毎日の食事を楽しんでいますか?
食事は、いつも元気に過ごすために、そして気持ちも健康であるために、暮らしにおいて大切にしたいことの一つですよね。
けれども、毎日三度きちんと作って食べるというのは、なかなか難しいものではないでしょうか。自分1人の食事ならまだしも、家族の分もとなると、大仕事ですよね。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
食事作りの負担はどこからくるか
食事は手をかけてそして楽しみたい、というのが理想ですが、現実的にはメニューを決めて買い物をし、作って食べて後片付けをする、という一連の作業が必要になります。
さらに、余った食材をいかに使うか、食費をどう抑えようかという考えもプラスすると、どうでしょう…。食事って「楽しみ」というよりは「負担」に感じることも多いですよね。
それでも、やっぱり食べることは心と体を健康に保つために欠かせないことであるなら、できるだけ楽しみたい、そう思いませんか?
ぐっと楽になる!料理作りにおける「ハレとケ」の取り入れ方
古来から日本人は、冠婚葬祭や年中行事などの特別な日を「ハレ(晴れ)」、それ以外の普通の日常的な生活を「ケ(褻)」と呼び、日常と非日常を使い分けてきました。
家でも美味しいものが味わいたい、おうちごはんを充実させたいと思っている方は、もしかしたら、毎日もハレの日のように特別でなければならないと、少々頑張りすぎているのかもしれません。
家でも美味しいものが味わいたい、おうちごはんを充実させたいと思っている方は、もしかしたら、毎日もハレの日のように特別でなければならないと、少々頑張りすぎているのかもしれません。
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たとえば、「特別な日」と言われるようなハレの日であれば、手の込んだ料理をレシピ本通りに、予算はちょっとオーバーしてもOKという気持ちで作るもの、というイメージはありませんか?
一方で、レシピにはズッキーニとあるものを、カボチャで代用することもあるように、余った食材を活用したり、似ている食材をまわしていくのが、ケ(褻)の状態ですね。
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このように調理場所は一緒でも、ハレとケの料理はやっぱり別物になります。特別な日の料理が「ハレ」なら、日常の料理は「ケ」と言えるでしょう。
ちょうどいい「ハレとケ」サイクルを見つける
というわけで、休日前夜はハレの日の料理、それ以外はケの料理とするなど、あまり頑張りすぎることなく生活スタイルに合わせたサイクルを作ってみませんか?
食べる人にも、「ハレとケ」を宣言する
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では、作る側だけが「ハレとケ」をはっきりと分けたとしても、共に食事をする相手がいつも通りの食事を期待している場合、イメージする料理が全く違うものになってしまいかねません。
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食事を楽しむためには、それを囲む人の雰囲気も重要な要素ですよね。心の中でいつもと料理が違うな、とか、手抜きだな、なんて思っていると、それとなく伝わってしまいます。
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お互いに、イメージの違いによる誤解やイライラを防ぐためにも、食べる側には「今日はハレ」、「今日はケ」と宣言することも大切なことと言えるでしょう。
食事作りにもメリハリがあって◎
たまにはノーメイクで肌を休ませたり、誰にも会わずに一人でこもる日と決めるなど、どこかで息抜きが必要です。私たちはいつもいつも頑張ることなどできませんよね。
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それは、自分はもちろん家族の健康を支える食事作りについても同じです。疲れた日や気持ちが乗らない日があるのは当然のこと。それでも休めないのなら、せめてケの日を設けましょう。
頑張りすぎず続けることを大事にしよう
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それは、ケの日があるからハレの日があるという、本来は当たり前だけれども忘れがちなことに気づく良いきっかけとなるかもしれません。
毎日のことだから。「ハレとケ」を使い分けてより楽しもう
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毎日の食事作りに疲れ切ってしまう前に、ハレとケがあって然るべき、という提案を自分にも、食事を共にする相手にもしてみませんか?そして、上手に息抜きしながら、作ることをより楽しむことができたなら、素敵なことですね。