※本コンテンツはキナリノが制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。
「水栽培」とは、名前のとおり、水だけで植物を栽培する方法。チューリップなどの球根や、ハーブ、観葉植物など水栽培できる植物は意外にもたくさんあります。土を使わずに育てるので、虫も湧きづらく、管理も簡単です。お部屋のインテリアにもなる、かわいい水栽培。お気に入りのグラスや器を使って、水栽培にチャレンジしてみましょう!今回は、初心者にもおすすめの、水栽培をご紹介します。
出典: 球根類を水栽培するための器も、専用のかわいい器が売られています。ハーブや観葉植物の場合には、お気に入りのガラス瓶やリキュールグラスなどを使ってみるのも、インテリアとして楽しめるのでおすすめですよ。
水栽培では、水挿しのまま根っこの雰囲気を楽しむ方法もありますが、野菜や観葉植物の場合、安定感を持たせるために土の代わりになるものに植えつける方法があります。土の代わりとしては、ハイドロボールやレインボーサンドなどがあります。
ハイドロカルチャー 水耕栽培
2,380円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
水栽培は、容器のなかだけで育つので、肥料を与えることが必要です。ホームセンターや園芸店で、水栽培用の液体肥料を用意しましょう。
ハイポネックス キュート ハイドロ・水栽培用 150ml
302円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
水栽培には、大きく分けて3つの育て方のタイプがあります。タイプ別に、育て方をみていきましょう。
出典: 球根を購入し、水を入れた容器にセット。冷蔵庫に10日〜1ヶ月くらい入れて、根が出てきたら遮光した涼しい場所に置いておきます。芽が出てきたら、陽のあたる場所へ移動し、花が咲くのを待ちましょう。
出典: スポンジを5センチ角くらいに切り、切り込みを入れます。切り込みの真ん中に種を入れていき、スポンジごと水を張った容器に入れて発芽を待ちます。
出典: 水栽培したいハーブや観葉植物の茎や枝を切り取り、水の入った容器にいれます。水栽培用の根が伸びてきたら、ハイドロボールなどを入れた容器に植え替えます。
出典: 水栽培を始めるうえで、気をつけたいポイントは〈直射日光やクーラーが直接当たる場所は避け、風通しのいい場所に置く〉〈こまめに水を替える〉〈根を完全に水に浸さず、上の数センチは空気に触れさせる〉の3点です。水温があがったり、水の交換を怠るとバクテリアが繁殖しやすくなります。また、植物には酸素が必要なので、風通しのよい場所で、空気に触れさせるようにしましょう。また、容器が汚れているとそこから菌が繁殖する可能性があるため、水栽培を始める前にきれいに洗っておきましょう。
茎の先でもこもこしたボリュームのある花を咲かせ、濃厚な甘い香りがするヒヤシンス。葉と花とのバランスがよく、青紫や赤、ピンク、白など様々な色が楽しめます。ヒヤシンスの水栽培は白くて長い根が、透明な容器と合わさってとても美しく魅力的です。栽培時期:10〜12月、開花時期:2〜4月
出典: 【育て方】球根を準備したら、水の入れた容器にセットします。根が長く伸びるので底が深いタイプがおすすめです。水は、球根の底がちょっと触れるくらいの量です。冷蔵庫に入れて1ヶ月ほど経ち、根がある程度伸びてきたら冷蔵庫から出し、陽のあたらない場所で芽がでるのを待ちます。芽が出てきたら、開花まで日当たりのよい場所で管理しましょう。
【育て方のコツ】
球根は、水できれいにしてから育てましょう。雑菌がいると、球根が腐ってしまいます。また、根腐れ防止剤も使用することをおすすめします。水換えは、1週間に1回程度のベースでこまめに行いましょう。根が伸びてきたら、根の底がギリギリ浸るくらいの水の量を入れることが成功のコツです。
コンパクトでかわいらしい花を咲かせるムスカリ。ムスカリには、「明るい未来」「夢にかける思い」という素敵な花言葉があります。淡い色合いがかわいらしく、ふんわりとした香りに癒されます。栽培開始時期:9〜11月、開花時期:3〜5月中旬
