好奇心を満たし、人生をもっと楽しくしてくれる「深掘り」
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興味を持ったことを学び、より深く理解しようとする「深掘り」。自分でやってみようと思ったけれど、難しくて諦めてしまった、というのはよくあることです。しかし深掘りを楽しむことができれば、考え方が柔軟になり、新しい視点も得られて、もっと楽しい人生が待っているはず。そこで今回は、飽きずに楽しく続けられる深掘りのための方法をお伝えします。何かに興味を持ったなら、その時が深掘りを始めるベストタイミングです♪
- 寝るとき何着てる?心地よい睡眠へと誘うパジャマの話キナリノ編集部
ただ学ぶだけじゃない!「深堀り」する3つの魅力
「楽しい」気持ちがつながっていく!
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特に「毎日が同じことの繰り返し」「最近心が揺さぶられることがない」と感じている方にとって、深掘りは活力をくれる新たな楽しみ。興味のある物事を調べていくと、「これはどうなんだろう?」「あれはなぜなんだろう?」と次から次へと疑問がわき、その謎を追うのに夢中になっていきます。楽しいことが増えれば、時間を作るために生活にもメリハリが生まれ、毎日がもっと楽しく感じられるはずです♪
物事を多角的に見られるようになる
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通常のメディアやネットで触れられるものだけでなく、より幅広い情報に当たることもある深掘り。物事を深く、客観的に、多角的に見られるようになるため、新しい「気付き」を与えてくれることもあります。それまで”普通”だと思っていたことが違っていたり、自分は思い込みを抱いていたんだと分かったり。大人になると凝り固まってしまいがちな考え方を柔軟にほぐすためにも、深掘りに挑戦してみましょう。
身の回りのすべてを、もっと大切にしたくなる
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物事を深掘りするということは、その背後にある出来事や人の想い、歴史など、目に見えないものまで知るということ。それまでなんとなく見てきたものが持つ背景を知れば、ひとつひとつ、1日1日が、より大切なものに感じられます。丁寧な暮らしを目指している方にも、深掘りは役立ってくれるはずです。
1.まずは何を知りたいのか明確にしよう
自分が本当に興味を持っているものは何?
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深掘りしたいテーマがぼんやりしていると、上手く学びたいことにたどり着かず、挫折につながってしまうことも。まずはどんなテーマを学びたいのか、テーマの中でもどんなところに心をひかれているのか、ある程度範囲を決めて明確にしておきましょう。
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関連するキーワードもチェック
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考えてみたけれど、本当に興味のあるものが「よく分からない」「はっきりしない」という時は、関連するキーワードを思いつくままに書き出してみるのもおすすめです。周辺に目を向けてみると、案外考えていたのとは違うところに、学びたいテーマが見つかるかもしれません。知りたいものがはっきりした後は、そのテーマを中心に据えて深掘りをはじめましょう。
2.どうやって学ぶかを考えよう
ニッチで古いテーマを幅広く知れる図書館
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深掘りしたいテーマは見つかったけれど、どうやって調べたらいいか分からない!と言う時は、まず図書館を訪れてみましょう。図書館にある文献や専門雑誌、新聞といった出版物に当たってみると、インターネットで調べても出てこないニッチなテーマや古い情報に触れることができるうえ、たくさんの文献から幅広い情報を網羅することができます。
ネットなら関連するテーマの検索もラクラク
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インターネットを使えば、図書館よりもさらに簡単にテーマについて知ることができます。インターネットの利点は、関連する情報を次々と知れること。興味の幅を広げたり、もっと興味のわくものが見けられたりするかもしれません。また最新の情報も得られるため、最新情報が重要なテーマについて深掘りする時にも便利です。一方で、インターネットは誰でも書き込むことができるため、本などの出版物に比べて信頼性が低い点には注意も必要です。
博物館や美術館へも足を運んでみよう
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生物、化学、歴史、アートなど、選ぶテーマによっては博物館・美術館へ行くのもおすすめです。展示物とキャプションで分かりやすく解説してくれるので、訪れる際は常設展や企画展でどんな展示が行われているのか要チェック。ギャラリーツアーやワークショップなどに参加すれば、直接学芸員やアーティストに話を聞くチャンスもあり、さらなる深掘りにつなげることができます。
3.いろいろな角度から深掘りしてみよう
改めて理解しようとすることも、立派な深掘りです
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興味があると思っていても、そのテーマについて上辺しか知らなかったり、きちんと仕組みを理解していなかったりすることもあります。自分でそのテーマについて上手く説明できない場合や、理解が足りていないと感じる場合は、改めて学び直してみましょう。正しい理解を得ることも深掘りのひとつであり、そこからさらに新たな疑問やテーマが生まれるかもしれません。
