けれど、現実的には「今日しなければいけないこと」や「今日行かなくてはいけない場所」があり、今を生きていく以外に選択肢はありません。
1日の終わりに「今日が楽しかった」と思えていますか?
1日の終わりに今日を振り返ったとき、「充実して楽しかった」と思えていますか?過去や未来に思いを馳せることはできても、現実では今を生きている私たちだからこそ、今この瞬間を充実させたいですよね。
そして、「今を大事にする」という言葉もよく聞かれます。今はあっという間に過ぎ去ってまたたく間に過去になってしまうものだから、今しか手にできないものをしっかりと掴んで、1日1日を大切にできたら良いですね。
今を大事にするって、どうすればいいの?
けれども「今を大事にする」とはつまり、何をすることなのか。その方法をはっきりと理解して実践しているという方はどのくらいいるでしょうか。自分では大事にしているつもりだけれど本当に大事にできているのか実感がない、という方も多いかもしれません。
今を大事にするとは「今という時間をしっかり意識する」ということです。では具体的な方法を見ていきましょう。
今を大事にする3つの方法
Ⅰ:ルーティンを変える
朝起きてから出勤前までの一連の流れの中で、気持ち良く1日を始めるにあたって、自分のルーティンとして固定している行動などはありませんか?ルーティンは気負わずにできる反面、毎日同じように繰り返すものなので、マンネリを感じやすいでしょう。今をより意識するために「物事の順序」、「時間の使い方」、「ルート」など変化させてみませんか?
ものごとの順序を変える
「起床→洗顔→朝食→身支度」を「起床→洗顔→身支度→朝食」に変えるだけでも、自分の動きや気持ちが大きく違ってくると思いませんか?ほんの少しの変化が、今日という日を強く意識させるのに役立ちます。
時間の使い方を変える
いつも当たり前のように仕事帰りに立ち寄っていたスーパー。毎日の買い物を休みの日にまとめてしておけば、仕事から帰った後の時間を趣味に当てることもでき、余裕を持って過ごすことができます。
あるいは毎晩していた洗濯を一日置きにすることで、時間の使い方が変わり、「今日空いたこの時間をいかに使うか」という意識が生まれます。自分が当たり前のように行っている事をちょっと変えるだけで、大きな効果が得られるでしょう。
いつものルートを変える
いつも通る道を一本それるだけで、全く異なる印象を受けたりなんとなくワクワクした気持ちになるものです。どの道を行こうか、と考えるところから今日の冒険が始まっています。
Ⅱ:大事にしまってあるものをおろす
誰かからのいただきものを、「いつか使おう、いつか食べよう」と大事に取っておいていませんか?大事に取っておいたがゆえに、色褪せたり変質してしまうのはよくあることです。
いつ出番が来るかわからない時のために良いものをとっておき、普段はあるもので済ませてしまうことは今を大事にしているとは言えませんよね。今の自分のために、良いものはどんどん使いましょう。
Ⅲ:週に1回自分のためのお楽しみデーを作る
思い描く未来の自分に向かって、仕事や家事を頑張る毎日。でも、未来ばかりに目がいって、もしかしたら今の自分がないがしろになってはいませんか?
おいしいものを食べたり、温泉に浸かってゆっくりしたり、映画を見たり…。週に一回だけ、今の自分が求める“お楽しみ”を満喫する日を作ると、心の充実とともにあっという間に1週間が過ぎ去ってしまう事を防いでくれます。
今日という日を大切にしよう
私たちは今という時間を積み上げながら未来へと向かっていきます。今をしっかりと意識し、充実した毎日を積み上げることができれば、おのずと未来が変わってくるのではないでしょうか。
そして、天災をはじめとして予測できないことがいつ自分の身に降りかかってくるか分かりません。今をしっかり見つめ、日々を充実させ、悔いのない毎日を送ることが、今まで以上に求められているのかもしれません。いつもと同じ、安定した毎日もいいけれど、もっと「今」に注目して、大切にしてみませんか?
私たちは過去のことを懐かしんだり悔やんだりすることがあります。また、未来に対しては多かれ少なかれ期待しながら生きているでしょう。それらは時間の流れを意識しているからこそできることですね。