”同じ繰り返し”に疲れてしまった…そんなときは
【日々の生活×暮らしのコツ】3選
からだとこころを整える | 田中 のり子
自分らしく生きるためのコツ”100個”
なにかを頑張っている姿は、きらきらと輝いていて、「すてきだな」と思います。でも、頑張りが”すぎてしまうと”、からだやこころに不調が出てきてしまうことも…。ほんのすこしでも、"頑張ることをやめてみる"時間は、どんな人にでも必要なのではないでしょうか。
この本では、別々の分野で働く女性たちが、それぞれの"自分を楽にするセルフケア"を紹介しています。「自分が心地よく思うこと」や「頑張りすぎないこと」をテーマに、100個のセルフケアが載っているので、まずは自分が「気持ちいい」「心地いい」と感じるものを、この本をヒントに実践してみるのはいかがでしょうか。ゆっくり、無理のない範囲で試してみると、"自分ならではの休息法"が見つかるかもしれません。
本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ | コウケンテツ
ごはんを作る自由があれば、作らない自由だってある
「ごはんを作ることが好きだったはずなのに、なんだか最近、作りたくなくなってしまった」そんなふうに思ったことはないでしょうか?「自分の考え方がいけないのかな?」と落ち込んだり、「この先ずっと作りたくない気持ちだったらどうしよう…」と、不安な気持ちになってしまいますよね。たとえ好きなことでも、毎日継続するのは、実はとても難しいことなのではないかと思います。
この本には、”ごはんを作り続けることがしんどい”と悩む人に、寄り添う文章が書かれています。読みすすめていくうちに、「1日3食作らなくていいんだ」「どうしても作れないときは、作らなくていい」「同じ悩みを抱えている人が、たくさんいるんだ」と思うことができて、だんだん気持ちが楽になってきます。具体的に、どうしたらごはん作りが楽になるのかという簡単な方法も、いくつか載っているので、お料理する場所に置いておきたい1冊です。
わたしらしさを知る マイノートのつくりかた | Emi
思いついたときに、書きたいぶんだけ
"ノートづくり"と聞くと、「毎日、書かないと」とか、「きれいに書かないと」などと身構えてしまい、結果的に"続かなかった"と落ち込んでしまった人、多いのではないかと思います。気が付いたら、「1ページ目しか書いていないノートが何冊かある…」というような覚えはありませんか?生活が忙しくなってしまったり、体調がすぐれなかったりすると、つい書くことを忘れてしまいますよね。
この本で紹介されている"マイノート"とは、"大きな夢を叶えるためのノート"ではなく、"好きが詰まった自分だけの雑誌"のようなノートのことです。気づいたこと、「いいな」と思ったこと、もやもやしたことなどを、好きなときに好きなぶんだけ書くことをおすすめしているため、「自分でも続けられるかも!」と思えます。著者"Emiさん"のマイノートの中身や、ノートの選び方、画像の貼り方などを、たくさんの写真を添えて説明しているのでわかりやすく、本をめくるだけでわくわくするような1冊です。
【お茶の時間×短いエッセイ】3選
つかの間のお茶の時間。「本でも読んでみようかな」と思うけれど、あまり長いお話を読む時間はない…そんな時は、1つのお話が短い”エッセイ”を読んでみるのはいかがでしょうか。この章では、1話読み終えるごとに、こころにあたたかい光がともるような、ぬくもりのあるエッセイをご紹介します。
へそまがり | 菊池 亜希子
背伸びをしない、かわいらしい文章に癒される
本当は嬉しくてたまらないのに、すこしはずかしくて顔には出さなかったり、「ごめんね」をなかなか言えずに、結局そっぽを向いてしまったり…そんな経験はないでしょうか?どれも後から思い返すと、「素直じゃないなあ」と思わず笑顔になってしまうような、なんだかほっこりした思い出になっているので、不思議ですね。大人だって、とびはねて喜んだり、べそをかいたっていいのです。その姿は、あなたを大切に思う人の目に、"いとおしい姿"として映るはず。
1つのお話が、3ページに収められているエッセイ本。著者、菊池亜希子さんの、"日常にひそんだへそまがり"な部分と、"まっすぐで、かわいらしい文章"が心地よく混ざり合っており、読んでいると、ふふっと笑みがこぼれます。目まぐるしく変わるライフスタイルに身を置くと、ぐるぐると考えがまとまらなかったり、答えがわからないことが出てきますが、それでも、じっくり時間をかけて向き合い、歩む姿に元気をもらえます。素直なこころのあたたかさと大切さを気づかせてくれる1冊です。
心地よさのありか | 文 小川 奈緒/画 小池 高弘
心地よさを、感じたい
あたりまえにできていたことが、あたりまえにできなくなってしまった世の中。多くの人が不安を抱え、”心地よさ”を感じたいと思っているのではないでしょうか。
この本のお話の中には、"心地よさの生まれる瞬間"を見ることができて、ページをめくる時間そのものに、心地よさを感じることができます。迷いの日々に楽しみを見いだしつつ、自分と周りをゆっくり見つめなおした33個のお話と、繊細かつ優しい線で描かれたイラストに、こころが癒されます。こんなふうに、日々の生活をゆっくり見つめなおしてみると、思っていたよりもずっと近くに"心地よさ"を見つけられるかもしれません。
3時のおやつ | 平松 洋子/大島 真寿美 ほか
思い出のおやつ、ありますか?
