明日を導くヨーロッパのことわざ ~それぞれの生き方、癒し方~

明日を導くヨーロッパのことわざ ~それぞれの生き方、癒し方~

こんな言葉があります。「悲しみを忘れ去るために、ドイツ人はお酒を飲み、フランス人は歌い、スペイン人は泣き、イタリア人は眠る」。国柄を象徴する例えとしての言い回しですが、このように心の癒し方はさまざま違うものです。ヨーロッパ各国に伝わることわざを知ると、それぞれの哲学が見えてきます。あなたの生きるヒントにもなるのではないでしょうか。2021年02月13日作成

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人生の支えになる、ほんのひとこと

たったひとことが、励みとなり、心を癒し、人生を救ってくれることがあります。

今回はヨーロッパの国々に古くから言い伝えられている「ことわざ」を集めてみました。前向きに進んでいくためのメッセージや、気持ちの切り替え方を教えてくれるフレーズです。

豊かに毎日を生きる栄養として、こんな言葉を吸収してみてください。

目次

心に呼びかけることわざ《フィンランド編》

道を尋ねる者は道に迷わない

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出典:unsplash.com
一人で悩みを抱え込んでしまう、自分で解決しなくてはと追い詰めてしまう、周囲に迷惑をかけまいと遠慮してしまう。責任感が強い人ほど、こうして頑張りすぎて疲れがちです。

わからなければ、聞いてみる。迷った時には誰かを頼りにして、助けを求めればいいのです。

小枝にも太陽の光は注ぐ

太陽の光はすべての人、すべてのものに降り注ぎます。たとえどんな小枝にも。

人生はうまくいかないことがありますが、光を浴びて輝くこともできます。
自分に自信がなくなった時に思い出したいことわざですね。

森に叫べば森から返事が返ってくる

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あなたが誰かにした言動は、結果的にあなた自身に返ってくる。因果応報という意味です。

悪い行いをすればその報いを受け、また逆に、良い行いを重ねれば必ずあなたの幸せにつながるでしょう。

心に呼びかけることわざ《フランス編》

涙ほど速く乾くものはない

明日を導くヨーロッパのことわざ ~それぞれの生き方、癒し方~
流れ落ちた涙は、乾きやすいもの。悲しみや苦しみは、いつかきっと癒える時がきます。

人は誰でも、立ち直ることができるのです。涙がつたったその顔は、また素敵な笑顔に変わるはず……。

折れるより、曲がるがまし

困難や障害が道に立ちはだかったとしたら…。むりやり進めば失敗するかもしれません。諦めればそこでおしまい。

時には、まっすぐではなく曲がってもいいのです。
ひまわりが茎を曲げながら太陽の光を追いかけるように、人生にも柔軟性が必要ですね。

夜は助言を運ぶ

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思い通りに進まない、いいアイデアが全く浮かばない、どうしていいのかわからない。
そんな時には焦らず、1日置いてみるのがいいことも。

一晩ぐっすり眠れば、翌日には視界が開けてくるかもしれません。1日経てば、冷静になれるかもしれません。案外放っておいたほうが、自然な流れで解決できるかもしれませんよ。

心に呼びかけることわざ《イタリア編》

ゆっくり行く者は健やかに遠くまで行く

ゆっくり、確実に、一歩ずつ。前へ進むには、あわてないこと。恐れなくても大丈夫。人と比べる必要はありません。

着実に歩み続ければ、安全に遠くまで行けるはずです。そのためには、自分の目的を明確にしていくことも大切ですね。

心が満たされる者は富にも勝る

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どれほどの大富豪でも、どんなにたくさんの物を持ち合わせていても、心が満たされていなければ幸せにはなれません。

些細なことでも喜びを見つけられれば、日々は充実していきます。心が豊かならば、人生も豊かなものになるでしょう。

美しいものが美しいのではなく、好きなものこそ美しい

世間が評価していることや誰かが美しいと言った人が、必ずしも本当に美しいとは限りません。

あなた自身が好きだと思えるものこそ、真の価値のある美しさなのです。

心に呼びかけることわざ《イギリス編》

つまずきは転落を防いでくれる

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失敗を経験することで、人は成長を遂げられます。ちょっとしたミスによって大きなミスを防げることもあるでしょう。

後悔したり、つまづくことを恐れたりするより、そこから何かを学ぶことが大切です。

夜明け前がもっとも暗い

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太陽が昇る前は一日の中でもっとも暗い。つまり、暗闇で何も見えないとしたら、それはやがて明るくなる合図。

もうすぐ夜は必ず明け、朝日があなたを照らすでしょう。辛いことがあっても、希望を失わないで。

心に呼びかけることわざ《スペイン編》

良い木に寄りかかれば、良い木陰に包まれる

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大きな木には、大きな木陰ができます。そこで心地よく涼み、素敵な時間を過ごすことができるでしょう。

人は、良い人のそばにいれば良い影響を受けることができます。自分もまた、誰かに良い影響を及ぼす人間でありたいですね。

遅くなっても、やらないよりはもっといい

できないことを時間がないせいにしていませんか?年齢を言い訳にしていませんか?できなかったことを諦めて、自信を失っていませんか?

人生のあらゆるタイミングは、人それぞれ違います。たとえ遅くなっても、やらずに後悔するより、試してみるほうがプラスになるでしょう。

心に呼びかけることわざ《ドイツ編》

手の中の雀は、屋根の鳩よりも良い

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遠くにある不確かなものより、近くにある確実なもののほうが良い。という意味のことわざです。

無理をするより、等身大の自分を見つめて。必要以上に求めないことが、成功に結び付くかもしれませんね。

心に呼びかけることわざ《スウェーデン編》

愛すること、忘れること、 許すことは人生の三つの試練

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愛する、忘れる、許す。人生に必要で、そして簡単にはできないことです。

人間関係を築いていくために、心にとめておきたいことわざです。

ほどほどがちょうどいい

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スウェーデン語に「ラーゴム(lagom)」という言葉があります。「多すぎず、少なすぎず、ほどほど」という意味で、スウェーデンでは人生の哲学としてこの言葉が根付いているといいます。

ラーゴム=ほどほど、が最良。自分のペースに合うシンプルな生き方が、もっとも幸せなのです。

日々の暮らしに、栄養となる言葉を

いかがでしたか?
生きるヒントとなるヨーロッパ各国のことわざをご紹介しました。

フィンランドでは森が象徴的に表現され、太陽の国スペインでは木陰が大切なものとして言い表されています。そんな特徴もおもしろいですね。

こうしたことわざを心の糧として、明日をもっと前向きに迎えましょう。

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