カスエラ(CAZUELA)って?
カスエラ(CAZUELA)という食器の名前に聞き覚えはありますか?この名にはピンとこなくても、スペイン料理屋さんに入ったことがある方なら、一度は目にしたことがあるはず。スペイン料理の代表といえばタパス、アヒージョ。朱色の器に入ったオリーブオイルの中で、海老などが煮込まれてグツグツいい香りを放っている、あの料理です。ここによく使われているのが、スペインの耐熱陶器、土鍋のカスエラです。
カスエラとはスペインの伝統的な器の一つで、スペイン語で鍋や鍋料理のことを意味するのだそうです。素焼き製で、多くのものは赤茶色をしています。
料理のおいしさに夢中で器まで思い出せない、という方も多いかもしれませんが、何気なく出されているこの器が、実はとっても便利なのです。
調理器具として優れ、食器としても◎
まず驚くのはその性能。直火OK、オーブンも電子レンジもOKなので、どんな料理にも対応でき、調理器具として優れています。
さらに、冷凍庫、食洗機にも対応可能。ですから、焼き物はもちろん、オーブン料理、煮こみ料理、油料理、デザートまで、料理をしたらそのまま食卓に出せてしまいます。
出典:www.flickr.com(@Diego y tal)
温かい料理を作りたてアツアツのまま食卓に出せるって素敵ですよね!美味しさも倍増するはず。
使い終わったら他の食器とともに、食洗機に入れて洗えばお片付け終了。とっても便利な調理器具、兼食器。一つあるととっても重宝しますよ。
スペイン・グラウペラ(Graupera)社
バルセロナから電車で約一時間離れたところにある、ジローナ(Girona)という古くからの街に工房を構えているグラウペラ(Graupera)社は、伝統的な技術を守りながらカスエラ作りをされている会社の一つ。赤茶色の品物のほか、アイボリーやブラック、レッドといったカラーバリエーションも取りそろえています。
一口に、カスエラと言っても、プリンにちょうど良い小さなものから2~3人分のグラタンができる大きなものまで、様々な大きさがあります。形も、取っ手がついていたり、深さがあったり色々です。使いやすさや、よく作る料理に合わせてご自身にあったものをいくつか持っておくと良いですね。
カスエラ(CAZUELA)のある食卓
ここからは、実際にカスエラを使った食卓風景をご紹介いたします。
カスエラ(CAZUELA)活用、絶品料理レシピ
実際に使ってみると、その便利さに驚くはず。カスエラを手に入れたら、スペイン料理だけでなく、自由な発想で普段の調理に活かしてみて下さい。
まずはやっぱり、憧れのアヒージョ!
カスエラを活用するなら、まずはアヒージョから。
スペイン料理に挑戦!
アンダルシア地方のお料理。やっぱりスペイン料理にも挑戦してみたいですね。
え?!スイーツも焼けちゃうの?
直火で作ったタルト、とろりと崩れる、果物の甘さがたまりません。
スペイン料理の代表と言えばこれ、アヒージョ!今にも美味しそうな香りが漂ってきそう・・・。