出典: 【育て方】球根を購入したら、紙袋にいれて冷蔵庫で保管します。1〜2ヶ月以上経ったら冷蔵庫から取り出し、小さな器に薄く水を張り球根をおきます。陽の当たらない暗くて風通しのよい場所で管理しましょう。根が出てきたら、直射日光を避けた明るい場所で開花まで育てましょう。ヒヤシンスほど根がのびないので、小さな瓶やグラスなどで育てるとかわいくみえるので、おすすめです。
【育て方のコツ】ムスカリは葉が長く成長するため、遅い時期に栽培開始した方が、葉の長さを抑えることができ、かわいらしくなります。水は1週間に1度交換、水の量は根の底が浸るくらいにしましょう。
細い葉が縦に長く伸び、葉の間から蕾が出て花を咲かせるクロッカス。種類は80種類以上あるといわれており、様々な色を楽しめます。ヨーロッパでは、バレンタインの時期に咲くため、「聖バレンタインの花」ともよばれています。栽培開始時期:10〜11月、2〜4月
出典: 【育て方】球根を紙袋にいれて冷蔵庫に1〜2ヶ月以上入れておきましょう。冷蔵庫から取り出したら、ちいさな器に薄く水を張って球根を置きます。根が出るまでは、暗くて風通しのよい場所で管理しましょう。根が出てきたら、明るい窓際などの場所で芽がでるのを待ちましょう。コンパクトな大きさの球根のため、キッチンなどで育てるのもおすすめです。
【育て方のコツ】水の量が多すぎるとカビの原因になるため、容器に薄く張りましょう。また、1週間に1度程度水を取り替えましょう。
春先に可愛らしい花を咲かせてくれるチューリップ。チューリップの花言葉は、「思いやり」「博愛」。ヒヤシンスやムスカリより、水栽培がむずかしいといわれていますが、ぜひ挑戦してみてくださいね。栽培開始時期:10〜12月、開花時期:3月頃
【育て方】球根を紙袋に入れ、冷蔵庫に2ヶ月ほどいれておきます。根の生える場所を傷つけないように、外側の茶色い皮をむきます。水栽培用の容器に入れ、球根の底がすこし浸るように水をいれます。根が出るまでは、暗い風通しのよい場所で管理します。1ヶ月ほど経ち根がしっかり伸びてきたら、暖かい日当たりのよい場所へ移動します。このくらいの時期から、液体肥料を使い始め、開花を待ちましょう。
【育て方のコツ】球根を選ぶときに、カビが生えていないか、ブヨブヨしてないか、傷がないかを確認しましょう。水が腐らないように、1〜3日に1回程度、こまめに水を替えましょう。根が伸びてきたら、1/2〜1/3程度浸るように水の量を調整します。液体肥料は、水に1〜2滴たらす程度で大丈夫です。花が咲いてからは、涼しい場所に移動すると長持ちしますよ。
まだ寒い時期に春の訪れを感じさせてくれる、水仙。水仙の名前は、ギリシャ神話が由来とされています。長い茎の先に、上品な花を咲かせる、はかなげな姿が魅力的です。栽培開始時期:10〜11月、開花時期2〜3月
【育て方】球根を紙袋に入れ2ヶ月程度冷蔵庫に入れます。水栽培用の容器にいれ、球根の底が浸る程度の水を張り、暗くて涼しい場所で管理します。根が成長してきたら、日当たりがよく、涼しい場所で育てましょう。水栽培をはじめて、6週間ほどで開花しますよ。
【育て方のコツ】根が伸びてきたら、根の先端がすこし水につかるくらいの水の量にします。また、水をきれいに保つために、水の根腐れ防止剤を入れ、週に1度のペースで水を入れ替えましょう。
初心者から愛好家の方まで幅広く人気のポトス。ハート形の葉で部屋を明るい雰囲気にしてくれるポトスは、植物の中でも空気洗浄効果が高く、長く伸びていく茎の姿が部屋のインテリアにぴったりです。栽培開始時期:5〜7月
出典: 【育て方】ポトスの水栽培は、水栽培用の苗か、水挿しで増やしたもので始めるのがおすすめです。容器に根腐れ防止剤を入れ、ポトスの苗を入れます。安定しない場合は、支持体(ネオコール等)を使用しましょう。水を入れ物の5分の1くらいいれ、日当たりのよい場所で管理。5〜10月の生育期には、水栽培用の肥料を与えると、元気に育ちますよ。
【育て方のコツ】根腐れ防止剤を入れている場合、水やりは水が無くなってからで大丈夫です。水の入れすぎには注意しましょう。夏場の強い日差しに当てると、葉が黄色くなりやすいので、注意してください。また、寒さに弱いため、冬は室内で管理してくださいね。
