不安で苦しいとき、どうする?
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不測のトラブルやアクシデント、やりたくない予定など、生きている上で「不安」を感じるタイミングは何度も訪れます。「どうしよう」とソワソワ落ち着かない気分で過ごしているうちにイベントを迎えて終わるときもあれば、すぐに解決しない問題からくる事など不安には色々な種類がありますね。
「不安」へ対応するヒント
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不安は何度迎えても気分が沈むもの。大抵、不安になったときに感じるのは「どうしよう」という思いではないでしょうか。ここに不安への対策のヒントが隠れています。
「不安」をもたらす原因は「未来がわからない事」
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「どうしよう」という気持ちは「自分ではどうにもできない」という思いと同時に、「どんな結果になるかわからない」という恐怖でもあります。つまり、不安とは発生しそうなリスクに対抗しようとする脳の働きが引き起こしているとも言えます。
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普段しない遠出をする場合など、事前に持ち物をきちんとチェックする準備をした場合、それほど不安は感じないものです。このように「未来に対する備え」ができれば不安は軽減されます。
具体策が取れない不安にかられたときの対処法
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問題は、病気や遠い将来の事、個人の力でどうにもならないような社会的な問題など、持ち物チェックのような具体策が取れないタイプの不安が強いときです。
心理ストレスは体を使って和らげる
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「考えても解決しない問題」での不安に囚われ続けるのは、物事をネガテイブに捉える癖がついている状態かもしれません。まずはそれを自覚して、不安のループが続いている場合は体からアプローチする方法を試してみましょう。
体を動かして考え続ける状態をリセットする方法
口角を上げる
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一番簡単な不安の解消法は「口元だけでも笑ってみる」事です。楽しい気分でなくても口元で作り笑いすると、脳が「今は楽しい気分なのか」と錯覚するのだとか。
ゆっくりと深呼吸をする
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作り笑いでも笑うのは無理…というときは、深呼吸をしてみましょう。ゆっくりした動作で息を吸い込もうとすると脳が呼吸の動作に集中して考え事が途切れるので、不安のループを一度切る事ができます。
とにかく一度立ち上がる
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不安が止まらないときは、座ったり寝転んだり体がじっとしている状態が多いので、とにかく一度立ち上がる癖をつけるのも有効です。コップ一杯の水を飲む、手を洗うと言った作業を入れる事でも、悲観的な思いつきのループを中断できます。
「体を動かす」事で気晴らしに
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短時間の散歩やストレッチなど、筋肉を動かす軽い運動で不安の原因となる考え事を中断する癖をつけるのもおすすめ。意外な所では、効率よく左右均等に体を動かせるラジオ体操も体をほぐす手段として有効です。
効果的にリラックスするには嗅覚を利用する
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不安が強い場合は、あれこれと対策するのも辛いもの。そんなときは香りを利用しましょう。嗅覚は直接脳に作用するので、好みの香りを嗅ぐだけでもリラックスできます。コロンやせっけん、アロマキャンドルの他、コーヒーや紅茶など好みの飲み物の香りを嗅ぐのもおすすめです。
ハンドケアも心が落ち着く効果あり
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好みの香りのハンドクリームを塗って手をやさしくマッサージするのもおすすめです。パートナーや家族にマッサージしてもらうとより効果的。肌が敏感な人や子供にはハンドクリームの代わりにワセリンを使っても。
スッキリする香りは不安を和らげる効果も
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心のモヤモヤが滞って不安のループに陥っているときは、スッキリした香りの食べ物も気分転換に効果があります。ミントやジャスミンティー、柑橘類のような爽やかな香りのハーブや食べ物を味わってみてください。
「不安」を引き起こすものを分解してみる
情報を一度断ってみる
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不安にかられたときに情報を探すと、大抵の場合は「正しい解決方法」ではなく「自分が安心できる情報」を探し続ける状態に陥りがちです。そうなると問題はいつまでも解決されません。
調べ物が止まらないと思ったときは、一度思い切って情報を遮断する時間を作ってみましょう。
調べ物が止まらないと思ったときは、一度思い切って情報を遮断する時間を作ってみましょう。
不安に思う事を書き出して可視化する
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不安が止まらないループの原因として、脳が問題を忘れないように考え続けてしまう状態になっている事も。そんなときは、一度紙に書き出すと「記録したから覚え続けなくていい」という風に脳が判断して気分がすっと落ち着いてきます。
体に影響が出た場合はしかるべき所に相談を
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不安は、考え方を変える事や体からのアプローチなどで落ち着く事もありますが、不眠や体調不良など体にはっきりした影響が出ている場合は医師に相談しましょう。いきなり専門医に行くのが敷居が高ければ、まずはいつものかかりつけのクリニックでもOKです。
「未来が不安」なのは当たり前
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あまり不安が強過ぎると、直接的な原因だけでなく「自分はダメだ」と思い詰めてしまいがち。ですが、農学や経済学に始まり占星術など、人間がこれまでに築いた様々な文化は「未来を知りたい」という願いから発展したものです。
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「先がわからない」という不安は、自分や他人を思いやる気持ちからも生まれるもの。不安と戦っているときは「良い方向に進みたい」と頑張っている時間でもあるかもしれません。
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不安には、無理に「勝つ」「克服する」のではなく「上手くかわす」という考え方も覚えておくと、きっと楽になれるときがあるはすです。