人生の折り返し地点、40代
40代での様々な変化に対する心構えとは?
お肌の衰えに対する備えを
そのためにも、お花に水をあげるように、鏡の中の自分に毎日「今日も1日頑張ったね、素敵だよ」などと前向きで明るい言葉をかけてあげてください。そしてニッコリ微笑んでみてください。「シミやシワばかり」とか「疲れた顔ね」などと思ったり言ってしまうのはNGです。
「言葉の力=言霊」は思う以上に影響力が大きく、自分に優しく明るい言葉をかけてあげることで細胞が活性化し、元気で健康な心と身体が作られていく一因に。毎日忘れずにポジティブな自己暗示をかけること。これは高い美容液を塗るよりも効果が高いとも言えます。
体力の衰えに対する備えを
20代後半くらいから人は体力が徐々に下降していきますが、それが顕著にあらわれるのが40代だと言われています。「若いころ鍛えていたから体力には自信がある!」という人でも、突然ガクンと衰えを感じるようになることもあるかもしれません。40代になると、日々の疲れがなかなか取れないと感じることも多くなりますから、まずは身体のケアをマメに行って、疲れをためないことが先決になりそうですね。
できる限り日々の疲れを積極的に取り除くよう心がけてみましょう。例えば、ゆっくりとお風呂に入ったり、アロマキャンドルを炊いてリラックスしたり、ヨガなどでストレッチしたり、呼吸を意識して瞑想するなど、余計な雑念や心配事から解放される時間を作ることが大事です。
また日々の生活の中に適度な散歩を取り入れる事も意識してみてください。1日のわずかな時間でも、積み重ねることで極度な体力の衰えを防ぐことができます。さらに歩けば景色が変わります。景色が変わると入ってくるキーワードも変化するので、ネガティブな考えがすっと消えたり、良いアイディアが生まれたりと、心にも脳にも健康的なのです。
「ゆらぎ期」の変化に対する備えを
年齢を重ねた女性特有の悩みに「更年期障害」がありますが、40代は、閉経前後の10年間(45歳~55歳)にあたる「ゆらぎ世代」に差し掛かるころで、多くの方が不調を感じやすい時期です。特に更年期障害は、ホルモンバランスの変化や乱れが原因で起こる症状で、頭痛・腰痛・肩こり、ほてり・発汗・のぼせなどの身体の症状のほかに、イライラや気力が湧かないなど、心にも大きな影響を及ぼします。
単に「気力が衰えている」だけなら気の持ちようで何とかなるかもしれませんが、日常生活や仕事に影響が出るようであれば、それは更年期障害の症状かもしれません。そんな時は無理せず、専門のお医者さまに相談してみましょう。
ライフスタイルの変化に対する備えを
出産を経験された方ですと、子どもがまだ小さいときは、ママ友付き合いやPTAなど子ども中心の人間関係が構築されていきますが、40代になると子どもも成長しある程度手が離れるので、ママ友付き合いが減ってくる方も多いはずです。以前とは生活環境や趣味が変わり、友人関係に変化が生じることもあるでしょう。親としての在り方・役割も徐々に変化していきますよね。これから歩んでいく自分を中心とした人生のために、人間関係やライフルタイルを改めて見直す時期でもあります。
子どもが手を離れていくのは寂しく感じるかもしれませんが、それは自分が成長したり、新たな趣味を始めたり、もともと好きだった習い事を再開しコミュニティに参加するチャンスでもあります。最近ではオンラインサロンなど、場所の制約なく参加することが可能になってきているので、積極的に新しい人間関係を楽しんでみてはいかがでしょうか?
40代の心のありかたとは?
