意識していますか?目前に迫るプラスチック問題
2050年には魚より海のゴミが多くなる!?
生態系や健康にも大きな影響が!
魚が飲み込んだプラスチックは、食物連鎖によって人間の体にも取り込まれていきます。驚くことに、食事を通じて1週間に平均5gのプラスチックが私たちの体内に入ってきているというデータもあるそうです。
このままでは、魚や鳥たちをはじめ人間の健康にも重大な影響を及ぼすことに。未来のために、課題の解決が急がれています。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
今できることから、始めよう
小さなことでも、コツコツ取り組めば意義ある一歩となるはずです。これから、すぐにでもできるプラスチックフリーのヒントをご紹介します。まずは日常の意識を変えていきましょう。
1.余分なレジ袋はもらわない
お気に入りのエコバックでお買い物♪
お気に入りのエコバックを1つ見つけてみてください。愛着が持てるバックを手に、買い物へ。「袋は入りません!持っていますから」と堂々と言える毎日が続けば、ゴミも減り気持ちもスッキリしてくるはず。
2.プラスチック容器は洗って捨てる
汚れたプラスチックはリサイクルされません。再利用されないまま莫大な量のゴミとなり、行き場を失います。
プラマークが付いたボトル類や食品トレイなど、貴重な資源をリサイクルさせるためには、ある程度きれいにすすいでから適切に捨てましょう。
3.ティーバッグより、茶葉を
お茶のティーパックにプラスチックが使われていることがあります。さらに1つずつ小分になっている包装がビニール製の場合も。
茶葉で入れれば味わいはより深く、プラスチックの消費も減らせます。そんなちょっとしたところにも、こだわってみて。
4.マイボトルを持ち歩く
5.「安くてお得」より、長く使えるモノ選びを
プラスチック製品は安価で気軽に使えるのが魅力です。長所はたくさんありますが、ただ、気楽に買えるだけに捨てることに対しての躊躇が薄れてしまうのが残念な点。時には、安さ重視より、長く使える質を念頭にモノを選びましょう。
6.ビニール傘より、こだわりの愛用傘を
急に雨が降ってきた時には、手頃に買えるビニール傘に助けられますよね。しかし、ビニール傘は壊れやすく、使えなくなったとたんに場所をかまわずその場で捨てていく心ない人たちも中にはいます。
傘にも、もっと愛情を。とっさの時に使える折りたたみ傘や、大きくて丈夫な1本を、この先長く使うことを前提に選びましょう。
7.インテリアや雑貨を見直す
リビング、キッチン、デスク周り。暮らしを取り囲むインテリアにも、プラスチックフリーの意識を取り入れてみましょう。掃除道具やハンガーなど小物も含め、これから買うなら素材・デザイン・耐久性に目を向けて。
8.過剰な包装は避ける
世界の中でも過剰包装大国と呼ばれている日本。丁寧な包装は質が良く見えますが、それほど過剰にラッピングする必要が本当にあるでしょうか。
紙を利用したり、風呂敷といった何度も使えるもので包んだり、プラスチックを減らせる工夫をしてみましょう。地球を思えばシンプルこそ美しいのです。
9.環境を守る3Rに取り組む
増やさない=Reduce(リデュース)、繰り返し使う=Reuse(リユース)、資源を有効に利用していく=Recycle(リサイクル)。この3つの中でも優先すべきなのがリデュースだと言われています。まずは、これ以上ゴミを増やさないこと。買い方や利用法、メンテナンスや捨て方など、見直してみてください。
早く慣れていきたい、脱プラスチックな生活
まずは自分の身近なところから、脱プラスチックを始めてみましょう!
適切に処分されずに川や海に流れ着くプラスチックは、分解されることなくゴミとして溜まり続けます。調査によると、2050年には海中のゴミの総量が海の魚の重量を上回るという予測も。