可愛らしい葉とつるが特徴的な、アイビー。つる性を活かし、壁面緑化やガーデニングなどに幅広く利用され、どんな植物とも相性の植物として人気です。アイビーは、「永遠の愛」「不滅」などの花言葉を持ちます。栽培開始時期:4月〜9月頃
出典: 【育て方】アイビーは、つるを水に挿しておくと根が出てきます。10〜15センチほどのつるを切り取り、水を張った容器に入れましょう。水に浸る部分の葉は、取ってくださいね。半日陰で管理すると、2〜4週間ほどで根が生えてきます。しっかり根が伸びてきたら、日当たりのよい涼しい場所で管理しましょう。
【育て方のコツ】水の入れ替えは、すこしでも水が濁っていたら行いましょう。夏の暑い時期は、根腐れしやすいので毎日水を入れ替えてくださいね。
丈夫で初心者にも育てやすい、オリヅルラン。細長い葉に白いラインが入った姿が美しく、お気に入りのグラスに入れて飾ると、とてもかわいいですよ。栽培開始時期:5〜9月
出典: 【育て方】子株を好きな容器にいれて、根がすこし浸るくらいに水を入れます。根に土がついている場合は、水洗いできれいに落とします。日当たりのよい、涼しい場所で管理します。水をこまめ取り替えて、清潔な状態を保ってあげてくださいね。
【育て方のコツ】夏場は気温が高くなると水が腐りやすくなるので、気をつけてくださいね。根が黒く腐った部分ができたときは、優しく流水でこすり落としてあげましょう。春〜夏は月に2回程度、水栽培用の肥料を与えると元気に育ちます。
【特徴】ぽってりとしたユニークな形の根がかわいい、ガジュマル。「幸せを呼ぶ木」と呼ばれ、神秘的な木として扱われています。ガジュマルは、ハイドロカルチャーでの栽培がおすすめですよ。栽培開始時期:5〜7月
【育て方】根っこに付いている土をきれいに洗い落とす。容器に、根腐れ防止剤、ハイドロボールの順で入れ、3分の1〜5分の1程度埋める。ガジュマルを容器の中心に置き、ハイドロボールの隙間に入れて安定させる。さらにハイドロボールを隙間なく入れ、水を容器の5分の1程度まで入れる。あとは、日当たりのよい場所で管理しましょう。
【育て方のコツ】水やりの頻度は、水がなくなってきたタイミングで、容器の5分の1程度まで水をあげましょう。月に2回程度、水栽培用の肥料を与えると元気に育ちます。毎年5〜6月を目安に、ハイドロボールと根腐れ防止剤を入れ替えてあげましょう。
【特徴】様々な形があり、かわいらしいサボテン。いろんな種類を水栽培で育てるのもおすすめです。サボテンの水栽培の魅力は、いつもは見ることのできないサボテンの根をみることができることです。たくさん種類があるので、ホームセンターなどで自分好みのサボテンを選ぶのも楽しいですね。栽培開始時期:通年
出典: 【育て方】サボテンの土を、水でやさしく洗い、落としていきましょう。サボテンの根を半分くらいカットします。そのまま新聞紙などの上で、1〜2日ほど乾燥させます。水栽培用の容器に、根に少し当たるくらいの水を入れ、サボテンをセットします。2〜3週間ほどで水栽培用の新しい根がでてきます。直射日光の当たらない、半日陰の場所で管理します。
【育て方のコツ】サボテンの株自体には水をつけないように注意しましょう。根は全部を浸さずに、呼吸できるように水の量を調節してくださいね。水は1週間に1回のペースで交換し、常にきれいな状態を保ちましょう。
料理のスパイスに加えたり、サラダにしたり、楽しみの多いバジル。水栽培にも向いているハーブです。バジルにも色々な種類があるので、自分の食べる料理に合ったバジルを選ぶのも楽しいですね。栽培開始時期:4〜6月
【育て方】1辺が3〜5センチ角になるように、水栽培用のスポンジをカットします。表面に十字の切れ込みを入れ、水の張ったタッパーにスポンジを敷き詰め、水を染み込ませます。切れ込みに、バジルの種を2〜3粒まきます。水を毎日取り替えながら発根をまちましょう。根が10センチ、茎が4センチほど生長したら、水栽培用の容器に移し替えましょう。
