプラス
モノや生活感を減らし、収納もスッキリと整いました。それだけでもじゅうぶん居心地がいいお部屋に変わったことでしょう。「いとしのマイルーム」は、ただ片付けるだけではありません。そこにいるだけで心が豊かになる空間にするために、自分らしいエッセンスをプラスして仕上げます。
ワクワクするものを足す
幸せな気分にさせてくれるもの、ワクワクするものを、よく目につく場所、すぐ手の届くところに置いておきます。読書が好きな方なら、お気に入りの蔵書を数冊ディスプレイしてみる。メイクが好きな方なら、ドレッサーまわりをとびきりオシャレにしてみる。趣味のアイテムをソファサイドにスタンバイさせておくなど、自分らしくいられる空間を作ってみましょう。
心を豊かにするものを選ぶ
モノを減らしたことで生まれた余白には、アートやオブジェ、グリーンなど、心を豊かにするものをしつらえます。それはなくてもいいモノかもしれません。しかし、心を豊かにするものがもたらすのは、ゆったりとたゆたう時間や、洗練された雰囲気など、かつての生活感にあふれた部屋にはなかったものばかりです。
たとえばこんなものを
幸せな気分にさせてくれるもの、ワクワクするもの、心を豊かにするものは人それぞれです。心地いい、落ち着けるアイテムとしておすすめなのは、フカフカのラグや着心地のいいルームウェア。肌に触れるものを変えることで、リラックス効果をより感じられます。ほかにも、ほのかな明かりの間接照明や、あたたかなブランケットなど、取り入れやすいものを選んでみて。
「いとしのマイルーム」は豊かな心を映す鏡
部屋の乱れは心の乱れです。収納センスを磨けば、暮らしに余白が生まれ、心にも余裕ができ、部屋も美しく変わります。「いとしのマイルーム」は、豊かな心を映す鏡です。ご紹介した方法を参考に、居心地のいいお部屋を作ってみてくださいね。
ご紹介したほかにも素敵な収納アイディアが参考になりますので、ぜひご覧になってみてくださいね。
「部屋の乱れは心の乱れ」とも言いますが、散らかった部屋と片付いた部屋、居心地のいい部屋がどちらかは、問うまでもありませんよね。スッキリと整った部屋は、空間の余白だけでなく、暮らしにも余白を生み出します。それは心の余裕にもつながるものです。ただ片付けるだけではない、そこにいるだけで心が豊かになる「いとしのマイルーム」の作りかたをご紹介します。