わたしの暮らしに、優秀な「醤油さし」を求めて
今回は、食卓を美しく彩る名品から、ロングセラー、機能性の高いものまで、おすすめの醤油差しをたっぷりご紹介します。
画像(右下):白山陶器/G型しょうゆさし
醤油さしの選び方
形状で選ぶ
スタンダード

プッシュ
プッシュタイプは出す量を調節しやすいのがメリット。一般的に指を置きやすいトップ部分にプッシュボタンがあるものが多いです。普通の醤油さしだと、倒してしまえば大惨事になることもありますが、プッシュ式だとそこまで面倒なことにならずにすみますね。
スプレー
減塩対策に効果的なのは、スプレータイプ。醤油をつけたい部分に軽く噴射することができるので、つけすぎを回避できます。それなりの量を使いたいというときは不便さを感じることもあるかもしれませんが、料理の中でも細やかな作業には向いています。刺身に適量をかけたり、焼きおにぎりに醤油をまとわせたりするときにも重宝します。
素材で選ぶ
陶磁器
ガラス
ガラスの醤油差しは衛生的で凛とした佇まいが魅力。光を受けて表情が変わる様も素敵です。中身が見えるので、残量がひと目でわかります。
プラスチック
プラスチック製は欠けたり割れたりしにくいのがメリット。何かと混み合いがちな、冷蔵庫のドアポケット。プラスチック製なら当たりを気にせずに収納することができます。
ロングライフデザイン・おしゃれで優秀な醤油さし
〚陶磁器〛白山陶器 G型しょうゆさし
緩やかなカーブを描いたボディのくびれが、とても美しい醤油さし。ふたの取っ手に施された小さな空気穴を押さえる事で、醤油の注ぐ量を調節することが出来ます。また、醤油をいれる注ぎ口も広く、液だれしないのが特徴!
サイズは大(L)、左が小(S)サイズの2種類。日本を代表するプロダクトデザイナーによる逸品を、家庭の食卓で愛用してみませんか。
〚ガラス〛THE醤油差し 桐箱入り クリア 80ml 液だれしない
石塚硝子グループ・アデリア株式会社とTHEのコラボレーションにより「液だれしないこと」を一番に考え、商品化された「THE醤油差し」。クリアで清潔感あるクリスタルガラス素材と潔いほどシンプルなかたち。まさに、機能美とはこういうことと思わせるデザインです。
口ばしの施されていない注ぎ口ですが、醤油の切れの良さは抜群で、心地よく使うことができます。長く大切に愛用したい名品です。
垂れない醤油さし
〚ガラス〛木村硝子店 テーブルソイソース/醤油さし
手のひらに収まる小ぶりなサイズがかわいらしいソーダガラスの醤油さし。イラストにあるとおり「正しい使い方のポイントは、蓋に指を添えること」。液だれしないだけでなく、洗いやすさもこの商品の魅力。蓋を外せば、しっかり指を入れて中まで洗えます。
〚ガラス〛廣田硝子 元祖すり口 醤油さし
有機的な丸みのあるフォルムが美しい「廣田硝子(ヒロタガラス)」の醤油さし。底がどっしりしているので倒れにくく、醤油の切れも抜群。適度が厚みがあるガラスで長く愛用できそうです。
〚ガラス〛KINTO(キントー)醤油さし
ミニチュアポットのようなルックスが愛らしい「KINTO(キントー)」の醤油さし。持ち手が付いているタイプは珍しいですが、重力や力点を考慮して、手に負担のない設計に仕上がっています。注ぎ口は、長めで先に向かって細くなる繊細なデザイン。液だれしにくいだけではなく、かける量も調節しやすいですよ。
〚耐熱ガラス〛iwaki(イワキ) SVシリーズ 密閉醤油さし 120ml
