変化は悪?
変化は捉え方で変わる
例えば、パソコンのデータ処理は分析や追跡がしやすく、紙の無駄遣いも無くなります。キャッシュレス化も同じく、お金の集計時間の短縮や不正行為防止に繋がるなど、多くのメリットがあります。
無理にすべての変化に対応する必要はありませんが、変わることのメリットにも目を向けて、少しずつでも柔軟に対応する勇気を持てるようになることもまた、大切なことなのだと思います。
心地よい生活のために心がけたい5つのこと
1.変わることをポジティブに捉える
一度始動したプロジェクトが軌道にのらず、うまくいかないと分かっていても中々諦めきれなかったり、異動や転勤等による慣れない仕事環境に慣れず、ストレスを感じてしまうことはよくあることです。人間は、変化という形のない曖昧なものに恐怖や不安を感じ、無意識に避けようとしてしまいます。
とはいえ、変化することは自分のスキルアップにも繋がります。今の出来事は全て経験として今後の生活に活かすことができるのだと、ポジティブに明るい未来を信じることも大切です。そして、一度その壁を乗り越えると“適応力”が身に付き、どんな変化に対しても対応が容易になり、次の変化にも柔軟に対応することができるでしょう。
2.物事を整理して1つずつクリアにしていく
引っ越しによる環境の変化、新たな人間関係の構築など、日常生活の変化に悩む方も多いでしょう。やらなければいけない事、思い浮かべる理想と現実の違いに悩むこともありますよね。しかし、一度にあれこれやろうとすることは、変化に脳がついていかず、「前の日常に戻そう」とする力が働いて挫折しやすくなってしまいます。
また、一気に複数の物事をこなそうとすると、結果や成果が見えにくくなることがあります。「今日はこの家具を買いに行こう」「次は近所の行事に参加しよう」など、あなたの仕事や生活の在り方に合わせて、自分のペースで1つ1つこなしていくことが、結果を出すことの近道となるでしょう。
3.周りの信頼できる人に頼る
たくさんの出会いと別れを経験し、成長していくのが人間です。しかし、大切な人との別れによって生じる心や生活の変化に、心が追い付かないこともあるでしょう。また、新たな一歩を踏み出さなくてはいけないと頭では分かっていても、中々その一歩が踏み出せない現実に苦しみ、長い時間一人で考え込んでしまいがちです。
一人で行き詰ったときは、周りの人に助けを求めることも大切。信頼できる友達や家族に正直な気持ちを話してみましょう。ただ話を聞いてもらうだけでも、少し心に余裕ができるはずですよ。また、あなたが頼ることで、周りの人が困難に直面したときに助けを求めてくるようになり、新たな信頼関係を築くことができるのです。
4.自分が納得できる方法を見つける
一から新しい業務や課題等を始めるとき、失敗を恐れて中々手が進まず、気付いたら従来のやり方のままになってしまうことはありませんか?人からやり方を教えてもらっても、自分が納得できていなければ、現状を変えることは中々難しいものです。しかし、時代はどんどん変わり、従来のやり方では他との乖離が広がってしまうという現実も…。
全ての物事に確かな正解はありません。また、やみくもに全てを変える必要もありません。新たなことを始めるときは、自分なりのやり方を模索し、行動してみることが大切です。今まで自分が培ってきた経験や価値観を取捨選択して、自分が納得できるやり方で行動するようにしましょう。
5.人それぞれ違う価値観を受け入れる
現代では、少子高齢化やグローバル化が進み、自分と違う価値観を持った人と接する場面も多くなりました。その中で、根本的な考え方の違いに戸惑うことも少なくないはず。しかし、価値観というのは生まれ育った時代や環境、文化によって形成されるため、人それぞれ違うのは当たり前なことです。
多くの人の意見に触れることは、あなたの常識や固定概念を変えるチャンスです。自分以外の人の働き方を目の当たりにして、自らの間違いや無駄に気付けることもあるでしょう。多種多様な価値観や考え方を受け入れ、素直で柔軟に物事を考えるように心がけてみましょう。新しい自分に出会えるかもしませんよ。
「今の時代についていけない」「私の若いころはこうだった」など、様々な変化に対応しきれず時代のせいにしてしまうことはよくあることです。
でも、職場では手書きの書類処理からパソコンによるデータ処理に、買い物も現金からキャッシュレスの時代へなど、乗り越えられた変化も確かにあるはず。