お盆に並んだ、ポップでカラフルな5つのお椀。実はこれ、伝統的な漆器で出来ているんです。普段使いにしづらいイメージがある伝統工芸品ですが、最近は若い世代向きのデザインも続々と誕生しています。

シンプルな形状でありながら、漆器にはあまりない豊富なカラー。【お椀やうちだ】の「色拭き漆椀」は、ツヤを抑えた独特な技法で、木目の美しさもはっきり感じられます。

家族で色分けすれば、食卓が一層華やかに。食材もよく映えて、いつもの料理がさらに美味しそうに見えますよ。

2色使いの漆器は、【aisomo cosomo】の物。一つ一つハケで塗るからこそ実現した、ポップな色の組み合わせが魅力です。飯椀・汁椀・小鉢など、シリーズで揃えられるようになっています。

若い職人さんが数多く在籍する【九谷青窯(くたにせいよう)】。従来の九谷焼のような絢爛さではなく、普段の食卓に馴染む優しい色使いが人気を呼んでいます。

【九谷青窯】は一人一人の職人さんが自由に制作するスタイルなので、デザインも様々。色絵のタッチなどで好みのアイテムを選べるのが楽しいですよ。

色絵にも形にもちょっとした遊び心を感じるのが、【ハレクタニ】のアイテム。シンプルで淡い色合いながらも、一つ一つがしっかりとした存在感を持っています。

例えばこちらは、猫の丸いフォルムがそのまま形になった「子ネコ皿」。いつもの食事はもちろん、おもてなしにさりげなく使うのも素敵ですね。

【萬古焼】の4つの窯元が集まって誕生した【4th-market(フォースマーケット)】。シンプルなのにどこか目を引くアイテムが多く、耐熱性の高さを活かした調理道具や食器などが揃っています。

こちらの「土鍋ご飯釜・カゴ」は、陶土の質感が感じられる温もりたっぷりのデザイン。特に難しいコツはなく、ふっくらした美味しいご飯が炊き上がります。

一方、こちらはフライパン型の「ポワレ」。直火・オーブン・電子レンジと幅広く使えるので、様々な料理に適しています。

出来上がったらそのまま食卓へ置けるデザインも魅力です。小ぶりなので、一人暮らしの方でも重宝しますよ。

真鍮の鋳物メーカー【二上】が手がけるブランド【FUTAGAMI(フタガミ)】。真鍮の素材感をそのまま活かした「文具トレイ」は、使い込むうちに少しずつ酸化して色合いを変えていきます。ちょっとした小物も上品さが増すような感じがしますね。

【モメンタムファクトリーOrii】は、高岡銅器の着色を専門に行ってきた会社のオリジナルブランド。着色によって生まれる模様は計算できないものなので、一つとして同じ物がありません。

シンプルな壁掛けの花器にも、全く違う色合いが揃っています。背面に細いビンを差し込む枠が付いているので、水が必要な植物も気軽に飾れますよ。

それぞれの発色を楽しむなら、コースターのセットもおすすめです。シックで上品なテーブルコーディネートにまとまりそうですね。

手芸やお裁縫が好きな方におすすめなのは、「裁ち鋏 101シリーズ」。決して安いとは言えないお値段ですが、職人さん自らが研ぎ直しをしてくれるので、一生物として使い続けられます。

また、裁ち鋏とセットで持ちたいのが、洗練されたカラーが美しい「握り鋏 101シリーズ」です。アクセサリーを思わせるようなカラー展開で、使う度に気持ちが上がりそうですね。

一方、こちらの「キッチン鋏」は料理好きな方にぜひ使って頂きたいアイテム。持ち手と刃の間にある二つの輪は、それぞれ栓抜きやくるみ割りなどに使えます。もちろん研ぎ直しをしてもらえるので、生涯現役で役立ってくれますよ。

若い感性が加わった伝統工芸品は、私たちの暮らしに馴染みやすいオシャレなデザインが魅力です。もっと気軽に手に取って、日常の中でたくさん愛用して下さいね。