耐熱皿でも人気の「iwaki(イワキ)」による、こちらの醤油差し。商品名に「密閉醤油差し」とあるとおり、キュキュッとネジを閉めて口を閉めるので、傾けてもまず横から漏れることない、安心できる醤油さしです。注ぎ口には、フタをつけられるので、ほこりが付くこともなく、衛生的に使えます。
〚ガラス〛 OXO(オクソー) 醤油さし ディスペンサー
つんと上を向いた注ぎ口がユニークな醤油さし。気になる液ダレもこのかわいいくちばしのおかげか気になりません。蓋部分は分解して隅々まで洗いやすいというのもメリットです。
〚プラスチック〛台和 醤油差し エクシオ S EX-1
サイフォンの原理を取り入れたくちばしの形状で、余分な醤油がぽたぽた落ちるのを防いでくれる醤油さし。プラスチック製ですが、メタリックな蓋がスタイリッシュで安っぽく見えません。
〚プラスチック〛seiei (セイエイ)こぼれない しょうゆ差し
蓋のトップのボタンの押し加減で、かける量を調節できる醤油さし。うっかり横に倒してしまっても、こぼれにくい設計は見事。小さな子どもがいる家庭にもおすすめです。
〚ガラス〛リス staviaLUXE プッシュ調味差しM
ミニマル&スマートなデザインのプッシュ式醤油さし。トップのボタン部分も目立たず、とても自然なつくりです。軽くボタンを押すとほんの少量注ぐことができ、しっかり押しきると約小さじ1/2分を注ぐことができます。やや上向きの注ぎ口が液だれを防ぎ、切れの良さを保ってくれます。
〚プラスチック〛seiei (セイエイ)調味料スプレーボトル
醤油をかけたいものにシュッとスプレー。細かい粒状に噴射されるので、ふわっと柔らかく纏わせることができます。コンパクトなサイズ感も小回りが効いて便利です。
デザインが美しい醤油さし
〚磁器〛東屋(あづまや) 醤油差し
〚磁器〛白山陶器 3点コンディメントセット(木台付) 白磁
白山陶器のデザイナー、森正洋が手掛けた美しい作品。醤油さし・塩・こしょうの3点セットの調味料入れで、結婚祝いや一人暮らしの贈り物などにもぴったり。
かっこいいシンプルデザインで真っ白。だれからも喜ばれやすいですよね。
〚ガラス〛廣田硝子 復刻醤油差し 亀甲 古代色
老舗硝子メーカー、廣田硝子(ヒロタガラス)。ソーダガラスという昔懐かしい素材で、創業より生産していた醤油差しを復刻して「亀甲」、「桜」、「籠目」、「菊紋」、「醤油樽」の5種、展開しています。
〚ガラス〛小林亮二 ガーリック 醤油さし
上手な保存方法と液だれしないコツ
醤油は鮮度が大切

醤油に限ったことではないですが、調味料も鮮度が命。最初はサラっと透明感があった醤油も、1ヶ月も経てば色の濃さが増して黒味が強くなり、それと共に風味も劣化していきます。香りや後味の余韻、醤油そのものの美味しさを大切にしたいなら、あまり時間を置かずに使い切るのがベスト。できれば、1ヶ月程度で使い切れる量を目安に購入することをおすすめします。
開栓後は、冷蔵庫で保存する
醤油さしはこまめに洗う
卓上で使う醤油さしは、使い切れる量を意識して、入れる分量を加減しましょう。入れっぱなしにしておくと、醤油が固まって、注ぎ口がつまりやすくなります。使い終わったら、毎回必ずそれぞれのパーツをきれいに洗うこと。この一手間で醤油さしの劣化も防げ、液だれもしにくくなりますよ。
最もスタンダードなのは、傾けると醤油が出てくるタイプ。くちばしがあるデザインが一般的ですが、なかにはくちばしがないものもあります。なんといってもメリットは、誰にとっても使い方が単純明快であるということ。さっと醤油を注げるので、料理に回しかけるのもスムーズですが、ここは使い手のさじ加減。かけすぎには注意しましょう。