スペインで楽しむ、本場のバル料理
一皿だけつまんで、一杯ひっかけて帰る人もたくさんいますが、わたしは、いつも、こんな感じに(笑)。
緑のシシトウみたいなものは、素揚げして、塩をかけた、Pimientos de Padrón(ピミエントス・デ・パドロン)。
絶対注文する一品です。
たまに、激辛に当りますが、そこは罰ゲームだとおもってご愛嬌。
長ぼそい、でも身がしっかりして弾力のある、Navajas a la plancha(ナバハス・ア・ラ・プランチャ)。
マテ貝をオリーブオイル、ガーリックで炒めたもの。
レモンをキュッとしぼって、アツアツのうちに召し上がれ!
悶絶の旨さです。
Sepia a la plancha(セピア・ア・ラ・プランチャ)。
小さくて丸くてかわいい、スミイカをさっと炒めた一品。
イカってこんなにおいしかったの!!!
と叫びたくなるやわらかさ&おいしさです。
Pan con tomate(パン・コン・トマテ)。
バゲットにオリーブオイル、フレッシュトマト、ガーリックを塗り付けたもの。
カタルーニャでは、パンと言うと、これが出てきます。
これだけでもお酒が進む美味しさ!
お店による味の違いも、楽しんでみて。
Patatas bravas(パタタス・ブラバス)。
スペイン風ポテトフライ。
カリッと揚がったフライドポテトの上に、白いアリオリ(ニンニク入りのマヨネーズ)と赤いブラバソース(パプリカ入りのトマトソース)をかけた定番。
これだけで飲んでいる人も多いです。
Esqueixada(エスケイシャーダ)。
カタラン語のメニュー。
バカラオ(タラ)の身をほぐして、ビナグレットソースで和えたもの。
日本人なら嫌いな人はいないはず。
スペインは、バカラオをよく食べます。
これは、バルセロナの人気バル、inopiaのEnsaradilla rusa(エンサラディージャ・ルサ)。
スペイン風ポテトサラダです。
ツナや豆、ニンジンなどが入るところが、スペイン風。
日本では子供の食べ物のイメージがあるポテトサラダですが、スペインでは、大人も大好きなバルメニュです。
赤ワインとの相性最高。
こちらは、バルセロナにあるガリシアのバルの、Pulpo a la gallega(プルポ・ア・ラ・ガジェーガ)。
ガリシア風タコです。
日本のバルでもたまにありますが、ぜひ、本場で食べてほしい。
パプリカがいいアクセントになっています。
カタルーニャのデザート、Crema Catalana(クレマ・カタラナ)。
冷やしても、アツアツでも、どちらでもおいしくておすすめです。
パエジャを食べにリストランテに行こう
でも、やっぱり、スペインと言えば、パエリアでしょ!
そういうあなたは、バレンシアへ!
4つの公用語があるスペインは、食も地方色豊か。
実は、パエリア(地元ではパエジャと発音)は、どこででも食べられるものではないんです!!
これは、定番、バレンシア風パエジャ。
うさぎ、鶏、カタツムリ、インゲン、豆などが入っています。
奥の人物との対比で、パエジャ鍋のサイズは推して図るべし。
これで、3人前です!
コメ料理にも、いろいろな種類がありますが、
個人的には、Arroz negro(アロス・ネグロ) がおすすめ。
真っ黒なのは、イカ墨。
そこに、アーティチョーク、パプリカ、イカなどが入った、
イカの風味たっぷりの絶品料理です。
写真は二人前。
アリオリと一緒に食べて!
アロス・ネグロ。
バレンシア産のパエジャ用高級米の芯までたっぷりと魚介のエキスがしみこんで。
日本のコメと違う、クリーミーなのに、べチャッとしない、本場の食感に舌つづみ。
Mejillones a la marinera(メヒジョネス・ア・ラ・マリネラ)。
ムール貝は、トマトスープで。
たっぷりと出てきますが、信じられないほど、リーズナブル。
これだけでも、白ワインが一本空いてしまいます。
トマトベースのカラコレス(エスカルゴ)も美味
フランス料理のエスカルゴは高いイメージがありますが、とにかく、どさっと出てきます!
ソースは、トマトベース。
赤ワイン飲みながら、つっついて食べれば、会話も忘れてしまいます。
ちなみに、スペイン語でかたつむりは、Caracoles(カラコレス)。
このお店は、店名が Las Caracoles(ラス・カラコレス)。
パエジャは2人前からしか作ってくれないので、どうしても1人ででも食べたい!というときに貴重なお店です。
開店時間も長いので、覚えておくと安心です。
パンも、かたつむり型。
キッチンつきのアパートメントなら、旅行中でもおうちごはん
バルセロナに行ったら、ぜひ、Mercado(マーケット)へ。
野菜、果物、フレッシュジュース、ハモン(生ハム)、チーズ、魚介、精肉、ナッツ、ドライフルーツ、、、、
買えないものはありません。
見ているだけで興奮する、大人気の観光スポットです。
ハモンを買う時には、ぜひ試食を。
言えば、快くさせてくれます。
値段だけではわからない、好みがあるのでお気に入りのハモンを見つけてくださいね。
スペイン料理の定番、Tortilla de patatas(トルティージャ・デ・パタタス)。
スペイン風オムレツ。
スーパーで安く売っているので、電子レンジでチンすると、おうちでものんびり、たっぷり食べられます。
イベリコ豚のステーキ!
スーパーやマーケットでお肉を買ってきて、焼いてみてください。
塩(あればスパイス)だけで、人生で一番おいしい豚肉に!
100種類以上あるオリーブは、新鮮で、いろいろな漬け方があるので、日本でオリーブが苦手な人でも、必ず食べられます。
食わず嫌いじゃもったいない、スペインのオリーブ。
トマトや野菜も、ヨーロッパで果実・野菜生産の生産国、スペインなら新鮮、高品質で、旨みぎっしり。
スペイン産高品質オリーブオイルとバルサミコをかければ、料理ができない人でも、大満足のおいしさを楽しめます。
バレンシアに行ったら、バレンシアオレンジ!
そう、バレンシアオレンジの「バレンシア」はスペインの地名なんですよ。
ジューシーで甘みたっぷりのバレンシアオレンジをかじれば、口の中に広がった酸味と甘みで、最高にハッピーな気分になれます。
Aigua de València(アグア・デ・バレンシア)。
バレンシアの水、という名前のオレンジの飲み物。
ジュース?と思って、がぶがぶ飲むと、酔っぱらうので注意してくださいね。
カバ、オレンジリキュール、オレンジジュースのカクテルです。
喉が渇いたときには、たまりません。
おわりに
魚介からハモンまで、魅力たっぷりのスペイン料理のほんの一部を
ご紹介しました。
参考にしてもらえたらうれしいです。
バルセロナで一番人気のバル、Cervesseria Catalana(セルベッセリア・カタラナ)。
色鮮やかで、見るからに新鮮な魚介やピンチョスが並ぶショーウィンドー。
名前がわからなくても、指をさせば、注文できるのもうれしい。