「ボウル」と「バット」で、得意料理が変わるかも！
きちんとしたツールなら、作業がスムーズになったり、使いどころが増えたりいいことがたくさん。ステンレス・耐熱ガラス・琺瑯（ホーロー）それぞれの特徴をご紹介していきますので、どれがいつもの料理に合いそうかチェックしてみてくださいね♪
ボウル
流水では洗いにくいお野菜の葉と葉の間や、小さな食材もボウルにはったお水の中ならこぼれることなく、全体をきれいに洗うことができますね。
ステンレス・ガラス・琺瑯など素材をきちんと選べば、ニオイ移りの心配も少なく、油落ちが良いので衛生的にも◎サラダや冷静パスタのように最後にソースなどを加えて仕上げるお料理は、そのまま食卓に並べても良いですね。
ステンレス製のボウルは、丈夫で傷が付きにくいのが一番の魅力。軽くて落としても割れないので使い勝手がよく、ご紹介する3つの素材の中でも、最もポピュラーな素材かもしれません。
熱伝導がいいので、湯せんにかけるときや、下に氷水を引けば冷えた状態で調理することも。お菓子作りでチョコレートを溶かすときや、生クリームを泡立てるときにも◎逆にレンジやオーブン、直火にかけることはできません。
熱に強いからこそ、小さな揚げものときには、パンチングボウル（ざる）と組み合わせて油を切るのにも便利。
おすすめアイテム
■ステンレスボール（柳宗理）
キッチンツールで有名な柳宗理のアイテムの中でも、代表的と言っても過言ではない「ステンレスボウル」。洗練されたボウルは、1960年にデザインされた不朽の名作です。
サイズは全部で5種類。ご家族の人数や使用したいシーンにもよりますが、全部あってもどれも使いどころがありそうです。全部はちょっと…という方は、大中小と3つ選ぶのも良いですね。一番大きなサイズは、こんなに大きいサイズ必要？と思うくらいがおすすめ。ちょっと多めの食材を入れても、クルクルっと全体がきれいに混ざりますよ。
電子レンジやオーブンにかけることのできる耐熱ガラス製のボウル。重たいのが難点ですが、どっしりしてるからこそ、混ぜる時にボウルが動かずハンドミキサーなどを使っても軽く手を添えるくらいでOK。
3種類の素材の中で、唯一、電子レンジで使えるのも魅力的。お野菜などの下処理にはもちろん、スープなどを温めるのにもぴったり！ニオイ移りも気になりません。小さめのサイズなら、そのままクリアな器として食卓に出してもいいですね。
おすすめアイテム
■Luminarc アンピラブルボール
フランスで190年以上の歴史を誇るARC社のアンピラブルボール。調理用のボウルですが、とってもおしゃれでそのまま食卓にも並べられるガラスボウルです。
サイズが豊富で、小さいサイズはバターを溶かしたり、調味料を混ぜたりする時に活躍してくれそうです♪
カタチが工夫されたスタッカブルボウルなので、数がそろってもこんなにすっきり。中身が見えるので、お皿として料理を冷蔵庫に保存するときにも便利ですね。
真っ白な見た目がきれいなホーロー製のボウル。レンジにはかけられませんが、直火（とオーブン）にかけられるのがホーロー製のメリット。油落ちもいいので、ひき肉などの脂っぽいものをこねるときなどにも◎少しの洗剤できれいに洗い流せます。
熱伝導の良さもあって、ステンレスとガラスのいいところが揃っていますが、細かい傷が目立ちやすいので、泡立てのときや、金属製のツールでの作業には不向きです。
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■ボール （野田琺瑯）
お鍋やケトルでも人気の老舗「野田琺瑯」。保存容器を展開されていることも知られていますが、ボウルも人気を集めるアイテムなんです。
野菜を洗うときなどに使いやすい一番大きいサイズは、ワインボトルやコーヒーを冷ますときに使うのもおしゃれ。
優しい色合いはもちろん、シンプルなかたちは道具にも器にもなって、テーブルの上も素敵にみせてくれます。
