そこにあるだけでテーブルが華やかになる【可愛いかたち】の器
動きのある器なら、食卓の高低差を出すのも簡単。器で高低差が表せると、お料理もぐっと見栄え良く仕上がります。
器同士のコーディネートも楽しんで
個性的な器は組み合わせるのが少し難しいような気もしますよね。合わないかなと思っても、トライしてみると、案外しっくりくることも。手持ちの器と合わせて、組み合わせのバリエーション自体を楽しんでみましょう。
お花のかたちの器たち
すこし立ち上がりのついたマーガレットの深皿です。チャコールグレーなら、テーブルをぐっと引き締める役割も果たしてくれます。焼き色にムラがあるところにやわらかな揺らぎを感じます。
お花のかたちのカップに小さな葉っぱの持ち手がついています。花びらの模様が中側一面に描かれているので、お料理を盛りつける量が少なくても、華やかな花びらがしっかり見えます。
シックな色合いが美しい四つ葉を象った豆皿です。ちょっとしたお菓子をのせたり、コーヒーシュガーをアレンジするのも素敵。カトラリーレストとしても使える大きさがいいですね。
ざらりとした質感がお洒落な小さなお花のお皿です。お漬物をのせたり、薬味入れにもおすすめ。渋みのあるテイストですが、モチーフが可愛らしいので、重くなりすぎません。
たんぽぽを幾何学模様風にアレンジしたプレートはあえて、色味をシックに。一見するとなんのかたちか分からないところがユニークですね。一枚だけ使うのはもちろん、色違いで何枚か、同じ食卓に並べてみるのも素敵です。
ぽってりとした質感が美しいこちらの茶たくは、花びらをモチーフにしたもの。小皿としても使うことができます。立体的な造りになっており、とても優雅な雰囲気です。
動物のかたちの器たち
細かく描きこまれた猫ちゃんのお皿。お腹をみせてリラックスしている様子に思わず笑みがこぼれます。ひょいとあげた手に動きを感じます。
倉敷意匠と型染めユニットの「kata kata」がコラボして生まれた「切り抜き印判手皿」は動物モチーフのお皿としてとても有名になりました。ざっくりと切り抜かれたかたちにも親しみやすさがあり、どこかぬくもりを感じるものになっています。
クマさんのお皿にお菓子を盛りつけると、まるでクマさんがお菓子を抱えているような姿に見えますね。つぶらな瞳にほっこりと心が温まります。
カラフルな色合いの動物たちが食卓に並ぶと、まるで賑やかな動物園に来たかのよう。薬味のグリーンがよく映えています。
まるで水彩のように優しい色合いのトリのプレートです。しっぽにもほんのりと色が付けられていて、可愛らしいですね。お料理を盛りつけるところは白地になっているので、とても盛りつけやすいですね。
大きな背中の猫がこちらを振り返っています。縦長のプレートは珍しいので、一枚あるだけで食卓のアクセントに。メインディッシュはもちろん、サラダやお野菜の煮つけなどをのせてみるのもいいですね。
砂漠を歩くらくだにゴールドの首飾りをアレンジしました。つや消しのらくだ皿は益子焼のもの。バームクーヘンもピラミッド型にカットしたら、心はエジプトへと飛び立ちそうです。
小さなお魚たちが集まって、大きな一匹のお魚になるというお話を覚えていますか？スイミーをモチーフにしたというこちらの器には、小さいお魚がたくさん描かれています。丼のようにして使うもよし、複数使いでお魚の群れが泳いでいる雰囲気を出してもよし。食卓が楽しくなる器です。
手頃な大きさで出番が多いひつじ皿。ふわふわの毛の質感が上手にあらわされています。一枚一枚、毛の表情も違うので、愛着が湧きそうです。
穏やかなフォルムの千鳥のお皿。千鳥の柄は「千を取る」ということから、縁起がいい柄とされています。ピンクも白も繊細な色合いでほかの食器との馴染みも抜群。使いやすいお皿です。
持ち手のついた器たち
