暑さを和らげる夏の音色
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夏場のけだるい気分を涼やかにしてくれる風鈴の音。平安時代はリンと澄んだ音色の青銅製が主流でした。当時その音は、“病や災いを払う魔除けの効果がある”と信じられていたのだとか。
それから現代でも耳なれたガラス製をはじめ、さまざまな素材の風鈴が増え、色とりどりの音色を楽しめるようになりましたね。
風に吹かれてチリンと鳴る風鈴の音を聞くと、暑さも和らいでいくかのようです。
それから現代でも耳なれたガラス製をはじめ、さまざまな素材の風鈴が増え、色とりどりの音色を楽しめるようになりましたね。
風に吹かれてチリンと鳴る風鈴の音を聞くと、暑さも和らいでいくかのようです。
どの音色がお好きですか?素材で選ぶ風鈴8選
涼しげなガラスや、重厚感のある鋳物。お部屋に飾るなら、見た目も音も自分好みの風鈴を選びたいですね。素材別の音の特徴と、おすすめの風鈴を紹介します。
《ガラスの風鈴》グラスの氷のように軽やかな音
北洋硝子とビームスのコラボ「津軽びいどろの風鈴」
とんがり頭が愛らしい「ブルーの風鈴」
《鉄鋳物の風鈴》長く響く澄んだ音
重厚感ある南部富士「鈴木盛久工房の南部風鈴」
日本の伝統を今様に「鋳心ノ工房の鉄の風鈴」
《合金の風鈴》くすみのないやさしい音
こだわりの音を響かせる「高岡銅器の風鈴」
近未来的なデザインが個性的「能作の真鍮の風鈴」
《陶磁器の風鈴》軽やかで心地よい響き
素朴なあたたかさが魅力「益子焼の風鈴」
シンプルで品のいいデザイン「セラミックの風鈴」
ご近所が気になる現代に「置き風鈴」という飾り方
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かつて“音の聴こえる範囲は聖域”とされていた風鈴ですが、現代の日本ではその音が“騒音”とされることも。
そんな現代に提案したいのは、エアコンや扇風機の風で、チリチリと鳴る「置き風鈴」。ご近所を気にすることなく、癒しの音色を手に入れてみませんか?
そんな現代に提案したいのは、エアコンや扇風機の風で、チリチリと鳴る「置き風鈴」。ご近所を気にすることなく、癒しの音色を手に入れてみませんか?
カラフルな短冊がかわいい「吊り風鈴・丸」
やわらかい音色が美しい「陶磁器の風鈴」
長崎の陶磁器工房で作られた、磁器製の風鈴です。焼き物独特の、やわらかく美しい音色を楽しめます。ウォールナットでできた台座は、インテリア性も抜群。短冊には伝統の市松模様があしらわれています。
色違いで音色も違う「WDHの置き風鈴」
“1/fのゆらぎ” の癒しを風鈴で
風鈴の音には“1/fのゆらぎ”による癒し効果があるとされています。川のせせらぎや虫の声のように、ほどよく変則的で心地よい風鈴の音は、現代の私たちにもいい効果を与えてくれるでしょう。お気に入りの風鈴を手に入れて、心を癒してみませんか?
津軽びいどろの風鈴は、やさしく心地よい音が印象的。青森のハンドメイドガラス工場である北洋硝子は、かつて漁業用の浮玉を作っていたのだそう。浮玉をイメージした風鈴は、ぽってりと厚みのあるガラスが愛らしいですね。