頭と心にガラクタをためこんでいませんか?
何がどこにあるかわからず、落ち着かない。どこを見てもゴミだらけで、気分が悪い――。頭と心にガラクタをためこんだ状態は、部屋が散らかっているのと同じ状態です。
それはつまり、物を片づけるのと同様の手順で、頭も心も一掃できるということ。「書いて捨てる」ノート術を、“出す”“整理する”“捨てる”の3ステップに分けてご紹介します。
それはつまり、物を片づけるのと同様の手順で、頭も心も一掃できるということ。「書いて捨てる」ノート術を、“出す”“整理する”“捨てる”の3ステップに分けてご紹介します。
ためこんだガラクタを出す!
モヤモヤとした気持ち、ネガティブな考えは、ガラクタがいっぱいの頭と心から生まれます。これらの“目に見えないゴミ”を見えるようにする方法が、「書く」という方法です。
書いて可視化することで、とらえどころのなかったガラクタが、格段に扱いやすくなります。
書いて可視化することで、とらえどころのなかったガラクタが、格段に扱いやすくなります。
ブレインダンプで棚卸しをする
出典:unsplash.com
ブレインダンプとは、頭の中にある思考や感情を全部出す方法のこと。紙とペンを用意し、とにかく思いつく限りを書き出します。
良し悪しを判断することなく、ジャンル分けする必要もありません。つまらない、取るに足らないと思えることも書きます。そういった些末なことほど、雑音となってあなたの思考を邪魔するからです。
良し悪しを判断することなく、ジャンル分けする必要もありません。つまらない、取るに足らないと思えることも書きます。そういった些末なことほど、雑音となってあなたの思考を邪魔するからです。
リスティクルで脳内リストを作る
リスティクルとは、お題を決めて箇条書きを作る方法のこと。頭の中であれもこれもと考えていることを、テーマごとにブレインダンプするようなイメージです。
「今すぐどうにかしたい悩み5つ」「週末にしておきたい7つの家事」というように、書き出す内容の数も決めておくことで、半ば強制的にブレインダンプできるのです。
「今すぐどうにかしたい悩み5つ」「週末にしておきたい7つの家事」というように、書き出す内容の数も決めておくことで、半ば強制的にブレインダンプできるのです。
バレットジャーナルで習慣化する
出典:unsplash.com
書く行為を、毎日の習慣に組み入れてみてはいかがでしょう。バレットジャーナルは、毎日のやることや予定をリスト化する手帳術です。
日ごろから頭の中にあること、心に引っかかっていることなど書き出す習慣が身に付きます。
日ごろから頭の中にあること、心に引っかかっていることなど書き出す習慣が身に付きます。
ジャーナリングもおすすめ!
出典:unsplash.com
簡単なメモ書きや箇条書きくらいでは、とうてい整理できそうもない! そんな大きな問題や厄介な課題を抱えているときは、ジャーナリングがおすすめです。
ひとつのテーマを設定し、10分間というように時間を決め、ひたすら考えや思いを書き続けるというもの。自分の本当の気持ちを知り、解決の糸口を探ることができます。
ひとつのテーマを設定し、10分間というように時間を決め、ひたすら考えや思いを書き続けるというもの。自分の本当の気持ちを知り、解決の糸口を探ることができます。
出てきたガラクタを整理する!
ガラクタは一見100%ゴミのように思えますが、実は捨てるべきものとそうでないものが混在している状態です。出てきたものをやみくもに捨ててしまっていいわけではありません。
出てきたガラクタは、本当のゴミなのか、重要なものなのかを整理することが大切なのです。
出てきたガラクタは、本当のゴミなのか、重要なものなのかを整理することが大切なのです。
捨てたほうがいい考えはどれ?
出典:unsplash.com
捨てたほうがいい考えや思いは、あなたを苦しめるものです。気分が重苦しくなるもの、怒りやいらだちが再生産されるもの、悲しみや焦りが増すもの。
完璧主義やべき思考、極端なネガティブ思考や二極化思考もしかりです。それらはすべて、取り消し線で消したり、真っ黒に塗りつぶしたりしてしまいましょう。
完璧主義やべき思考、極端なネガティブ思考や二極化思考もしかりです。それらはすべて、取り消し線で消したり、真っ黒に塗りつぶしたりしてしまいましょう。
行動できずにいることはない?
