「私らしさ」って何だろう
出典:pixabay.com
「こう言ったら、どう思われるかな」「気分がのらないけれど、気まずくなるのは困るから合わせておこう」など周囲の反応を気にして、本当の自分を見失っていませんか?「今の自分を変えて、もっと私らしく生きたい」と願っていても、具体的に何をすればいいか分からずモヤモヤを抱えている場合も。そもそも「自分らしさ」とは何なのでしょうか?その答えは心の中にあります。「自分の棚卸し」をして、心の奥に眠っている本音を見つけませんか?
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
「自分の棚卸し」を通して私らしい生き方を見つけよう
棚卸しは自分の本音を知ること
出典:pixabay.com
「自分の棚卸し」は生い立ちや今までの出来事などを振り返り、自身と向き合う作業です。一番知っているようで、実は知らない自分。生まれてから現在、理想の未来をじっくり考えていけば、普段気付かない本音が見えてくるでしょう。「自分の棚卸し」は「なりたい自分」になるためのツールともいえます。上手く活用して「私らしい生き方」を見つけてくださいね。
棚卸しで見えてくるのは理想の私
出典:pixabay.com
「自分の棚卸し」を通して自身との対話を重ねると、「私はこうしたい」という理想が見えてきます。目標が明確になれば「今何ができるのか」が分かるでしょう。課題がハッキリすることで、行動にうつしやすくなります。「自分の棚卸し」は人生の道しるべ。自分の心の声に、じっくりと耳を傾けてあげてくださいね。
とてもシンプルな「自分の棚卸し」の手順
用意するモノ
出典:pixabay.com
棚卸しに「こうでなくてはいけない」というルールはありません。一番シンプルなのは項目に沿って、ひたすら書き出していく方法。用意するものは紙と鉛筆があれば十分です。パソコンでエクセルやワークシートを使えば、書き加えたりスペースを追加したりもできますが、手書きをおすすめします。頭で考えながら文字にして書くことで記憶に残りますし、時間を置いて見直したときに振り返りやすいためです。少し手間と時間は掛かるかもしれませんが、自分を知るためには必要なプロセス。ぜひじっくり取り組んでくださいね。
「自分の棚卸し」の具体的な項目
生い立ち
出典:pixabay.com
棚卸しの項目の中でも特に重要なのが、自身の生い立ちを振り返ることです。幼い頃は家族と関わる時間が多く、その中で少しずつ価値観がつくられていきます。影響を受けたのはどんな考え方なのか、それがどういった行動に結びついたのかを知りましょう。すると自身の希望ではない選択をしてきたことに、気付く場合もあります。たとえば親に褒めてほしくて聞き分けのよい子を演じていたり、家族に勧められた進路を目指したりなど「あのとき本当は、こうしたかったな」という心の声が聞こえるかもしれません。
今までの出来事
出典:pixabay.com
今までの出来事を振り返りましょう。年表のように年齢別に細かく分けるのもおすすめです。事実だけではなく、感じたことも一緒にまとめてみてください。過去に思うようにいかなくて、辛かった出来事もあるでしょう。そのとき、どうやって乗り越えてきたかまで振り返れば「思っていた以上に頑張っていたな」と、昔の自分を愛おしく感じられるはずです。
身につけたこと
出典:pixabay.com
これまでに身につけたことは何ですか?子供の頃の習い事でも、得意な教科でもOKです。家族や昔からの友人に「私って何に興味をもっていた?」と聞いてみてもいいですね。通知表や卒業文集、日記などがあれば、ぜひ読み返してみましょう。忘れていた意外な自分の一面に出会えるかもしれません。
無意識に継続していること
出典:pixabay.com
意識していないけれど、続けていることがあれば書き出してみましょう。家計簿や寝る前のストレッチ、通勤電車での読書など、どんな些細なことでも構いません。「無意識に続いているのは苦にならないから」というケースも多いです。それが得意分野につながっている場合もあります。この機会に、まだ気付いていない自分を発見してくださいね。
理想の未来
出典:pixabay.com
過去の自分を振り返るうちに、「こうしたい」という理想が少しずつ見えてきたのではないでしょうか?より具体的にイメージするために、理想の未来について考えてみてください。なかなか思い浮かばないときは、尊敬できる人の特徴を書き出してみるのもおすすめです。たとえば「嫌なことは、きちんと断れる人」や、「自分のための時間をもてる人」など。憧れているということは、「自身もそうなりたい」とう表れである場合も。思い浮かぶものを、どんどん書き出せば「なりたい自分」が見えてくるでしょう。
棚卸しのポイント
正直に書く
出典:pixabay.com
棚卸しをするうえで一番大切なのは、ありのままの言葉で全て書き切ることです。「他の人が見たらどう思うかな」と周囲の目を意識したり、世間の常識と比較したりする必要はありません。自分の本音と真正面から向き合いましょう。
苦手や失敗とも向き合う
出典:pixabay.com
自身を振り返っているうちに、苦手なことや過去の失敗なども自然と浮かんでくるでしょう。ときには心が苦しくなったり、辛く感じたりする場合もあるかもしれません。けれど自身の弱いところを知るのも大切なこと。きちんと把握しておけば「これは苦手だな」と思うものと、上手く距離をとれるようになるはずです。
一気に完成させない
出典:pixabay.com
棚卸しは一度に全て完成させなくて大丈夫。じっくり時間をかけて、書きやすいところから埋めていけばOKです。集中できなくなったり、何も思い浮かばなくなったりしたら時間を置きましょう。リラックスしていると心がほぐれ、考えがスッとまとまりやすくなります。のんびり散歩していたり、お風呂に浸かって温まったり、寝る前に布団の中でボーッとしていたり、ふと浮かんだ瞬間に書き足してくださいね。
集中して取り組む
出典:pixabay.com
棚卸しは専用の時間をつくり、一人になれる静かな場所で取り組みましょう。通勤中や家事の合間などの隙間時間を使いたくなることもあるかもしれません。けれど限られた時間だと、じっくり自分と向き合うのが難しくなってしまいます。スマホやテレビのスイッチを切って、自身の心だけに意識を集中させてくださいね。
定期的におこなう
出典:pixabay.com
棚卸しは一度きりではなく、定期的におこなうのがベスト。今と半年後、一年後では身の回りの状況は変わっているはずです。たとえば、毎日電車通勤をしていたのが週何回かはリモートワークになったり、目標を実現させるために資格を取得したり。ライフスタイルの変化と合わせて自身の心境を確認するためにも、定期的に棚卸しをおこないましょう。「年が明けたら自分を見つめる日をつくる」と、あらかじめ棚卸しのタイミングを設定しておいてもいいですね。
棚卸しは私にとっての幸せを考えること
出典:unsplash.com
「今の自分を変えたい」と思ったら、理想の自分になれるチャンスなのかもしれません。棚卸しを通して、じっくり心の中の声に耳を傾けましょう。すると、自身を一人の人間として客観的に見られるようになり、欠点だと思っていた部分も愛おしく思える場合もあります。人生の主役は自分自身。周りの目を気にしてばかりいては、心のモヤモヤも晴れません。棚卸しで「何が自身の幸せなのか」をゆっくり考えて、「私らしい生き方」の答えを見つけてくださいね。