左右に可愛い持ち手がついたデリカップです。深さがあるので、ヨーグルトやゼリーなどにもぴったり。手作り感のあるいびつさがいいですね。
こちらはりんごの木をモチーフにしたプレートです。立ち上がりがついているので、汁気の多いものでも大丈夫。見た目の新鮮さに心が惹かれます。
小さな両手鍋をモチーフにして作られたこちらの鉢は、アツアツのお料理はもちろん、お洒落なお菓子を飾っても素敵です。ざらりとした質感につるりとしたペーパーを一枚敷きこんで、コーディネートするのもいいですね。
グリル模様が刻み込まれたグリルパン皿。小さなグリルパン皿には焼き物がよく似合います。瑞々しいフルーツをのせると意外性があって面白いですね。
深さのあるフライパンをモチーフにした深鉢です。つや消しのチャコールグレーの器は白いクロスの上がよく似合いますね。白いプレートなどにいくつかまとめてのせるのもお洒落ですよ。
いろいろなかたちの器たち
マトリョーシカを象った丸みのあるフォルムがとても美しい豆皿です。薬味やチョコレートをのせたり、副菜をほんの少量、ちょこんとのせるのも愛らしいですね。竹口要さんが作られたやわらかなオフホワイトの豆皿は、毎日使いたくなる手触りの良さもあります。
錆釉のりんご皿はシックなブラウンで、へたの部分のディテールがキュートです。濃色のお皿はテーブルの上でアクセントになりやすいので、銘々皿として手元に置いておくといいですね。
ぷっくりとした桃のかたちの白い豆皿には、お茶菓子がよく似合います。シンプルな白い器なのに、かたちが愛らしいだけで表情豊かなお皿に見えてきます。
益子の伝統的な飴色の釉薬を使ったマトリョーシカのプレートには、ロシアンクッキーがぴったり。素朴な女の子のお洋服には、豪華なお花の模様が！飾っておくだけでも素敵なプレートです。
益子焼のクロスのプレートはカッコよさと優しげな印象の両方を携えた美しい器です。ゆるく立ち上がりがついているので、メイン料理のソースもこぼれてしまうことはありません。
「可愛い器」を使った素敵なテーブルコーディネート
一枚で使っても可愛いお花型のプレートにはガラスの器を重ねて、トレーのように使っています。器を重ねて使うと、簡単に手の込んだ雰囲気を作ることができます。
大きなマーガレット皿をメインに、小さな花型のお皿でリフレイン効果を出しています。余白を大きめに使っているので、本物の花びらのように見えます。
いろいろなかたちの器を集めて、ワンプレートに。旅館の朝ごはんのような華やかさがありますね。ほんの一口ずつでも、ゴージャスな雰囲気に。
同じシリーズの器を集めると、キリリと引き締まった印象を演出することもできます。余白をたっぷりと取って、贅沢なイメージに仕上がりました。
お花型のうつわをいくつも重ねて、シックな花束のようになりました。まとまり感を作りやすいので、初心者さんにもおすすめの器の使い方です。
可愛いさくらんぼのタルトにはやわらかな動きを感じさせる器を合わせて。プレートの中心にちょこんとのせた赤色が際立っています。
中心に色違いの器を並べることで、バランスのいいテーブルコーディネートになりました。一枚の絵を描くように、盛り付けができています。
手つきのプレートはイイホシユミコさんのもの。ニュアンスのあるカラー展開で、同じ器のシリーズで食卓を統一したくなります。
お盆の上には二人分のおやつとお茶をのせて。どちらの動物のプレートのお菓子をいただくか、争奪戦になってしまいそう。
可愛いかたちの器で毎日の食卓を鮮やかに
器選びひとつで、食卓の華やかさは大きく変わります。せっかくですから、お気に入りの器たちを活躍させて、素敵なテーブルコーディネートを楽しんでいきたいものですね。
かたちの可愛い器は、ほんの小さなものでも、ひとつあるだけでぱっと食卓が華やぎます。見慣れたおかずだって、可愛い器に盛りつけるだけで、普段とはひと味違う雰囲気を醸し出せますよね。