他の素材にも共通していますが、ボウルを買いそろえる時には、いくつかのサイズがあると便利なので同じメーカーの物を選ぶほうがすっきり収納できそうですね。
バット
ボウルだと重なってしまう食材も平らに並べられるので、調理前の色移りやニオイ移りも避けられます。
小麦粉やパン粉をまぶしたい時も食材を乗せる前に薄く広げたり、食材を広げた上からフリかければOK。
マリネなどの少し"寝かせる"ようなお料理などは、盛り付けを意識してバットに並べておくと、そのまま食卓へ出しても素敵。
ボウルと同じく、軽くて丈夫なのが魅力のステンレス製。冷蔵庫に入れて急冷させたいときもおすすめです。また、網目のものと組み合わせて揚げ物の油切りにも。
ちょっぴりイレギュラーな使い方かもしれませんが、洗った野菜や果物、少ない食器やカトラリーなどの水切りにパッと取り出して使えるのも、ステンレス製の手軽さならでは。
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■システムバット（家事問屋）
「家事問屋」のシステムバットは、金物加工で有名な新潟で作られています。必要ないと思っていたバットが、「ずっと使いたい」に変わるくらい細かいと気配りがされているバットなんです。
このすっと立ち上がった角が、洗い物の時に他との差を実感させてくれます。角ばった容器やお皿は角（すみ）が洗いにくいイメージあるかもしれませんが、このちょっとした丸みのおかげで何度も洗いなおす必要もありません。
蓋があるのも嬉しい♪下ごしらえが終わったら、そのまま蓋をして冷蔵庫へ。中をよく冷やしてくれるのも、ステンレス製ならではですね。
耐熱ガラスのバットは、一般的にはオーブン皿や耐熱ガラス皿などと呼ばれているかもしれません。ボウル同様に厚みがあって、熱に強くオーブンはもちろんレンジに対応しているものも。
オーブンなどで使うときは、汚れを落としやすいので、グラタンやケーキなど特に器いっぱいに広げて焼きあげる料理におすすめ。もちろん、料理の下ごしらえなどに使用するのも◎
汚れや臭いが付きにくく洗いやすいホーローは、お肉やお魚などの下ごしらえにおすすめです。食卓に出しても素敵なので、マリネなどはバットで作ってそのままテーブルへ。
なんといっても、直火はもちろんオーブンにも入れられるがホーローの魅力。下ごしらえから調理まで、他の洗いものを出さずにそのままテーブルに！なんてことも出来ちゃいますね。
真っ白で、食材の色が映えるのでお菓子作りにもおすすめです。ゼリーやプリンも、バット一杯に作ってフルーツをトッピングすれば本格的なデザートに。
おすすめアイテム
■ベイクセット／FALCON（ファルコン）
1920年、イギリスの起業家 ジョー・クレイナーによって創業されたFALCON（ファルコン）。イギリスの伝統的なパイ料理を、作って（焼き上げて）そのままテーブルでサーブできる道具兼食器を求めた結果生まれたのが、ホーローアイテムでした。
「ベイクセット」はオーブン料理はもちろん、お菓子作りにも活躍してくれるセットアイテム。 外側の色は可愛らしいカラーで、3色展開されています（ブルー・グレー・レッド）。お料理好きの方の自分用はもちろん、ギフトで贈るのもおすすめです。
おわりに
ボウル＆バットいかがでしたか？ステンレス・耐熱ガラス・琺瑯と素材にこだわって手にとると、その使い勝手の良さにびっくりする2つのアイテム。もちろん、基本的な扱いを気をつければ長く使えるので、得意料理などに合わせて増やしていってみてはいかがでしょうか♪
フライパンにお鍋、包丁、まな板、基本の調理道具を揃えたら、次は本格的な「ボウル / ボール（以下ボウル）」と「バット」を用意してみませんか？プラスチック製のアイテムもありますが、熱や傷に弱くニオイ移りなど衛生面もちょっと気になりますよね。