色々な観点からテーマについて知ろう
歴史や因果関係をじっくり学ぶ
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ほとんどの物事には、現在の状態に至るまでの歴史があります。深掘りするなら、まず歴史を知ることは欠かせないでしょう。なぜそれが始まったのか、どんな変遷を経て、どうして今の形になったのか。そうした歴史を理解するために、当時の時代背景、携わった人々の生涯などにも踏み込んでみると、より面白いかもしれませんね。
「なぜ?」「どうして?」を次のテーマへ
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調べたり学んだりしていると、今まで知らなかった一面や、初めて見つけた事実に出会うことができます。しかしそうした発見があるたびに、新しい「なぜ?」「どうして?」という疑問が生まれるのも、深掘りの魅力のひとつ。少しでも疑問に思ったことをまた次のテーマに据えて、さらに深く学んでいきましょう。
専門家や第一人者のSNSをフォローしよう
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深掘りしたいテーマの専門家や第一人者と呼ばれる人たちのSNSは、精度の高い最新情報を提供してくれます。ですのでSNSをフォローすることも、気軽に始められる、深掘りの方法のひとつ。すべての情報が正しいとは限りませんが、あなたの知りたいテーマの中でも最新の情報を、スマホを開くだけで毎日教えてくれます。
4.身近な誰かの力を借りてみよう
自分にぴったりな教室や講座を見つける
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自分で深掘りすることに限界を感じた時は、テーマに関する教室や講座を探してみましょう。その時気を付けてほしいのが、教えてくれる内容の難しさ。あまり難しすぎるとついていけませんし、簡単すぎれば学ぶ必要がなくなってしまいます。また、講師や他のメンバーとの相性、立地、価格などもしっかり吟味して、長く続けられる場所を見つけてくださいね。
イベントや大会に参加する
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イベントや大会など、テーマに関わる集まりがないか探してみるのも、深掘りをする方法のひとつです。同じ、または近いテーマを共有する人たちと出会い、コミュニケーションを取れるので、直接テーマについて尋ねたり、深掘りの方法を教えてもらえたりすることも。自分一人では行き詰まりを感じているという方は、ぜひ参加してみてください。
一緒に深掘りする友達を見つける
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一人で黙々と学んでいると、疲れてしまったり飽きが早くやってきたりする方は、仲間を探すのもおすすめ。一緒に深掘りしてくれる仲間がいれば、自分で学んだことを共有し合ったり、感想を交わしたりして、より理解を深めることにもつながります。
5.アクションを起こしてみよう
現地ならではの風を感じる
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テーマが実在する場所に関わりのある場合は、ぜひ現地へ旅行してみてください。あの事件が起こった場所、あの歴史的人物が過ごしていた生家、その土地ならではの風土…雰囲気や景色、香り、気候など、現地でしか感じられないものはたくさんあります。
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できるなら1日の滞在ではなく、数日や1週間など、少し長めの滞在をしてみて。現地の風に当たり、現地の食べ物を食べ、現地人の一人のように過ごしてみれば、テーマについてもっと理解できるようになるかもしれません。
自分を通してテーマを消化する
表現しながら想像力と創造力を働かせて
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アートや音楽、デザイン、料理といったテーマを定めた方は、ぜひ自分でも表現に挑戦してみてください。その際には、できるだけ知りたいテーマに近い環境、素材、道具などをそろえてみるのがおすすめ。いつもとはちょっと違った空間で想像力と創造力を働かせることで、「当時はこうやって作ったのかな」「あのアーティストはこんな気持ちだったのかな」と深掘りすることができます。
学んだことを自分なりにまとめる
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学生時代の勉強では、復習が大切だと言われましたよね。学んだことを改めて自分でまとめてみることで、同じように理解を深めることができます。方法はなんでもOK!ノートに箇条書きにする、文章にする、動画にする…あなたにとって一番やりやすい方法でまとめてみましょう。
「深掘り」すると、世界が広がる
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どんなテーマであれ、深掘りするだけで楽しく、人生はもっと楽しいものになります。深掘りの中で得た知識や視点は、あなたのまわりの世界を広げ、もっと素敵に見せてくれることもあるでしょう。今回ご紹介したような、楽しく気軽に学べる方法を見つけて、あなたの心に決めたテーマを深掘りしてみてくださいね。
もし「なんとなく」でテーマが決まっていたとしても、「なぜ自分はこれに興味があるんだろう」「いつから深掘りしたかったんだろう」と興味を持ったきっかけを思い出してみてください。本当に興味を持っているテーマの輪郭が見えてくるかもしれません。