みなさんは、思い出のおやつはありますか?「幼いときに好きだったおやつ」や、「旅先ではじめて食べて感動したおやつ」などの、自分にとっての”特別なおやつ”を、久しぶりに食べてみたら、大切な思い出がよみがえってくるかもしれません。
30人のクリエイターの方々が、それぞれの"とっておきのおやつ"と、"おやつにまつわる思い出"を紹介しています。おやつを思い浮かべることで、よみがえる記憶。そのおやつを、はじめて口に含んだときの甘かったりしょっぱかったり、感動したりがっかりしたり…などの思い出が、一人ひとりの個性あふれる文章でつづられています。どのお話からも伝わってくるのは、"おやつに対する愛"で、「自分にとっての特別なおやつってなんだろう」と考えさせられます。そして思わず食べたくなるような味の表現がされていて、読んだらきっとおやつを食べたくなるでしょう。お茶のおともに、いかがでしょうか。
【すきま時間×ほぐし習慣】3選
最近、「首や肩が痛い」、「肌トラブルが気になる」、「疲れやすい」などの"不調"を感じたことはないでしょうか?同じ姿勢でい続けなければならなかったり、長い距離を歩く必要があったり、自宅に帰るのが遅くなってしまったり…最近お悩みの"不調"は、そのような無理が重なったからだからの、"SOSサイン"なのかもしれません。でも、今すぐ生活を大きく変えるのは難しいですよね。この章でご紹介する本は、生活に取り入れやすい"からだほぐし"の方法を教えてくれています。よろしければ、ちょっとした時間ができたときに取り入れてみてくださいね。
オトナ女子の不調がみるみる改善する本 | 石原 新菜
原因不明の不調が続くのは、血流が悪いのかも
人のからだには、休みなく血液がめぐっていて酸素や栄養をはこんでくれています。その血液の巡り、すなわち”血流”が悪くなってしまうと「やる気が出ない」「コリがとれない」「肌トラブルが気になる」といったさまざまな不調が生まれてしまうかも…。
この本では、血の巡りをよくするうえで大切な、"からだの温め方"が豊富に載っています。"血流をよくする"と聞くと、「なんだか難しそう…」と思ってしまいますよね。でも、こちらの本で紹介されているのは、どれも普段の食事や服装、お風呂の時間などに、簡単に取り入れられるものばかり。気軽に1つ試してみるだけでも、からだやこころがぽかぽかと温まってきます。続けていくうちに気づいたときには、"不調"がなくなっているかも。登場する女の子と、どうぶつたちのかわいいやりとりも必見です。
こわばり女子のからだほぐし大全 | 日比野 佐和子
無理を重ねたからだを、ほぐしてリセット
歩くことや、座ること、荷物を持つことなどは、無意識におこなっている動作だと思いますが、"無意識だからこそ"、からだに負担をかけている可能性があります。負担が重なるとからだが”こわばってしまい"、思わぬ不調を招いてしまうことがあるそう。
この本では、からだがこわばってしまっている人、すなわち"こわばりさん"の、"からだのほぐし方"から、"こわばりのサイン"、"日常生活を意識することで、こわばりをなくす方法"などが、豊富に紹介されています。また、「あなたのこわばりはどのタイプ?」といった、"こわばりさん別の不調の対処法"も教えてくれているので、まずは自分がどのタイプのこわばりさんなのかを知ることが、不調改善への近道だと思います。
心も体もラク~になる 宇宙一ゆる~いヨガ | PICO
気軽に取り入れられる、ゆるヨガのすすめ
ヨガに、興味を持ったことがある人は多いはず。ヨガをしたら「こころがかろやかになった」、「リラックスしすぎて眠ってしまった」、「体質改善につながった」という声もよく耳にします。とても魅力的ですよね。でも、「からだが硬いから」「ポーズが難しい」「場所がない」など、さまざまな原因によって、続けられなくなってしまうこともあると思います。
この本では、「難しいポーズはゼロ!」と書いてあるように、呼吸法やポーズにとらわれすぎず、「できなくてもだいじょうぶ」な、ヨガの方法が載っています。ゆる~いイラストと、”だいじょうぶ”という言葉に包まれながら、気持ちいいと感じるくらいまで、からだをのばしてみる。そうすると、不思議とからだがゆるんで、こころのもやもやが晴れてきます。「思い出したら、またポーズをとってみようかな」と思えるような1冊です。
朝に目を覚まし、ごはんを食べて、お風呂に入って、夜になったら眠る。日々を過ごすうえで、いくつかの”習慣”が、みなさんにもあると思います。そんなふうに、毎日繰り返している習慣を、ゆっくり見つめなおすことで、からだやこころが楽になったり、新しい発見があるかもしれません。この章でご紹介する本は、きっと”日々の暮らしを楽にするヒント”を与えてくれるでしょう。本と一緒に、一息ついてみませんか。