自分でも分からない「自分に合うもの」
長い時間を費やす仕事だからこそ、自分に合う職種を見つけたい。あるいは生涯に渡って続けられるような趣味に出会いたい、そんなふうに思ったことはありませんか?
とはいえ、自分にはどんな仕事が合うのか、どんな適性があるのか正しく見極めるのはすごく難しいことですよね。興味を持って始めた趣味でさえ、長続きしないこともあるでしょう。
今回は、本当に「自分に合うもの」の見つけ方とその際に必要なことについて、改めて考えてみませんか?
今回は、本当に「自分に合うもの」の見つけ方とその際に必要なことについて、改めて考えてみませんか?
自分に合うなにかを見つける方法
人の意見ではなく自分の気持ちに正直になる
例えばAさんが接客業についていたとしましょう。笑顔が素敵で愛嬌もあるので「この仕事すごく向いてるね」と同僚などから声をかけられたとします。
ところがAさん自身は気を遣い過ぎて疲れてしまうため、本当は接客業ではない仕事がしたいと思っています。他の人の抱く印象と、本人の気持ちが合致しないことというのはよくあることですよね。
趣味についても同様に、他の人の目には「合いそう」と映っても、本人にとってベストとは限りません。他の人の意見は参考にはなるものの、それが全てではありませんよね。
まずは、自分で経験してみることが大切
もし、初めから自分の持つ才能や適性がわかっているならそこを一生懸命伸ばすのが成功への近道でしょう。ですが、そう簡単にわかるものではありません。
ではどうするか、というと少しでも興味のあるものについて「やってみる」しかありません。やってみて、合わないと分かることもあるでしょう。ですが、合うものに出会える可能性もあるのです。
才能発掘のために必要な“割り切り”とは
費用とお金は、必要経費と考えよう
才能発掘のために必要な“割り切り”とはずばり「費用と時間」です。やってみたものの合わないという時、お金と時間を無駄にしてしまった、と思って後悔しがちですよね。
ですが、そう簡単に見つかりはしないという前提で、「やってみるしかない」となれば、それらは必要経費とも言えるでしょう。
そして、直接的には見つからなくても、今まで足を踏み入れたことのない場所へ行ったり、新たな知識を吸収することができるはず。「やってみたからこそわかる」ことがあるのです。
本当に自分に合うものを探そうとする時、実際に試してみるためにかかる費用と時間は自分にとって必要なもの、と割り切ることが重要です。
出会っているのに気付いていない可能性も
趣味ならばいくらでも行動範囲を伸ばして探すことができますが、仕事となると難しい面もあるでしょう。今取り組んでいる仕事があるのならなおさらです。
仕事となるといくら自分の好きな分野に携わっていたとしても、苦労はつきものでしょう。ですがその中に少しでもやりがいや充実感があるのなら、実はもう自分に合うものに出会っているのかもしれません。
「自分に本当に合うのはどんな仕事か」ではなく「既に合う仕事をしているのではないか」という視点で捉え直してみると、今の仕事や職場がまた違って見えてくるのかもしれません。
自分の「好き」を探しに、思い切ってアクションを起こそう
仕事でも趣味でも、好きなことに関われるというのは心の充足はもちろん自信にも繋がって、素晴らしいことですよね。小さな頃からひとつのことや惹かれるものがある人は、それだけでもう幸運といえるでしょう。
そうではないなら、費用と時間は自分のためと割り切って、多くのことに挑戦してみましょう。その中にひとつでも、人生を共に歩めるような好きなものと出会えたら、とても幸せなことですね。