「自己肯定感」とは?
自己肯定感が低い人に多くみられる特徴とは?
□周囲の目を気にしてしまう
自己肯定感が低いときは、何をするにも自分がどう思われているかが気になってしまいがち。人付き合いのなかでも、相手の顔色を伺いながら行動してしまうことが少なくありません。また誰かと比較をして「自分はこんなにできていない」と感じ、落ち込んでしまうことも。
□断ることができない
周りの目を気にすることもあり、自分が嫌なことでもなかなか断れないことも。「断ったら嫌われるかもしれない」と悪い方向へと想像が膨らんでしまいがちです。自分がどう感じているかを伝えることさえ躊躇してしまう傾向にあるので、無理をして相手に合わせることが増えてしまいます。
□人や物に依存しやすい
人に合わせてしまうということは、さまざまな物事を主体的に決めたり、参加したりすることが苦手とも言えます。常に誰かの指示がないと動けないことも出てくるかもしれません。また誰かと繋がっていないと不安になる傾向も。
□どんな事も否定から入ってしまう
誰かと比較して自分は劣っていると感じやすいため、仕事やプライベートのどんな出来事でもマイナスに考えてしまいがちです。できないことにフォーカスしやすいので、自分がダメな理由を集めてしまう行動に陥りやすい傾向にあります。身動きが取れなくなり、さらに落ち込む…なんてことになりかねません。
□成功体験が少なく何事も諦めやすい
誰にでも失敗することはありますし、落ち込むこともあるでしょう。そこから前向きになれるかどうかは、過去の成功体験の有無が大きく関係してくると言われています。些細なことでも何かを成功したという経験が少ないと、イメージが湧きにくいため、挑戦することなく諦めるという選択を取りやすいのだとか。
自己肯定感を高めるためのヒント
まずは「ありのままの自分」を認めてあげよう
「失敗した自分」や「誰かに頼っていないと不安になってしまう自分」など、ダメな所を見つけると否定的に感じてしまうかもしれません。でもここで大切なことは、そう思うことが悪いわけではなく、それが自分の特徴であり考え方なんだと「受け入れてあげる」ことです。
誰にだって短所があり、そしてその裏返しが長所であったりもします。自分を受け入れることで、短所を長所として考えられるようになり、自分本来のパワーを発揮できる“きっかけ”にもなってくれるはずです。まずは「自分自身を受け入れる」ことから始めてみましょう。
自分を大切に。心の声に耳を傾けよう
周囲の人から嫌われないようにと行動していると、自分の気持ちを押し殺して相手に合わせてしまいますよね。自分が何を感じ、何を思い、どうしたいのか、心の声に耳を傾ける習慣をつけましょう。そうすることで何事も主体的に行動できるようになり、人生の方向が今までと大きく変わっていくかもしれません。
「肯定的な言葉」へ言い換える習慣を身につけよう
「できない」「無理」と思うとき、ネガティブに感じる理由があると思います。その理由は、逆に言うと“物事の欠点が見えている”ということ。つまり改善策を見出しやすいとも言えます。
「できない」ではなく、「できるかもしれない」と肯定的な言葉に言い換えることで、自分自身にそれを意識付けることができます。すぐにはなかなか難しいことかもしれませんが、意識的に置き換える習慣をつけてみましょう。その積み重ねが、一歩前へ進むための勇気となってくれるはずですよ。
成功体験を積み重ねよう
少しでも成功した経験があると、どう取り組めば改善できるのかを考えられるなど前への進み方をイメージすることができます。どんな些細なことでもいいので、それを積み重ねていくことで心にも変化が生まれてくるはずです。今これができるようになりたいと思う簡単な目標を設定して達成する、という所から少しずつ始めてみましょう。
失敗は経験と捉えよう
失敗したときに、反省をすることは大切です。でもその後、そんな自分はダメだと否定し続けてしまうと、前へ進むことができません。失敗をひとつの経験と捉えましょう。次に同じことをするときには「前の経験があるから、今度はこうしてみよう」と考えられ、一歩先のアプローチができるはずです。どんな事も成功のための材料だと捉えことが大切です。
1日の楽しかったことを日記に書こう
日々の暮らしのなかには、ネガティブな出来事もポジティブな出来事もあると思います。ネガティブな事ばかり目が向いてしまうと、どんどん否定的な考えになりがちです。一日の終わりに「今日楽しかったこと」を、ひとつでも良いので書き出す習慣をつけましょう。
書き記したものを見返すことで、日々なにかしら自分にとって嬉しいことや良いことが起きていると実感できるはずです。これを習慣づけることで客観的に見つめ直すことができ、自己肯定感をアップするきっかけになってくれるはずです。
自己肯定感が低い人は、どういった特徴があるのでしょうか。次に挙げる5つの特徴に多く当てはまるほど、自己肯定感が低い傾向にあると言えるでしょう。5つのチェック項目のあとに、自己肯定感を上げるポイントを紹介していますので、そちらもチェックしてみてださいね。