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日常の忙しさから、本当にやりたいことができずにいることもあるでしょう。時間ができるのを待つばかりでは、モヤモヤとした気持ちを抱え続けるだけです。
行動できずにいることは、今すぐできることと、そうでないことに分けます。そして、行動目標を小さく分けて期日を決め、確実に行動していくのです。
行動できずにいることは、今すぐできることと、そうでないことに分けます。そして、行動目標を小さく分けて期日を決め、確実に行動していくのです。
じっくり考えたいことは何?
大事なこと、重要なことほど、じっくり腰を据えて考えたいもの。ガラクタに埋もれたままだったのが、今回ブレインダンプなどで表に出てきました。
将来のことかもしれませんし、今直面していることかもしれません。すでにご紹介したジャーナリングなどを活用して、自分の内面と向き合ってみてはいかがでしょう。
将来のことかもしれませんし、今直面していることかもしれません。すでにご紹介したジャーナリングなどを活用して、自分の内面と向き合ってみてはいかがでしょう。
いらないガラクタはきっぱり捨てる!
書いて整理した時点で、いらない考えはもう捨てたも同然です。これを機に、もうガラクタをためこまないようにしたいもの。
そのためには、ガラクタの元となる悪習慣や考え方の癖を断ち切りましょう。きっぱりと捨て、新しい習慣や考え方を取り入れていくのです。
そのためには、ガラクタの元となる悪習慣や考え方の癖を断ち切りましょう。きっぱりと捨て、新しい習慣や考え方を取り入れていくのです。
ガラクタを生まない、すこやかな生活を送る
生活習慣は、頭や心に大きく影響する要素です。身体がすこやかであれば、よけいな考えや思いを生み出すこともありません。
なかでも睡眠は重要です。身体を休めるだけでなく、脳内では記憶を整理したり、“ゴミ”となる情報を掃除したりしています。バランスのとれた食事、適度な運動など、“当たり前”なことほど、すこやかな生活には欠かせないのです。
なかでも睡眠は重要です。身体を休めるだけでなく、脳内では記憶を整理したり、“ゴミ”となる情報を掃除したりしています。バランスのとれた食事、適度な運動など、“当たり前”なことほど、すこやかな生活には欠かせないのです。
変えられることと、そうでないことを分けて考える
生きていれば、自分では変えられないこと、どうあがいても仕方ないことがあるものです。むしろ、コントロールできないことが大半といっていいでしょう。
自分で変えられるものと、そうでないものを分けて考えることです。そうすれば、よけいなストレスを感じずに済みますし、人生の満足感を高めていくためにも合理的といえます。
自分で変えられるものと、そうでないものを分けて考えることです。そうすれば、よけいなストレスを感じずに済みますし、人生の満足感を高めていくためにも合理的といえます。
自分はどうありたいのかをイメージする
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無駄にモヤモヤと思い悩んだり、些細なことにイライラしたりしないためには、指針を持つことです。自分はどうありたいのか、どんな暮らしをしたいのかをイメージします。
必ずしも大きな夢や目標を持たなくてもいいのです。自分のあり方という指針があれば、ガラクタのような思考を持ち続けることもなくなります。
必ずしも大きな夢や目標を持たなくてもいいのです。自分のあり方という指針があれば、ガラクタのような思考を持ち続けることもなくなります。
書いて捨てれば、頭も心もすっきり!
頭も心もすっきり一掃する、「書いて捨てる」ノート術をご紹介しました。
“出す”“整理する”“捨てる”を順に踏んでいくだけで、おのずとガラクタは消えてゆき、すっきりとした心持ちになるはずです。
ご紹介したノート術をご参考に、あなたも頭と心の大掃除をしてみてくださいね。
“出す”“整理する”“捨てる”を順に踏んでいくだけで、おのずとガラクタは消えてゆき、すっきりとした心持ちになるはずです。
ご紹介したノート術をご参考に、あなたも頭と心の大掃除をしてみてくださいね。