「NO」と言えなくて疲れていませんか?
予定が立て込み、無理にスケジュールを重ね、疲れてしまうこともありますよね。楽しい時間を過ごす一方で、お誘いのなかにはあまり気が向かない時や、物理的に時間の確保が難しいことも。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
きちんと「断る」ことで得られるもの
スケジュールに追われ、必要以上の忙しさや疲れを感じている人。断り上手になることで、無理のない自分の予定管理ができるようになり、自ずと心に余裕も生まれます。
自由な時間を確保することで、「前から気になっていたあの場所に行ってみよう!」「久しぶりにゆっくり映画を観てみようか」など、新しい何かに挑戦する気持ちや、心のパワーチャージなども出来るように。
また“上手に断る”ことを意識することで、自分の時間を確保できる他にも、本当の気持ちを素直に伝えられるようになり、お互いに無理のない計画を立てることができるようになります。相手とのフラットな関係性を築くことにもつながりますね。
心から楽しく一緒の時間を過ごしたい、と思うのは自分も相手も同じ。余裕のあるスケジュール管理のためにも、無理のない約束を心掛けたいものです。
スマートな「断り方」5つのヒント
【1】正直に、素直に。できない理由を明確にする。
相手からのお誘いや依頼にお断りをする時は、可能な限りできない理由を素直に伝えてみましょう。具体的な理由をストレートに伝えることは、相手にも自分にとっても余計な負担にならない一番スマートな方法かもしれません。
「今週は大事な会議があって」「その日は家族との約束があるので」と予定を明確に伝えたり、親しい友人などには「実はいま節約期間中で…」「大人数は少し苦手なんだ」など、一歩踏み込んた返答の方が分かってもらえる場合もあります。ニュアンスは少しずつ変わってきますが、理由を明確にすることで曖昧にならず、相手も理解し受け入れやすくなるはずですよ。
【2】「NO」+代替案 でお断りのフォローアップを
出来ません、行けません、と一言で断ってしまうと、相手にぶっきらぼうな印象を与えてしまうことも。
“NO+代替案”でお断りのフォローアップをすることで、相手への気遣いかつ合理的な交渉にもなります。
例えば、急なお仕事の依頼が舞い込んだ時には「本日はタスクが重なっているので難しそうです。明後日までの納期でしたら可能ですがいかがでしょうか?」など期日の変更についてお伺いを立てるような姿勢を。
飲み会のお誘いなら「今夜は残念ながら参加できないのですが…また今度おすすめの〇〇を教えてください」。親しい友人であれば、「実は最近お酒を控えているんだ。来週おしゃれなカフェでランチ会はどうかな?」など、次の案を提示することで、相手に自分のニーズを伝えることができますね。
【3】ありがとうの言葉と、残念な気持ちを伝える
遊びに誘ってくれたり、お仕事を依頼してくれたりするのは、相手が自分を必要をしてくれているからこそ。
やむを得ない理由でお誘いや依頼を断らなければいけないケースでも「誘ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えることは、とても大切なことです。
ありがとうの気持ち以外にも、「とても行きたいのだけど…」「また次回誘ってもらえたら嬉しいです」など、参加できないことへの残念な気持ちを言葉にして伝えることで、お断りをする際に冷たい印象を与えずにすみますね。
【4】お誘いや依頼は、早めのレスポンスで相手に心遣いを
お誘いや依頼を受けた時、すぐに返答ができない時もあるのではないでしょうか。例えば、他の予定がまだ調整できていない、体調に不安がある、参加しようか迷いがある、など。
そういった時には保留中の理由と合わせて「○○日までにお返事をします」と具体的な日にちを伝えることで、お誘いしてくれた相手にも心遣いを。相手は自分の返事を待ってくれていることを忘れずに。
「今回は難しそうだな」と感じた場合には、先延ばしにせず早めに回答するのが理想的。早めのレスポンスがあれば、相手方も「他の誰かを」または「別日に」など、調整できるかもしれませんね。
【5】必要であれば話し合いの機会をつくる
家庭内のことや職場の難しい課題など、タイトなスケジュールや依頼が日常的に続き、自分のカラダや心の健康のためにもゆとりが必要だと感じた場合には、自分の気持ちを正直に伝える機会をつくってみましょう。
断る以外にも、協力を促したり自分の置かれている環境を理解してもらったりすることで、自分一人で抱え込みすぎることなく、心がすっと楽になるはずですよ。
相手との関係性や断った時の反応を気にして、なかなか「NO」と言えないシーンもあるかもしれません。「断ったら失礼にならないかな…」と本音を伝えられないこともありますよね。