自分の今とこれからのこと
仕事や家のことなど、やるべき事をこなすだけでも慌ただしく過ぎていく毎日。過ぎゆく年月とともに年齢を重ねた自分は、この先一体、どんな暮らしをしているのだろう…と想像したことはありますか?
すぐに自分の未来像が思い描けるという方もいれば、想像できない方も少なくはないでしょう。仕事や暮らし方について、これから自分はどうなるのかと不安に思うこともありますよね。
「どう生きるか」が見えてくる、フレームワークを組もう
私たちは小さいころから「将来何になりたいですか?」という質問をされることはあっても、「どんなふうに生きたいですか?」と、質問されたり考える機会は少ないのではないでしょうか。
ですが、「どんなふうに生きたいか」を考えずに頑張って仕事をしても、たくさんお金を稼いでも、それが自分の本来の思いに合っていなければ、なんとなく満たされない思いを抱えることになってしまいます。
DoやHaveを重視した「今までのフレームワーク」
自分のこれからが想像できない、あるいは今に満足していないなら、「暮らしのフレームワーク」を考えてみましょう。フレームワークとは、骨組みや枠組みのことです。
人生の枠組みを決める際、大切なのが【Do:どんな仕事をするか? Have:持つもの、家族、家、車など Be:どうあるか、暮らし方】の3点です。意識せずとも、これらのことを取捨選択してきたのではないでしょうか。
学校を出たら就職して、自分でお金を得て欲しいものを買い、その中で生活をしていくというのが、今までのオーソドックスな流れでした。ところがこの王道の流れでは、これからの自分が見えにくく不安になってしまうことも。これは一体なぜでしょうか。
Beを中心にした「これからのフレームワーク」
それは、自分はどう生きていきたいのか、どうありたいのかというBeの部分があまり考えられていないからなのかもしれません。これからの暮らしのフレームワークは【Be:どうあるか、暮らし方→Do:どんな仕事をするか?→Have:持つもの、家族、家、車など】の順で考えたいですよね。
自分はなにを大切にして、どんな暮らしをしたいのか、誰と一緒にいたいのかを決めて、それを生活の土台とした上で、どんな仕事でどんなものを所有したいのか考えていくのです。
「Be:どうあるか」が土台であれば、どんな不測の事態が起ころうとも信念や目指すところは変わりません。自分のこれからについて考えるとき、ぶれない「Be」があれば、それだけで安心感がありますよね。
フレームワークは仕事の悩みにも効果的
だんだんと働き方が変わってきたとはいえ、1日の中で多くの時間を占める仕事。「Be:どうあるか」と「Do:どんな仕事をするか?」は切っても切り離せない関係といえるでしょう。
もし仕事について、職場の環境や人間関係について悩んでいるのなら、フレームワークを「Do Have Be」ではなく、「Be Do Have」で考えてみましょう。
悩んでいるときはつい視野が狭くなってしまいますよね。仕事ではなく、どうありたいかが暮らしの土台であるという視点を持つだけでも、気持ちが少しラクになるのではないでしょうか。
同時に、「Be:どうありたいか」は「Have:持つもの」からの影響が極めて少ないことにも気付かされますよね。仮にものだけが豊富にあっても心は満たされない、ということなのかもしれません。
自分らしい「フレームワーク」について改めて考えよう
今までのことは過ぎ去ったこととして、これからの自分はどうありたいか、そのためにはどんな仕事を選ぶべきか、そして何があればいいのかを、改めて考えてみませんか?
悩みや思い通りにいかないことはこの先もたくさんあるでしょう。でも、フレームワークをしっかりと組んで、迷うことなく、自分らしく進んでいきたいですね。