お肌や体力の衰えのことを考えると気持ちが沈んでしまうだけでなく、ゆらぎ期の症状のこともあり、何かとマイナス思考に陥ってしまいがちなのが40代。しかしそんなマイナス思考にとらわれていては、この先豊かな人生を歩むことなどできないでしょう。40代の心の持ちようや考え方はどのようにあるべきなのでしょうか。
マイナス思考を受け入れよう
極端なマイナス思考は禁物ですし、人生を悲観する必要もありません。さまざまな要因でどうしても物事を悪い方向にばかり考えてしまうときは一旦、「ああ、いまわたしはマイナス思考のループに陥っているな」と冷静に考え、そんな自分ごと受け入れてみてください。
悩んだ時、自分を客観的に見つめて冷静に考えると、不思議なものでそれ以上気持ちが落ち込むことはないと言われています。あとはゆっくり、だんだんと気持ちが回復してくるのを焦らずに待ってみましょう。
ささいなこと・当たり前のことを大切にして感謝しよう
40年以上も生きていると、大概のことでは驚かなくなり、新しい発見も少なくなります。心を動かされることや感動することも若いころから比べれば少ないかもしれません。しかし日常は小さな発見や感動で満ちています。当たり前のことが「当たり前であること」がいかに大切で感謝すべきことであるかを決して忘れないようにしましょう。
今日も身体が正常に動いている事や、欲しい食材が手に入ってご飯が食べられることなど、毎日のささやかなことにもしっかり目を向けると、新たな発見や感謝が生まれるはずです。日常をおろそかにせず、自分に関わるすべての人や物事に感謝の心を持つことで、人生はいつまでも鮮やかに輝き続けるでしょう。
年齢を言い訳するのはやめよう
「もう歳だから」が口癖になっていませんか?多くのシーンで年齢による衰えを感じることは確かに増えますが、そう言い訳しているだけでは、時間の流れに身を任せて衰えてゆく一方です。体力の衰えを感じたら「体を動かして体力をつけよう」、お肌の衰えを感じたら「これからはより丁寧にスキンケアをしよう」と考えて、自分を高めるチャンスにしませんか?
衰えを感じても、まだまだ自分のチカラでそれをカバーできるのが40代。エステやジムに通う、走ってみる、ヨガや体操をやってみるなど、年齢に負けない努力を積み重ねて、数年後も充実した毎日を送れるようにしましょう。
40代で始めるべきことは?
この先の人生をより豊かなものにするために、40代は新しいことを始めるチャンス。特に今年は、新型コロナの流行によって大きな変化が訪れ、これまでの既存のやり方が通用しなくなり、めまぐるしく社会システムが変革している年でもあります。ある意味、一念発起してチャレンジを始めるのに絶好の機会なのです!
体力づくり
人間、なんと言ってもカラダが資本。今感じている体力の衰えは、50代・60代ではさらに身近なものになります。まだまだ体力の残されている40代のうちに、体力づくりをスタートさせるのがベストです。今もスポーツなどを続けている人は、それを無理のない範囲で続けていきましょう。
これから始める人はジョギング・ウォーキング・軽めの筋トレなど、負荷の小さい運動を少しずつ始めるのが◎。これから運動を始める!というと、とてもハードルが高いように感じますが、1日の間のどこかのタイミングで身体を動かすということを一度習慣づけると、無理せず楽しみながら続けられるようになりますよ。
新しいことを学ぶ
新しいことを学ぶのは、脳の衰え防止に非常に効果的。イヤイヤ勉強するのではなく、キャリアに役立つものや自分が興味を持てる分野・趣味の分野の勉強を楽しみ、「学ぶよろこび」を得ることが重要です。資格の取得を目標にするのもいいですね!
また、本を読むこともおススメ。エッセイでも詩集でも小説でもどんなものでもいいですが、ただ読んでおしまいにするのではなく、読み終えるたびに感想をまとめたりしてカタチに残すのが40代流の読書。印象に残りやすくなりますし、今後のプラスになりそうな内容をインプットできます。
様々な変化受け入れて、充実した「40代」を楽しもう!
40代の変化や生き方についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?40代はあらゆる意味で節目の年で、訪れる変化は心にも身体にも、今までの人生で経験したことのないような大きな影響を与えるでしょう。それを受け入れ、時にはチャンスに変えることができるのが、40代のあるべき生き方ではないでしょうか。
「40代をどう生きるか・何をするか」によってこれからの人生をもっともっと豊かなものにしていくことができます。充実した40代がこの先の人生をより実りあるものにするのです。例えば、夢を年齢のせいにしてあきらめるなんて、これ以上にムダでもったいないことがあるでしょうか?今を楽しみ、これからも満ち足りた日々を送るために、40代を悔いなく生き抜いていきましょう!
20代・30代でも体調の変化を感じることは多くあったかと思いますが、40代になると「体力の衰え」を感じる機会が増えたという人がほとんど。例えば、お肌にツヤやハリがなくなってきたような…といった事柄から、今まではなかったシミや深めのシワを発見してしまいショックを受ける日もあるでしょう。
40代からは、年齢に応じたスキンケアを行うことももちろん大切ですが、肌コンディションは「心と身体」と直結していますから、まず「健康」に気を配ることが肝心です。心と身体が常に健康であれば、肌が衰えるスピードも遅らせることができます。