工芸を通して自分を見つめる旅へ ~クラフトフェアまつもと~

工芸を通して自分を見つめる旅へ ~クラフトフェアまつもと~

ものを作る人が集まって空の下に作品を並べ、直接買い手と触れ合うクラフトマーケットの先駆けである『クラフトフェアまつもと』。工芸の町として知られる長野県松本で毎年開催され、30年以上続くその魅力をご紹介します♪2017年05月09日作成

カテゴリ:
旅行・お出かけ
キーワード
甲信越長野県松本イベント工芸品
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どんなイベント?「クラフトフェアまつもと」

新緑の季節、今年はお天気の良い日も多くお出かけが楽しいですね。
5月の最終週末には、全国のクラフトファンが待ちに待った『クラフトフェアまつもと 2017』が、長野県松本市あがたの森公園で開催されます。

クラフトフェアまつもと | 松本クラフト推進協会
クラフトフェアまつもとは毎年5月に長野県松本市あがたの森公園で開催しているクラフトイベントです。
芝生の広場を取り囲んで青空の下でクラフトの野外展示会が行われ、木工・陶磁・染織・金工・ガラスなど、全国から集まったさまざまなジャンルの工芸作家が出品・展示・販売を行います。
販売店で購入する際にはなかなか生まれることがない作り手と使い手の直接的な交流、やりとりができるという魅力があります。
出典:ウォーキング・ウィズ・クラフト
もともと松本では、江戸時代には松本城の城下町で家具作りが盛んに行われ、その後柳宗悦の民芸運動から「松本民芸家具」がうまれるなどものづくりと深い関わりのある町。
『クラフトフェアまつもと』は、1985年に手仕事の作家たちの有志活動としてあえてルールを作らない自由な空気の中でスタート。大量消費・大量生産がもてはやされる80年代に、手を通してつくる生き方や暮らしの実感を求めて生まれた小さな活動が30年以上経た今では280組の作家が出展する大きな野外イベントに。
あがたの森公園のほかでも、ワークショップが開催されたり、地元の作り手の器で地酒を楽しめたり、「工芸の五月」として町全体で様々なイベントが行われます。見どころの多い5月の松本、新しい発見にあふれた旅が期待できますね!
工芸の五月
5月の松本は、工芸の街−松本市を中心に美術館、クラフトフェアなど50の会場で企画展が開かれます

「クラフトフェアまつもと」の楽しみかた

作り手とお話してみよう

クラフトフェアの魅力は、何と言っても目の前に作り手本人がいること!
大自然に囲まれた空の下で、きれいな空気を感じながら見てまわれるクラフトフェアは、小さなギャラリーや催事場に比べて、話しかけやすい雰囲気。作品について気になる事があったら、どんどん聞いてみましょう。

どんな材質なのか、扱い方や、おすすめの使い方。そんな事をふまえて探し選べば、本当にほしいもの、長く使っていけるものに出会えますよね♪
手仕事のマーケットプレイス「iichi」も、ご縁をいただいて毎年参加させて頂いているこのイベント。過去の会場の様子をブログにアップしていますので、良かったらチェックしてみてくださいね。

【イベントレポート】クラフトフェアまつもとに行ってきました! | iichiブログ
つくる人とつかう人をつなぐ手仕事のマーケットプレイス。アクセサリー、ファッション、家具、器、雑貨、革製品など全国1万人以上の作り手が登録(無料)。
工芸を通して自分を見つめる旅へ ~クラフトフェアまつもと~
出典:

気になる作り手をチェック

今年度、2017年は280の出展者が参加予定。会場はとても広いので、ホームページなどで気になる作り手を事前にチェックしておくのもおすすめです。

iichiに出品している作り手さんも参加されているので、その中から4組ほどご紹介♪
◆nibi/芳田慎平◆

「鈍色(にびいろ)」= nibi
日本の古きよきものをデザインソースに、金属の微妙な色味の違いと素材感を大切に、ひとつひとつ手づくり。静かなたたずまいが美しいアクセサリーです。
出典:

◆nibi/芳田慎平◆

「鈍色(にびいろ)」= nibi
日本の古きよきものをデザインソースに、金属の微妙な色味の違いと素材感を大切に、ひとつひとつ手づくり。静かなたたずまいが美しいアクセサリーです。

nibi | iichi
◆wooden farm/すがのたかね◆

木の温かみと幻想的な雰囲気に引き込まれる、すがのたかねさんの掛け時計。見る人の想像の世界を広げて豊かな気持ちにしてくれますね。長野在住、クラフトフェアまつもとに関係の深い作り手さんです。
出典:

◆wooden farm/すがのたかね◆

木の温かみと幻想的な雰囲気に引き込まれる、すがのたかねさんの掛け時計。見る人の想像の世界を広げて豊かな気持ちにしてくれますね。長野在住、クラフトフェアまつもとに関係の深い作り手さんです。

すがのたかね | iichi
◆森の種陶工所/森和良◆

奥様の森明子さんと夫婦2人で意見を出し合い、制作過程も分業しながら制作。エネルギーや食料調達など自らこなし、夏は制作のかたわら農業をしながらクラフトフェアへも参加して、冬は作品を作りためる生活なのだそう。
出典:

◆森の種陶工所/森和良◆

奥様の森明子さんと夫婦2人で意見を出し合い、制作過程も分業しながら制作。エネルギーや食料調達など自らこなし、夏は制作のかたわら農業をしながらクラフトフェアへも参加して、冬は作品を作りためる生活なのだそう。

森の種陶工所 | iichi
◆JOURNEY/草薙亮◆

シンプルで長く使える革小物を、ひとつひとつ手縫いで制作。
修理はもちろん、購入された作品を買取り丁寧に手入れをして新たな人のもとへ送り出したり、壊れてしまっても素材として再利用したり、モノを大事に使う心を忘れないモノづくりを心掛けているそう。
出典:

◆JOURNEY/草薙亮◆

シンプルで長く使える革小物を、ひとつひとつ手縫いで制作。
修理はもちろん、購入された作品を買取り丁寧に手入れをして新たな人のもとへ送り出したり、壊れてしまっても素材として再利用したり、モノを大事に使う心を忘れないモノづくりを心掛けているそう。

JOURNEY | iichi

イベントまとめ

イメージやブランドに価値を付ける風潮に違和感を感じ、自分の手を通してものを作り関わっていこうとした作り手たちが始めた『クラフトフェアまつもと』。口にするもの・身の回りにあるものが、何でできていてどのように作られたのか分からないまま、値段の安さや手に入れやすさを軸にものを選びがちな現代。ちょっと立ち止まって、青空の下でじっくりと「選ぶこと」に向き合う週末もいいのではないでしょうか。

作り手との交流、本当に必要なもの、ほしいものを探す旅。
『クラフトフェアまつもと』でいろんな出会い、楽しみたいですね♪


▼クラフトフェアまつもと2017▼

【日時】
5月27日(土)11:00-17:00
5月28日(日) 9:00-17:00
※雨天決行

【場所】
長野県松本市県(あがた)3-2102-4 あがたの森公園
松本駅から徒歩約20分。
松本クラフト推進協会 | 工芸を通して欲しかった何かがきっと見つかる
『クラフトフェアまつもと』『クラフトピクニック』 の情報、ものを「つくる人」と「つかいたい人」、「これから何かをつくりたい人」を繋ぎサポートしていく活動を行っています。

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