大人になってから勉強したことありますか？
人によって、勉強する理由はさまざまです。学ぶことは、わたしたちを確実に成長させてくれます。時間を効率的に使い、目標に向かってモチベーションを保ちながら勉強していくための小さなヒントをご紹介していきましょう。
資格試験や語学の学習。まずは勉強をはじめてみよう！
資格試験や語学の勉強というのは、地道に少しずつ、机に向かって勉強しなければならないものです。でも、大人の勉強では、学生時代のように、まとまった勉強時間を作ることは難しいですよね。
時間が作れたとしても、日中の仕事や家事、育児など、勉強以外の部分で体と心が疲弊しきってしまって勉強に集中することができないというのも、大人には往々にしてあることです。
自分の内面を磨くためにも、学ぶ習慣を作ることはとても良いことです。知的能力が向上するだけではなく、忍耐力や向上心なども育むことができます。長く続けて学習していくために、土台作りを頑張ってみましょう。たとえ、三日坊主に終わってしまったとしても、少なくとも、その三日は頑張ったという実績が出来上がります。まずは、勉強を始めてみることが大切なのです。
勉強を長続きさせる、小さなコツ
勉強できる環境を整える
ダイニングテーブルで
ダイニングルームは勉強するにはとてもいい環境です。多くのご家庭では、ダイニングテーブルは広々としていますし、座り心地のいい椅子もあります。テーブルを明るく照らす照明も完備されていることが多いでしょう。勉強を始めようと思ったらすぐに始められるのがダイニングルームなのです。
思い立ったときにすぐに勉強できるダイニングテーブルは、きちんと片づけられたテーブルです。読みかけの手紙やさっき買ったばかりのお菓子など、置きっぱなしにせず、ダイニングテーブルはいつでも広い状態を保つように努力してみましょう。勉強道具をダイニングテーブルの近くに置いておくのもいいですね。すぐに始めようという気持ちになれます。
家事室で
家事室は勉強だけをする場所ではありません。いろいろな作業をスムーズに行うためには、勉強道具はコンパクトにひとまとめにしておく必要があります。
手元が暗くなってしまうときには、お洒落なデスクライトなどを購入してみると、勉強気分がぐっと高まります。
子どもの学習机を借りて
日中、子どもが学校に行っている時間に子どもの学習机を借りて勉強するのもおすすめです。子どもの帰宅時間は決まっていますから、その時間までにその日の勉強を終わらせなければならないという締め切りも設けることができます。
学習用の机ですから、長時間座っていても疲れにくいというメリットもあります。昼間の時間、ママにも机を貸してね、と一言添えておくと、子どもも机を片付けようという気持ちになります。せっかく購入した学習机ですから、最大限に活用してみたいものですね。
図書館の学習スペースで
家だとついだらだらしてしまってなかなか勉強できないという人は、外に出てみると気持ちの切り替えスイッチが入ることがあります。図書館の学習スペースは静かですし、周りにも勉強している人がいて、自分も頑張らなくてはという気持ちになれそうです。
図書館の学習スペースは人気があるので、時間帯によっては満席になってしまうことも。近所の図書館以外にも行くことができる図書館をいくつかピックアップしておくと安心です。
お気に入りのカフェで
カフェで勉強する大人は案外多いものです。しーんとしているよりも適度なざわめきがある方が心地よく感じる人は、お気に入りのカフェを見つけて勉強場所とするのもいいですね。カフェで勉強する場合は、広めのテーブルの席を確保できるようにするのが、しっかり集中して学習するポイントになります。
あまり長い時間、カフェにいるのは迷惑になってしまうことがあります。短時間で、効率的に勉強できるよう、勉強する範囲を決めて取り掛かるのがおすすめです。
勉強のための時間を見つける
早起きして朝の時間を勉強に
学習時間をいかに確保するかということは、大人の勉強を続けていくうえでとても大切なことです。朝、いつもより30分早起きして、勉強時間に充てると、朝の勉強を習慣化させることができるようになります。
通勤途中の隙間時間に
通勤途中の電車の中も重要な勉強時間です。電車の中ではテキストを読んだり、単語帳やノートにまとめたことを反復して学習したり、書く行為が必要のない勉強に充てるといいでしょう。
大人ならではの勉強時間として、車での通勤時間があります。窓を閉めた車の中は個室と同じです。スマホなどに学習事項を音源として録音しておき、音楽を流す代わりに耳での学習に充てるといいですね。語学学習でしたら、一緒に発音してみることもできますね。
