これからの時代に不安を抱くあなたへ
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社会情勢が大きく変化する中、先の読めない状況を憂いたり、思い通りにならない人生に落胆したりしていませんか。未来は誰にも予測できないものですが、自分自身のあり方は唯一コントロール可能な部分です。新しい時代を賢く生き抜くスキルを、これから一緒に学んでいきましょう。
今のままでいい?「内観」で人生の土台を固めよう
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巷にあふれる情報に一喜一憂しない。世界がどう変わっても、自分の身に何が起きても動じない――。そんなしなやかさは、確固とした人生の礎があってこそ成り立つものです。「内観」で自分の内側を静かに見つめ直すことで、あなたも人生の土台をしっかりと据えることができます。
人生のテーマはあなたの中にあります
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様々な価値観が変容する新しい時代に、自分はどうあるべきなのか――。そんな人生のテーマは、あなた自身の中に既に存在します。まだ気付けていない、見つかっていないという方も、「内観」を通して見出だすことが可能です。
「内観」する5つの項目
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次の5つの項目について、「内観」してみましょう。ノートなどに書き出すのがおすすめです。
①今やっていること(仕事や社会的役割、趣味などのライフワーク)
②時間を忘れて没頭できること(夢中になれることや、心が満たされること)
③好きな言葉(名言や禅語、座右の銘など)
④やりたくないこと(苦手なことや、信条に反することなど)
⑤将来やりたいこと(いつか実現したいこと、制限がなければチャレンジしたいことなど)
②時間を忘れて没頭できること(夢中になれることや、心が満たされること)
③好きな言葉(名言や禅語、座右の銘など)
④やりたくないこと(苦手なことや、信条に反することなど)
⑤将来やりたいこと(いつか実現したいこと、制限がなければチャレンジしたいことなど)
腑に落ちるまで「なぜ?」を繰り返す
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5つの項目それぞれについて、「なぜ?」と質問を繰り返します。なぜそれを選んだのか、なぜ興味があったのか、なぜそうしたいと思ったのか、というように。「これがあったから今の自分がある」と腑に落ちるまで突き詰めていくと、ひとつの原体験にたどり着くはずです。そこから、あなたの人生のテーマ、人生の土台を見出すのです。
立ち止まってない?「学び直し」でアップデートしよう
人生100年時代を生き抜くには、常に自分をアップデートし続けることが必要です。古い時代の知識や価値観のままでは、あっという間に置いていかれてしまいます。慢心することなく、常に謙虚な気持ちで、「学び直し」していくことが大切なのです。
「学び直し」は VUCAの時代を生き抜くためのスキル
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VUCAとは、Volatility(変動)、Uncertainty(不確実)、Complexity(複雑)、Ambiguity(曖昧)の頭文字を並べた、今の時代を表す言葉です。そんな不安定な時代を生き抜くためには、常に学び続けること、更新し続けること。立ち止まることなく「学び直し」続けることが、わたしたちに必要なのです。
自分のスキルを見つける方法
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自分にはそもそもスキルがない、自信がないという方は「これをスキルにする」と意思決定するところから始めましょう。そこそこ得意なこと、気付いたらやっているようなことが、一つや二つはあるはず。そういった“スキル未満のもの”を“スキルにする”と意思決定し、育てていくという決意が大切なのです。
自分にはどんな「学び直し」が必要?
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情報に振り回されることなく、自分がやりたいことをやる。こうありたいという芯を貫く。「内観」をしたあなたなら、何かしらご自身の人生のテーマが見つかっているはずですよね。それを常にアップデートし続けるのです。
①自分に必要な技術は?何をどうレベルアップしたい?
②身につけたい知識は?どこで何をすれば身につく?
③アップデートしたい分野は?どんな学び方がある?
②身につけたい知識は?どこで何をすれば身につく?
③アップデートしたい分野は?どんな学び方がある?
自主性がより一層求められる時代の「自己決定」のヒント
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枠にはまった人生、既に敷かれたレールを歩む人生でもうまくいく。そんな時代は終わりました。これからさらに多様化する世界で必要なのは、「自己決定」する生き方です。どんな働き方をするか、どこでどのように生きるか。自主性をもって選択、決断することが、より一層求められるようになるのです。
「自己決定」とは「自分の人生を生きる」ことです
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なぜ「自己決定」が必要なのでしょうか。それは、納得できる人生は、誰かに決めてもらったり、周りと同調したりすることでは得られないからです。日々の小さな選択の積み重ねの先に、あなた自身にしか生きられないストーリーがあるはずです。
あなたはどんな人生を歩んでいきたいでしょうか
人生は選択と決断の連続です。あなたはどんな人生を歩んでいきたいでしょうか。どこでどのように働くか、誰とどこでどんなふうに暮らすか、どのような使命があって何をするか――。先が見えない今だからこそ、自分はどうありたいかをしっかりと見定めておく必要があります。
判断に迷うときは、意思決定マトリクスで評価する
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きっとこの先々も、迷ったり悩んだりすることが多々あるでしょう。そんなとき、客観的に物事を見る方法を知っていると、賢明な判断ができます。意思決定マトリクスは、ビジネスシーンで使われるフレームワークですが、プライベートにも応用できるものです。
意思決定マトリクスの使い方
意思決定マトリクスは、物事を点数化し、客観的に評価するものです。どの選択肢が自分にとってベストなのか、判断する参考になります。
①選択肢を記入します
②緊急性や重要性など、評価項目と比重を設定します
③選択肢ごとに、評価項目を点数化します
④点数×比重の合計を記入し、意思決定の参考にします
②緊急性や重要性など、評価項目と比重を設定します
③選択肢ごとに、評価項目を点数化します
④点数×比重の合計を記入し、意思決定の参考にします
一歩一歩、歩みを進めていきましょう
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新しい時代を生き抜く「内観」と「学び直し」「自己決定」のヒントをご紹介しました。価値観が変わった世界も、人生100年時代も、誰にも等しく未知の領域です。自分の人生は自分で決める、その姿勢が、困難な状況にあっても必ずや乗り越えていく力となるはずです。