お酒をおいしく飲むために知っておきたい事
暑い時期の「ぐいっと一杯」のリスク
体の水分を奪ってしまうアルコール
アルコールには利尿作用があり、体を脱水させてしまう働きがあると言われています。「汗をたくさんかいて喉が乾いたから」と、水分補給のつもりでお酒を飲むと、さらに体がカラカラになってしまうのです。暑い時期に外を歩く時は水分補給に気をつけていたのに、屋内に入ったからと油断してお酒を一気に飲んでしまう事で脱水して気分が悪くなる…というケースも起きやすいので、汗をかいた後は特に「お水」を一緒に飲むようにしましょう。
トイレの回数や状態でコントロール
喉の乾きの他、体の水分量のバロメーターがトイレ。お手洗いに行く回数がいつもより少ない、尿の色が濃いなどの状態が出れば体が脱水している可能性があります。そんな時はお酒はストップして、水やノンカフェインの飲み物に変えましょう。
お酒と同量の水を飲む事で脱水を防止
「お酒の席=飲み物は全てアルコール」と思いがちですが、飲み慣れている人は間に水を飲んでいます。目安としては、「お酒をコップ一杯飲んだらお水もコップ一杯」という風に、アルコールと同量の水を飲む習慣を。
一度のお酒の適量は「1ドリンク」
国によって、一度の飲酒で適正なアルコール量の目安が設定されています。日本の場合、1ドリンクは純アルコール量が9~12gとなっています。アルコールの分解量は体質や体格に影響されるので、一般的に壮年の男性が2ドリンク、女性やお酒に弱い人は1ドリンク程度までがおすすめです。
おつまみはアルコールの吸収を遅らせる物がおすすめ
アルコールの多くは腸で吸収されるので、体のために吸収を遅らせる働きがある物を飲み始めに食べておく事がおすすめ。その働きを期待する上で一番理想的なおつまみは「チーズ」です。油分を取るという意味ではマヨネーズやオリーブオイルの入ったソースが使われたメニューも良いでしょう。
お酒が進む塩分が効いたメニューには注意!
塩の効いたおつまみはお酒との相性が良いのですが、塩分を取る事で体が水分を欲しがり、それをお酒で補ってしまうと脱水が進みます。塩味の濃い物は食べすぎ・飲みすぎを起こしやすいので要注意です。
ビールの他、口当たりの良いチューハイなどは特に、気温が高い時は喉を潤すためにぐいっと飲み干してしまいがちですが、実はそれは危険な飲み方です。