自分で決めた時間に毎日
毎日22時から1時間だけ勉強する、というように、時間を固定で決めてしまうのもいい方法です。そこまでは自由時間として、しっかり休息し、22時になったら集中するというようにメリハリのある生活をすることができるようになります。
続けるためのモチベーション維持の方法を見つける
インスタグラムで仲間を見つける
インスタグラムでは「#大人の勉強垢」、「#主婦の勉強垢」など勉強でつながっている人たちが多くいます。同じ目標に向かって勉強している大人を見つけると、自分ももっと頑張ろうと思えるものです。自分では考えつかないような良い学習方法を知るきっかけにもなります。
スタディプランナーやガントチャートで勉強を見える化
勉強している現状を目に見える形で残していくと、モチベーションアップにつながります。市販のスタディプランナーやガントチャートなどを使って、毎日の記録を取ってみましょう。成果を見える化することで、自分の弱点やなまけ癖なども見えてきます。
勉強に小さなご褒美を
自分で決めた勉強ができたら、小さなご褒美を用意しておくのもいいですね。美味しいスイーツはとてもお手軽なご褒美。カロリーオーバーにならないように気を付けつつ、脳に栄養を送ってあげましょう。
普段よりちょっぴりリッチな美容アイテムを使うのも、素敵なご褒美ですね。自分を甘やかすところと、厳しく締めるところ、どちらも上手にコントロールできれば、本当の大人といえそうですね。
具体的な試験日を決める
人は締め切りがないとどうしても怠けようとしてしまうもの。いつかのための勉強よりも、この日までにやらなければならない勉強という風に具体的な締め切りがあった方が、勉強のスケジュールも立てやすくなります。
短時間の集中を繰り返す
体が疲れていると、長時間集中するのは難しいですよね。そんなときは、短い時間での集中を何度か繰り返すように計画してみましょう。1時間みっちり勉強するのが難しくても、15分を4回なら、案外すんなり達成できるものです。
短時間ずつ勉強していくときは、区切りのいいところまでとするのではなく、あえて問題を途中の状態のまま終わらせる方がいい場合もあります。次に勉強を再開するとき、新しい問題に入るのではなく、先ほどの続きから考えればいいので、スムーズに集中していくことができるのです。
気分がアガる文房具をチョイスする
お気に入りのノートに丁寧に記していく
子どもの頃は決められた、いわゆる学習用のノートを使っていたものですが、好みのノートをしっかりと吟味して使うことができるのは大人の勉強の醍醐味のひとつです。
すこし高価なノートで学習を始めれば、途中で投げ出したくなる気持ちは薄れるはず。何万円もするものではありませんから、気に入ったものを購入してみましょう。
ペンは書きやすく、使いやすいものを
ペン類は書きやすく、使いやすいものが一番です。安価なものでも、手に馴染み、使いやすいものはたくさんあります。筆圧の強さ、ペンの持ち方など、人それぞれ違うので、自分の手にぴったりくるものを探してみましょう。
シャーペンや鉛筆よりボールペンの方が書きやすければ、どんどんボールペンで記入していきましょう。修正テープなどを使うのが面倒であれば、斜線などでささっと消してそのまま横に書いてしまうのでもOK。きれいにまとめた見栄えの良いノートよりも、学習したことを頭に叩き込むために作られたノートの方がカッコいいものですよ。
シールやスタンプ、マーカーを活用してノートを見やすく
淡々とノートを書いていると、だんだん飽きてきてしまうことがあります。ノートを見やすく、生きるノートにするために、シールやスタンプ、マーカーなど気に入ったものは使ってみましょう。
緑のラインマーカーよりも赤のラインマーカーの方がいいなと思う人もいます。実際に書いてみたり、暗記用シートを使って隠してみたりしないと、どちらが自分に向いているのか分からないこともあります。勉強は試行錯誤の繰り返しです。まずは、トライしてみて、ちょっと違うなと思ったら別のアプローチを考えてみるのも素晴らしい学習経験のひとつになります。
大人だってまだまだ勉強できる！一緒に頑張ってみましょう
忙しいから、眠いからというのは自分に対する言い訳にしかなりません。勉強のための時間は作るもの。細切れの時間でも、毎日積み重ねていくことで、膨大な時間になります。勉強して、成果を得ることはわたしたちの心を満たすことにつながります。どんどん新しいことを学んで、自分を磨いていきましょう！
学生の頃は与えられるまま、なんとなく勉強していたという人、実は多いのではないでしょうか？大人になってからの勉強は、「勉強したい」という強い思いに支えられてするものです。