【育て方のコツ】水は毎日取り替えて、きれいな状態を保ってくださいね。水を替える際に、肥料もすこし与えておきましょう。肥料がすくないと、葉が黄色くなってしまいます。水の量は、根が完全に浸ってしまわないように注意しましょう。外に出すと、虫が湧くことがあるので、できるだけ室内で管理するようにしましょう。
ミントはお酒や料理、アロマと様々なことに使えるハーブです。初心者でも育てやすいのも魅力ですね。ほぼ、1年を通していつでも収穫できます。栽培開始時期:3〜5月、9〜10月
【育て方】ミントは繁殖力がとても強いため、好きな容器に水を張り、茎を切って水挿ししておくだけで発根します。水は毎日交換しましょう。液体肥料を使用すると、生育がよくなりますよ。
【育て方のコツ】水栽培のミントは、プランターや鉢植えなどで栽培したミントと比べて香りが弱いことがあります。キッチンなどで気軽に楽しみたい方には、水栽培はおすすめですが、長く楽しみたい方は鉢植えでの栽培をおすすめします。
アロマや、肉料理に使えるローズマリー。初心者でも簡単に育てることができますよ。ハーブ類はキッチンで育てると、すぐに使えるのでおすすめです。栽培開始時期:5〜6月、9〜10月
【育て方】バジルと同様に、水を含ませた水栽培用のスポンジの上に種を撒きます。毎日こまめに水を与えます。水を与えすぎると、種が窒息してしまうので、調整しながら水を与えましょう。1〜2週間程度で発芽が確認できたら、水栽培用の容器に移し替え、根の3分の2程度が水につかるように調整しましょう。
【育て方のコツ】ローズマリーはミントのように、水挿しで栽培することも可能が、発根するのに少々時間がかかります。直射日光の当たらない場所で、水は毎日こまめに変えてあげましょう。ある程度の大きさになるまでは肥料は必要ありませんが、大きく育てたい場合は液体肥料を水に与えてあげると効果的です。
葉の形が可愛らしい、アロマティカス。香りづけとして紅茶やソーダ、お酒に入れて使うのが一般的です。比較的乾燥には強く、病気や害虫もつきにくいので、初心者にもおすすめの多肉植物です。栽培開始時期:4〜6月
出典: 【育て方】アロマティカスは水挿しで栽培することができます。枝の先を2〜3節ほどの長さでカットし、下葉を取ります。そのまま、水の入った容器にいれると、1週間ほどで水栽培用の根が出てきます。水はなるべく毎日取り替えて、日当たりのよい、風通しのよい場所で管理しましょう。
【育て方のコツ】風通しのよい場所を好み、湿気が苦手なアロマティカス。蒸れてしまうと、葉が黄色くなってしまいます。
「森のバター」とよばれているアボカド。球根から長く伸びた茎がかわいらしく、観葉植物としても人気があります。食べたあとの種からでも育てることができるので、手軽に水栽培をはじめられますよ。栽培開始時期:5〜6月
出典: 【育て方】種の表面についた果肉や油分を、水で綺麗に洗い流しましょう。油がとれないばあいは、薄めた洗剤をつかい、スポンジでやさしくこすり落としても大丈夫です。専用の器がない場合は、容器の縁にひっかけられるように、種に爪楊枝を3〜4本さしていきます。中心に向かって斜め下向きでさすのがポイントです。種の尖ったほうが上になるように、容器に置きます。水は種の2分の1〜3分の1程度が浸る量を入れます。毎日水を取り替えましょう。1ヶ月ほどで種が割れ、根が生えてきます。
出典: 【育て方のコツ】アボカドの種は乾燥に弱いため、すぐに水栽培をはじめない場合は、水に浸けておきましょう。冷蔵庫には入れないでください。日当たりのよい、あたたかい場所で育てると元気に育ちますよ。アボカドは、種にたくさんの栄養を蓄えているため、半年くらいは水だけでも成長を続けます。
見た目もかわいらしく、綺麗な水栽培。キッチンなどの彩りにもなります。お気に入りのグラスや、ガラス容器に入った植物たちをみると、とても癒されます。球根タイプのものは、秋頃から栽培するものが多いのですが、ハーブや観葉植物は、今がちょうど栽培開始の時期なので、挑戦してみてくださいね。
球根類を水栽培するための器も、専用のかわいい器が売られています。ハーブや観葉植物の場合には、お気に入りのガラス瓶やリキュールグラスなどを使ってみるのも、インテリアとして楽しめるのでおすすめですよ。