母と、夕暮れと、野山の遊び。今も変わらないやさしい風景

5月14日（日）は母の日。この連載では、キナリノモールのストアスタッフ14名が、とっておきのギフトとお母さんへの思いを語ります。記事を読み終えるころには、あなたもお母さんに「ありがとう」と伝えたくなるはず。最終回は「工房織座」マネージャー・武田さんからのお手紙。ブランドで長く愛されている、母の日にもぴったりなスヌードをご紹介します。

母は、面白いことが好きな人。いつも面白い話題を探しては楽しませようとしてくれます。料理が得意で、昔からの家庭料理だけでなく、インターネットで探した新しいメニューにも挑戦しています。

私の職場の近隣に住んでいる母は、私が仕事に追われたり、昼食を食べ損ねているときには「ごはん用意するよ」と気にかけてくれます。私が遠慮しても、食べやすいおにぎりを少し持ってきてくれたり。最近夜ごはんにもたせてくれた「つくしの卵とじ」、とてもおいしかった。疲れて帰った夜に、季節が感じられるおかずを食べるだけで、ほっとした気持ちになれます。

「工房織座」のマフラーも大好きで、自宅でもおでかけにも、ガーデニング中にもいつも身につけるほど。率直な感想がもらえるので、とても参考になります。

私は今治市の山間で育ったので、小さいときからよく近所の畑や山に散歩に連れてってもらいました。お店ひとつない、山と段々畑と、少しの家屋が集まる小さな集落。何もない集落ですが、春になれば一番大きな桜の木までお花見をしに行ったり、秋になれば、長靴をはいて裏山へ栗をとりに行ったり。夕日のあたる集落だったので、日暮れには影で面白い人の顔（両腕を輪にして目玉を作り、二人並ぶと顔のように）を作って笑ったり、自然の遊びを日々楽しんでいました。

今、私にはまだ小さく手のかかる3人の子どもがいます。どうしても仕事が長引いてしまう日は、子どもたちを母に預けるのですが、いつも外で遊んでくれています。仕事を終えて子どもに会いに行くと、今日の出来事を報告してくれるのですが、自然の中での遊びを懐かしく思うことも多いです。今、この場所でしかできないことを、私の子どもにも同じように体験させてくれることがうれしい。

私も年をかさねて、一人前の大人になったつもりだったけれど、母親からは私が何歳になろうといつまでも子どもなのだなと実感。私もこの先、母と同じように温かい気持ちで我が子と接していきたいと思っています。

工房織座／マネージャー

武田英里子さん

オンラインショップと、工房併設直営ショップの運営・接客業務・ディレクションに携わる。父は工房織座の代表で機織り職人。プライベートでは3児の母。好きなことは絵を描くこと。仕事と育児に追われる中で、子どもの成長や暮らしの出来事を、イラストとしてノートに描き留めることが、日々の小さな楽しみ。

武田さんが選んだギフト

kobooriza｜ボタニカルオーガニックライトスヌード

5,280円

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工房織座の織物の中でも特に柔らかいこのスヌードが、母の日におすすめな理由は3つ。
1つ目はコンパクトさ。親世代の方々は行動的な方も多いので、邪魔にならない、首元にすっきりと収まるスヌードが好まれます。小さいわりにしっかりと首全体を覆ってくれるのもうれしいポイント。

２つめは、柔らかさ。このスヌードは、工房織座の作る中でも特に柔らかく軽い。直接触れて心地よく、とても軽いので体に負担をかけることなくまとえます。日々使うものなので、心地のいい風合が良いですよね。

3つめは、ボタニカル染めの糸で織ったやさしい色合い。淡いグラデーションになっていて、顔映りを明るくしてくれます。カラー「カーネーション」は実際の花で染めた糸を使用。そんなものづくりの背景も、母の日にぴったりです。

外でのおでかけにもおしゃれですし、おうちの中で過ごすルームウェアとして使うにも心地いい。また、私の母のように、孫と触れ合ったり、ガーデニングをしたりと、屋外で体を動かすときにも、このコンパクトで肌あたりのやさしいスヌードは最適です。