『やちむん』とは?
やちむんとは、沖縄の方言で焼き物のこと。長年の伝統が受け継がれている民芸品で、日常的に利用できる食器は沖縄旅行のお土産としても人気が高い。長年の伝統を継承しつつ、若い感性を加えた作品も増えている「やちむん」は、沖縄の生活用品としてはもちろん、現在では人気の観光土産となっている。
やちむんの原点は、400年以上も昔の1600年頃で、まだ沖縄が琉球王国と呼ばれていた時代。その頃の琉球王国は小さな島国でありながら、中国やタイといった外国と交易を行い、すぐれた貿易国家へと成長していた。そんな琉球王国に、海外から陶磁器が豊富に持ち込まれ、焼き物の技術が発展、それが「やちむん」の原点となったのだ。
『やちむんの里』とは?
やちむんの里は、那覇から車で50分ほど北上した読谷村(よみたんそん)の山中にある工芸村。15の工房、ショップやギャラリー、喫茶店が周囲の自然に溶け込んでいる。焼き物好きの個人旅行者やカップルなどに加え、最近では素朴で力強いやちむんの魅力にひかれ、若い女性が買い求める姿も目立つ。1、2時間程度でぐるりと歩ける広さだが、やちむんの魅力を味わい尽くすには丸1日でも足りないぐらいだ。
沖縄の青い空と釜とのコントラストは感動的♡
『やちむんの里』へ来たら、まずはその景色を楽しみましょう…!
大迫力の登り釜!
登り釜は大迫力!"やちむんは"こういう釜で焼かれているんですね…
実際に目で見る事で、益々やちむんの魅力に触れる事が出来ますね!
実際に目で見る事で、益々やちむんの魅力に触れる事が出来ますね!
登り窯とは、写真のように斜面に沿って焼き窯を連ねた全体のこと。一番下にある焚き口で燃やした炎の熱が、内部を登りながら上の窯に達する造りになっており、一度にたくさん焼くことができる。やちむんの里には、4つの登り窯があり、それぞれを決まった窯元やグループが運営している。
沖縄の自然と共に生きている窯元の笑顔♡
素朴で、おおらかで温かい…そんな魅力あふれる”やちむん”
その”やちむん”を実際に作っている人達との触れ合いも『やちむんの里』の大きな楽しみです♪
その”やちむん”を実際に作っている人達との触れ合いも『やちむんの里』の大きな楽しみです♪
陶工が創作活動を行っている工房に、勝手に入るのは厳禁。邪魔をしないよう、外から眺めること。大量の土を人力のみでこねる場面や、窯に入る前の乾燥段階の器がずらりと並ぶ様、窯元のもとで修行中の若者たちが、額に汗して立ち働く姿には、感じ入るものがある。
うまくすれば、窯元の笑顔にも遭遇できるかもしれない。やちむんの世界で何十年も、毎日土と向き合って生きる人のシンプルな笑顔も、やちむんの里の魅力のひとつだ。全国の伝統工芸が存亡の危機に瀕する中、沖縄のやちむんは、すこぶる元気。きっとパワーをもらえるだろう。
沖縄の『やちむん』はすべて1点もの!
絵付けや削りの入れ方の技法はもちろん、土の質や釉薬の種類、その年の天気や湿度、さらには火の種がマツかスギかによっても、やちむんの仕上がりは変わってくる。人が制御しきれない自然まかせのもの作りに、やちむんの魅力が詰まっている。均一に仕上がる大量生産の工業製品とは違い、すべてが一点ものなのだ。達人も含め、ファンが飽きることなくやちむんの里に通ってしまうのはそのためだろう。
自分だけの『やちむん』を探しに行こう♪
それでは、やちむんの特色を表現している素敵な器たちをご紹介します!
きっとやちむんの魅力をもっと感じていただけると思います。
きっとやちむんの魅力をもっと感じていただけると思います。
沖縄の雄大な自然の中で育った”やちむん”
土の素朴な感触を感じる事の出来る、あたたかい器達は、どれもみんな優しげです。
ひとつひとつ表情の違う”やちむん”は選ぶのも楽しみのひとつ!
是非『やちむんの里』へ足を運んでみてはいかがでしょうか…
そして、自分だけのお気に入りを見つけてみて下さいね♪
土の素朴な感触を感じる事の出来る、あたたかい器達は、どれもみんな優しげです。
ひとつひとつ表情の違う”やちむん”は選ぶのも楽しみのひとつ!
是非『やちむんの里』へ足を運んでみてはいかがでしょうか…
そして、自分だけのお気に入りを見つけてみて下さいね♪
沖縄の広く大きな空
やちむんを焼く為の共同釜のオレンジ屋根とのコントラストが最高です!